2021/11/29

第6回全国大会反省会

 月末に「さすがに一ヶ月更新ゼロはまずい」と焦りながら記事を書くべく筆を執る。こんばんは、シルエットです。

 久しぶりの更新は、前回記事とは打って変わってのハチナイプレイ記事でございます。


 11/22~11/28に行われた第6回全国大会。ハチナイに加盟する数千の高校が『最強』の座をかけて、争う真剣勝負イベント。「勝利のため、凱旋報酬のため、地元のため……etc」、参加する監督は様々な思いで高校の所属地区を選び、戦いに身を投じます。

 全国大会であるが故に、現実の甲子園同様、どうしても「勝ちやすい地区(≒過疎地区)」「勝ちにくい地区(≒強豪地区」が生まれてしまうもの。

 僕の地元である福岡は、第1回・第5回と二度の全国制覇の過去もあるそこそこの強豪地区。勝ちにくのは容易でありません。しかしながら、我が校もとい「幻影学院大学附属高校」は今大会も福岡県所属でエントリー。猛者集う九州の地で、全国制覇を狙いました。


 ……いや、全国制覇はちょっと過言。だいぶ過言。

 前回大会までのベスト記録は強豪校ゴールの福岡県151位。全国どころか地区大会にカスリもしていない事実。

 というわけで、今大会では地区大会出場と名門校ゴールを目標に戦いました。



 結果からいきますか。今大会の我が校の最終成績は……

福岡県47位!(強豪校)

 と、いうわけで惜しくも目標達成とはいきませんでしたが、自己ベストを大きく上回る成績を残すことが出来ました。

 ただ「名門校ゴール」は果たせなかったのですが、地区大会開幕直後にプレイすることでいわゆる「名門タッチ」と「全国タッチ」には成功しました。


 一時は全国7位なんて記録も。

 一瞬ではありましたが、味わった全国のレベル。まだまだ遠く及ばないものであり、ここで満足せずにもっともっと育成を進めなければならないと痛感いたしました……。



 さて。

 良い結果が出たということは、選手も良い成績を残したということ。

 恒例ですね、早速主要タイトルを見ていきましょう!

○投手部門○

☆最優秀防御率投手賞

倉敷舞子 防御率2.05(3)

☆勝率第一位投手賞

倉敷舞子 勝率.903(初)

☆最多勝利投手

倉敷舞子 65勝(6)

☆最多三振奪取投手賞

倉敷舞子 654奪三振(6)

※括弧内の数字は受賞回数

 ある意味で予想通り。

 UR舞子先輩が最優秀防御率・最高勝率・最多勝・最多奪三振の投手4冠に輝きました。

 第1回大会から本校の不動のエースとして大車輪の活躍を見せてきた舞子先輩。今大会では83試合に先発し65勝7敗 防御率2.05 WHIP0.97と圧巻の投球。本校の躍進の原動力であったのは間違いないです。
 そして彼女の魅力はやはり「負けないこと」。共に先発を務めた、直江は勝率.556、神宮寺は勝率.667。決して悪い数字ではないですが、やはり舞子先輩の勝率には遠く及びません。
 「負けないエース」とはまさに彼女。
直江太結 25試合 10勝8敗 防御率2.62

神宮寺小也香 7試合 4勝2敗 防御率2.34

☆最多セーブ投手賞

野崎夕姫 5セーブ(初)

☆最優秀中継ぎ投手賞

九十九伽奈 11HP(2)

 中継ぎ投手のタイトルはこのお二人。

 11HPをあげた九十九先輩は「27試合 4勝1敗 1S 7H 防御率2.62」、5セーブをあげた野崎は「24試合 2勝1敗 5S 防御率4.64」。

 中継ぎ投手陣は捕手のUR椎名のCHや舞子先輩の完投能力の高さもあり、登板数があまり伸びませんでした。しかし、限られた登板のなかでしっかり成績を残した2人でした。


 さて、続いては野手部門に参りましょう。

○野手部門○

☆首位打者賞☆

有原翼 打率.522(3)

☆最多安打者賞☆

有原翼 272安打(3)

☆最高出塁率者賞☆

有原翼 出塁率.527(3)

 ある意味で予想通り。

 UR翼が打率・安打・出塁率の3部門でタイトルを獲得しました。第4回大会から不動のリーディングヒッターとして出場を続ける翼。今大会では打率.522 15本 65打点 OPS1.21という成績。打率、安打は1位。OPSも2位という奮闘ぶり。やはり出塁率.527が大きかったようですね。

☆最多本塁打者賞☆

小鳥遊柚 46本(初)

☆最多打点者賞☆

小鳥遊柚 143打点(初)

 URここちゃんとの激戦を制し、タイトルを手にしたのは全試合で4番を務めたUR柚。打率.398 46本 143打点 OPS1.19と、3割30本100打点をクリアしました。

 前回大会では2・3番を務めたURここちゃんに本塁打打点ともにタイトルを奪われてしまいましたが、4番の意地を見せた形に。

 先制・中押し・ダメ押しとありとあるところで欲しい1点をとってきてくれた印象です。

打率.441(2) 44本(2) 121打点(2) OPS1.33(1)

 各部門のタイトルを見たところで、ベストオーダーを見てみましょう。

☆ベストオーダー☆


 前回大会と比べて、だいぶ打線らしくなりましたね。

 欲を言えば3番のUR仙波も100打点にのせて「100打点トリオ」or 30HRを達成して「30HRトリオ」を結成したかったんですが、どちらも成らず。ただ、仙波はここちゃんが返しそびれたランナーを返したり、柚に繋ぐべく出塁したりと幅広く活躍してくれました。

 また眼を見張るのは、先程も書いたここちゃんの成績。なんだか「2番打者最強説」みたいになりましたが、僕は「2番打者巧打者説」を推しています……。

 そして最後に、今後の活躍が期待される新人賞です。

☆新人賞☆

花山栄美

 新人賞にはクリスマス限定の栄美ちゃんが選ばれました。

 出場は最終日の10試合の41打席のみではありましたが、打率.268 3本 10打点 OPS.900とこれに加えてセンターライン・外野の鉄壁をも発動できる守備力。

 長年、本校のセンターは「打てるが守れない」「守れるが打てない」と一長一短でしたが、ついに「打てて守れる」可能性を垣間見せてくれました。

 第7回以降での活躍が期待される選手の一人です。




 と、いう具合に振り返ってきた今大会。

 そういえばチーム成績を書いてなかったので最後に。

 我が幻影学院大附属高校は116試合86勝20敗 勝率.811 チーム打率.349 チーム防御率2.42 726得点 337失点という結果でした。

 大きな手応えを感じた今回。次回以降も慢心することなく、今回達成できなかった「名門校ゴール」を目指して頑張っていきます!!!








●おまけ●

 UR舞子先輩が83登板とかいうとんでもねえことをしでかしたので、成績がイマイチピンときません。

 というわけで、近年のエース級登板数の「26登板」に換算してみるとこんな感じ。

倉敷舞子 26試合 20勝2敗 防御率2.05 205奪三振

 うん、エース。


2021/10/18

ランクマを振り返る

 まだ結果も出てないのに振り返るのは早くないか?

 こんばんは、シルエットです。

 ハチナイ×パ・リーグ6球団コラボの大トリ、「パ・リーグ6球団コラボ記念!熱闘プリンセス杯」が10月14日に開幕し、17日の16時59分を持って閉幕しました。

 全89試合を戦い、そのうちハイスコアだった20試合の合計値で争うというこのイベント。私自身あまり得意としないイベントではあるために、今回はオートなどを適宜使いながら89試合を完走。まあ前回大会とそれほど大きく変動なく終わったのではないかな、という手応えです。

 とはいえ私は所詮ハチナイファン勢なので、振り返りはランキング云々よりも選手の成績云々。

 今回はプレイする端末を分けることできっちり89試合分のデータを採ったので、打撃部門を中心にタイトルを獲得した選手を見ていきましょう!

☆首位打者 :UR逢坂ここ(打率.511)
☆本塁打王 :UR逢坂ここ(46本)
☆最多打点 :UR逢坂ここ(161打点)
☆最多安打 :UR逢坂ここ(214安打)
☆最高出塁率:UR逢坂ここ(出塁率.523)

 ……ここちゃんしかおらんやんけ!

 と、いうことで今大会ではまさかのここちゃんが打者五冠に輝き圧倒的な成績を残しました。これではここちゃんを語って終わりになるので、各部門を細かく見ていきましょう。

 まず打率。ここちゃんは打率.511という圧倒的な成績を残した中で、第5回全国大会で首位打者(.599)に輝いたUR有原は打率.460と規定到達者の中ではワースト2位(ワースト1位は.306のUR舞子先輩)。有原の不振は偏に「CHを使う機会が少なかった」ためでしょう。オートで進行する試合が殆どでしたので、OCは基本UR咲ちゃんのCHに使用し、有原に割くOCはありませんでした。ですので、今大会はまさに自力勝負といった形になり本来の力は出せなかったのかな、というところです。

 ところで打率ランキング2位3位もご紹介。

 2位はURゆかりちゃんで打率.496。3位はUR柚の打率.488。このあたりは結構熾烈な争いでしたね。まずは出塁した上位打線を、柚含むクリーンアップが返して得点。さらに7番のゆかりちゃんが出塁して8番の咲ちゃんが長打で返すという黄金パターン。2番ここちゃん・4番柚・7番ゆかりちゃんとポイントポイントで確実性のある打者が居たのが打線として厚みが出ましたね。


 次にホームラン。ここちゃんの本塁打王は第5回全国大会に続いて2度目。全国のときから長距離砲としての片鱗を見せていましたが、育成が進んだ今ランクマではその能力を遺憾なく発揮した形。本塁打率は驚異の9.35となりました。

 そのここちゃんの後を追ったのが、42本で共に2位となったUR柚とSSR永井ちゃん(入学式前にスカート入らなくなってるやつ)。5回全国大会ではわずか18本と期待に答えられなかった柚でしたが、今回は高打率とホームラン量産を実現。全国大会では奪われた4番の座を、今度は実力で取り戻しました。

 そして語るべくは永井ちゃん。SSRとステータスではUR野手に劣るものの、URと遜色のないHR数。打率は.463とワースト3位ではありましたが、それでも立派な数字。全国大会では守備に不安があり起用が少なかったですが、「私を使え」と言わんばかりの獅子奮迅。5番に座り、柚との連続アーチを幾本も描きました。次の全国大会での5番センターに当確ですね。


 今度は打点。ここちゃんは161打点で打点王に輝きましたが、先程からちょこちょこ書いているように、彼女は2番打者なんですよね……。圧倒的なHR数の影響もあるのでしょうが、2番がチーム内最多打点というのはいささか不思議。

 また、不思議なのはここちゃんだけではありません。打点ランキング2位は159打点の咲ちゃん。彼女は8番です。ちなみに3位は155打点の柚。ここは妥当。

 この歪な打点ランキングは「打順の組み方おかしいんじゃないか」と突っ込まれそうですが、CHとかスキルの兼ね合いとかでこの形が現状一番だと思います。でも本音は2番に最強打者じゃなくて、ミート系のゆかりちゃんを置きたいです。


 そいで、安打。1位のここちゃんは213安打と大台の200を突破。全国大会での有原が208安打でしたので、それをも超えた形。ほんとに秘めたるポテンシャルがすごい。

 これに続くのが199安打の有原と195安打の柚でショートコンビがヒットを量産。有原は惜しくも200安打に届かず。どうしても1番という特性上、打席数が増えるためにヒットを量産しても凡打が目立って打率が伸びなかったのでしょう。柚に関しては……まあ名実ともに4番だなぁ、と。


 最後は出塁率。ここちゃん.523。それに続く.509のゆかりちゃんと.498の柚。まあ打率がほぼほぼ出塁率に直結した形ですね。ハチナイはあんまり四球の頻度が高くないので、こうなるのは致し方なし。



 と、野手の成績を見たところで、今大会のベストオーダーを振り返りましょう。


1(遊)有原 翼   .460 20本 *93打点 OPS1.15
2(右)逢坂 ここ  .511 46本 161打点 OPS1.51
3(左)泉田 京香  .466 24本 *83打点 OPS1.21
4(一)小鳥遊 柚  .488 42本 155打点 OPS1.37
5(中)永井 加奈子 .463 42本 148打点 OPS1.38
6(二)仙波 綾子  .471 35本 124打点 OPS1.32
7(捕)椎名 ゆかり .496 19本 *96打点 OPS1.26
8(三)近藤  咲  .464 38本 159打点 OPS1.38
9(投)倉敷 舞子  .306 12本 *57打点 OPS.810
 (打)朝比奈いろは .467 *0本 **7打点 OPS.980
 (打)九十九 伽奈 .444 *0本 **1打点 OPS1.28

 なんとまあ、驚きの100打点カルテットどころか100打点クインテットですよ。しかも投手以外全員OPS1超え。これは球界の常識が壊れますよ笑

 ちなみにセンターの永井ちゃんとレフトの泉田はSSR(夕日に走ってるやつ)で、それ以外は全員URです。

 ところで投手陣ですが、先発はUR舞子先輩におんぶに抱っこだったので全タイトルを舞子先輩が独り占め。

 506回2/3を投げて防御率3.11、451奪三振、WHIP1.11。比較対象がいないのでなんとも言えませんが、全国大会では疲労度の概念があるので、2枚目の先発の発掘が急務ですね。




 そんなこんなで、またもデータを見てによによする僕はランクマを堪能したのでした。

 おやすみなさいませ~

2021/09/22

文豪と出会った夜

 まさか読書感想文でブログを更新する日が来ようとは。

 こんばんは、シルエットです。

 皆さんは夜寝る前に行う日課などはありますか?例えば瞑想、例えば読書。ある人にはあり、ない人にはない。日課というのはそういうものだと思います。

 かくいう僕は、日課と呼べるほどのものではないのですが、寝る前によくpixivを見ています。主に「#八月のシンデレラナイン」ですとか「#IDOLY_PRIDE」といったタグで検索をかけて、イラスト・小説その両方の新たな作品をチェックしています。

 ただ、確固たる日課たらしめないのは、まだまだ発展途上な両ジャンルが故、毎日新作が投稿されているかと言われると、そうでもないわけです。イラストはまだしも、小説は特に。ですので、寝る前にpixivを開いてはみるものの、目新しい作品はないまま床につくなんてこともザラなわけで。

 そんな感じのゆるふわルーティンの中で、僕は出会ってしまったわけです。文豪に。

 という前書きで今日の記事は、冒頭にもあったように読書感想文。つまるところ、ちょっとすごいとかいう次元じゃない、本当に魂が震えるような作品に出会ったわけでして、せっかくなのでこの思いを記事にして皆様に紹介しよう、というお話。


 今回ボクが出会ったのは、これま氏『失礼な彼と意地悪な彼女の一日 << 乙女たちは唄う』という、ハチナイの二次創作SSです。

 まずこの作品、目を引くのが134,128文字という圧倒的文字数。読了目安:4時間28分ってのも始めてみました。ちゃんとデータを採ったわけではないので、あくまで肌感覚えではありますが、ハチナイのSSで10,000文字を超える作品はそうそうありません。連載作品で累計の文字数が万を超えているものは多々あるかもしれませんが、一話完結の作品でこの文字数はやはり珍しい。

 なかなかこの文字数ですので、読むのも大変だろうということで、さらっと話のストーリーを……といきたいところではありますが、そうもいきません。

 この作品は、実際に読まなければ意味がありません。僕が書くような、所謂「尊いシチュエーション」だけのものではなく、これま氏が綴る一文字一文字を読み解いてこその作品なのです。

 だから読め!読め!!さあ!!!ほら!!!!

 はい、あとは読んだことを前提に進めますね。

 まず僕が最初に心揺さぶられたのは、練りに練られた細かい設定群です。例えば冒頭に出てくる「木下通り」。ハチナイの監督さんであれば「ああ、あそこね」とすぐさま理解できるであろう概念です。もし僕が木下通りをSS内で登場させるならば、さしたる説明もせずに「木下通り」という言葉だけで片付けてしまうでしょう。

 それが、この作品ではどうでしょうか。「木下通り」をまず「この街のオシャレの聖地」という、なんだか小気味の良い言葉でしっかり定義付けを行っています。そしてそこから、木下通りに点在する様々なお店のことや、「路地を挟んだ裏道の先」という新たな概念をも登場させながら、よりリアルに「木ノ下通り」を肉付けしていきます。

 するとどうでしょう。今現在文字を読んでいるにも関わらず、頭の中では何処かのおしゃれな街並みが、まるで映像のように浮かび上がってくるのです。余談ですが、僕は前半部分の描写を天神のあたり、後半部分の描写をヨーロッパのどこかしらの風景で想像しています。あと、そのあとのひだまり駅は、僕の慣れ親しんだ駅で思い浮かべています。何処とは言いませんけど。

 場所の描写が続いてきたあとには空の描写。空はいいですね。雲の様子で天気のみならず、季節や感情をも表現できるので。この作品でももれなく、「快晴」や「春の日和」といった表現で、清々しい華やかな気分がもり立てられますね。

 さて、風景と季節といった想像が済んだところで、今度は人物にスポットライトが当たります。これもまた感嘆の息が漏れるばかり。

 先程の描写の細かさからブレることなく、登場する人々の姿形が恐ろしい勢いで脳内に流れ込んできます。これは二次創作作品ですので、既存のキャラクターであれば立ち絵的なイメージは瞬時につくものです。だからこそ、僕は描写をサボるのですが、この人は絶対にそんなことはしない。それどころか、キャラクターの性格に反しない範疇でアレンジを加え、よりキャラクターをそのキャラクターらしく仕立て上げています。これは本当にひとえに尊敬の念以外ありません。まじで。

 そして人物の描写というのは、服装や髪型だけにとどまりません。台詞内での言葉の使い方や台詞のあとでのキャラそれぞれの反応。それらの要素を巧みに操り、既に確立しているキャラクター像から全くブレることなく作品を作り出しています。前述したように、今まさしく文字を読んでいるはずなのに、明らかにアニメやドラマといったたぐいの映像作品を見ている、そんな感覚に襲われてなりません。

 ちょっと話が右往左往していますが、ここまでで紹介したのは設定や描写といったある種技術的な面。じゃあ、ストーリーはどうなんだよ?という話ですが、これもまたすごい。

 先に申し上げたとおり、13万文字というなかなかとっつきにくい文字数であるにも関わらず、読んでいる間、僕の目と指は止まるところを知らず、0時から2時くらいまでぶっ通しでストーリーを追い続けました。だって先が気になって仕方ないんだもん。

 台詞回しや感情表現が巧みという話をしましたが、それはもちろんストーリーにも深く関わってきていて、無理のない流れで緩急を見せながらも軽快に物語が進展していくのです。登場人物全てが、単なる舞台装置を飛び越えて、確固たる人間として動いているものですから、本当に先が読めなくてハラハラドキドキさせられっぱなし。僕のSSなんかだと、どうしても透けて見える予定調和なんてものも全く見えません。

 ところで僕は、ハチナイの魅力を紹介するときによく「良い意味でも悪い意味でも人間臭いキャラクター」と評するのですが、この作品に出てくる人々はまさに「人間臭い」。たとえキャラクターであったとしても、それは一人間であるがために、上品なところばかりだけでなく、下品だったり下世話だったりの見せない部分を抱えているもんです。それがこの作品では、嫌味なくでもありありと描かれている。人物らの考え方が人間臭いから、ことあるごとに共感して心が近づいてしまうんですね。

 ここまで語ってきた「感情」という点。これも例外なく、深く深く考えられた上で物語られています。ハチナイというジャンルの性質上か、「悩み解決」という部分はある意味で切っても切り離せないものかもしれません。しかしながら、悩みとは思い煩う心の苦しみであって、そう簡単に解決できるものではありません。僕のSSでありがちなんですが、監督がひょんなことを言って、その一言に救われるなんて展開。書いてるときは「あは~~~~かんとくかっけ~~~」みたいになってるんですが、あとから読み直すとどうしても作者(=僕)の浅はかな考えが透けて見えて、ダサく見えるんですよね。だって言葉に深みがないもん。それはやはり知識と想像力が足りないからなのでしょう。

 それが、この作品にはない。まーったくない。ゼロ。一見ひょんな一言であっても、その言葉の裏にはものすごい奥深い感情が渦巻いていて、それをひっくるめた結果。そういう言葉で悩みを解決の方向へと導いているわけです。見かけ上は一緒に見えるけれど、深みってやつが段違いなわけですよ。

 




 と、いった具合にとりあえず書きたいことは全部書けたのですが、つまるところどういうことかといいますとね。

「高解像度の映像が脳に流れ込んできてたまんね^~」ってことです。

 あと同時に「自分もこれぐらいしっかり考えと文章を練って執筆をしなければならない」とも思いました。

 皆もいろんな作品を読んでみましょうね!

 おやすみなさい~

2021/08/31

第5回全国大会を振り返って

 8月の更新がゼロだなんて事態だけは避けたかった。

 こんばんは、シルエットです。今日はハチナイ記事です。


 8月23日から29日かけて開催された第5回全国大会。今大会は「ムードメーター」という新機能の研究が進む中で、新たな要素として「タグ」が追加されたこともあり、今までとは一味違った盛り上がりを見せました。

 全国の舞台でしのぎを削る名門校の監督さんは手に汗握る熱戦を、今までは苦汁をなめ続けていた中堅校の監督さんは晴れて強豪校の仲間入りを果たすなど。かくいう私もNPCをひたすら殴っていた前回大会とは打って変わって、考えられる最高のオーダーで福岡県の猛者と戦っておりました。

 まず結果を申し上げると、5回目にして初めての強豪校入りを果たし、福岡県151位という成績を残しました。

 過去最高の成績を残せたことは非常に喜ばしいのですが、しかしながら期間中のモチベーションの低下もあり、最大180試合のところわずか98試合しか消化することが出来ませんでした。もし最終日までしっかり走り抜いていたならば、もう少し良い結果が得られたのではないか、と少しばかり後悔しています。

 なぜモチベーション低下が起こってしまったのか、と自ら考えたところ、やはり「色気を出してしまった」ということに尽きると思います。URの枚数は揃っているものの、育成はまだまだ不十分な本校。本来であれば「負けてもともと」というスタンスで試合に望むべきだったのですが、なまじ過去最高の勝利ペースで中堅校から強豪校まで駆け上がってしまったものですから、負けるごとにフラストレーションを溜めてしまったのです。

 もちろん「色気」というのはそれ以外にもありまして、「守備が大事だから」と打率が1割台に低迷する野手を使い続けたり、慢心からくるCHの発動忘れたりといった幾多の采配ミス。まさに負けるべくして負ける状態に陥っていました。

 初の強豪校入りを果たし嬉しい反面、まだまだ反省点も多い。そんな第5回全国大会でありました。



 さてさて。湿っぽい話はこれぐらいにして、今大会の選手の成績を振り返っていきましょう。成績を見るのが一番楽しいですよね。

 今回はいわゆるベストオーダー形式でご紹介。「え、この打率でベスト?」と思われる選手は僕が意固地になって使っただけなのであしからず。

 それでは参りましょう!

1(遊)有原翼            
 .590 13本 40打点 OPS1.33
2(捕)椎名ゆかり
 .358 11本 46打点 OPS0.85
3(右)逢坂ここ
 .409 44本 142打点 OPS1.33
4(一)小鳥遊柚
 .379 23本 102打点 OPS1.04
5(ニ)仙波綾子
 .345 33本 81打点 1.01
6(左)宇喜多茜
 .286 4本 22打点 OPS.700
7(三)近藤咲
 .342 32本 79打点 OPS1.05
8(中)中野綾香
 .195 8本 19打点 OPS.520
9(投)倉敷舞子
 .152 0本 7打点 OPS.360


 と、いった具合に。まず目を引くのはリーディングヒッターのUR有原の打率5割9分。夢の4割を優に超えています。CHは確定出塁とはいえど、OCの兼ね合いで発動できなかったことも多かったなかでのこの成績。やはり有原はすごい。

 それに並んで目立つのは、3番を打つUR逢坂。わずか98試合ながら44本のホームランと3倍打点ニキもニッコリな142打点を積み上げるという圧倒的なクリーンナップ。その後を打つ小鳥遊が少しかすみます。

 そして目をみはるのはセンター中野の成績。一応守備の人、という形で起用していたのですが、いくらなんでもな状態に。一応そこそこ守備も出来て打てて……という選手を考え、中野・草刈ルナ・花山と起用したのですがイマイチぱっとせず。そんななか、終盤の数試合に玉砕覚悟で起用した永井は打率.324 1本 4打点というそこそこの成績。やっぱり守備よりも打撃を重視するべきでしょうか。激打が正解……?

 また、レフトもなかなか固まらなかった。今回最多出場はフェス宇喜多でしたが、対蝶属性×という弱点を抱える彼女は、蝶属性投手の先発が予想されるときには柊にスタメンを譲りました。代わって出場の柊は打率.298 4本 21打点とこちらもそこそこの成績。次回までのレフトが決まらなければ今後もこの二人を併用していこうと思います。

 あと、ここには書けなかったのですが、代打の切り札として活躍した九十九。2割5分打てば成功と言われる代打の中で、驚異の打率.412 2本 7打点という活躍。継投時の代打のみならず、試合の流れを変える一打をも放った彼女は影のMVPです。


 といった様子の野手陣に続いて、今度は投手陣。


(先)倉敷舞子
 520回1/3 防御率2.92 408奪三振 WHIP1.22
(先)神宮寺小也香
 65回2/3 防御率3.58 71奪三振 WHIP1.26
(先)直江太結
 52回2/3 防御率2.91 21奪三振 WHIP1.23
(継)九十九伽奈
 105回2/3 防御率3.58 71奪三振 WHIP1.15

 ちゃんと勝ち星とかHPとか記録しておけばよかったなあ、と思いつつ。

 やはり今大会も大車輪の活躍を見せたのはUR倉敷。疲労度の関係もあって1日10試合ほど先発を努め、超打高の全国大会を防御率2点台でゴール。

 さらにそのあとを継ぐのが神宮寺・直江の両投手。直江は強豪校に上がるまで、神宮寺は強豪校に上がってから短いイニングながらしっかりと試合を作り、中継ぎに託すという仕事を全うしてくれました。

 そして初めて日の目を浴びた中継ぎ投手は九十九。絶対的安定感からセットアッパー、ロングリリーフもなにからなにまでこなす超万能投手。その凄みはWHIPに現れてます。




 さてさて。こんな具合。

 結構全国大会期間中はイライラが募っていたんですが、いざ選手たちの成績を見ると「やってよかったなあ」と気持ちになりますね。第6回ではもう少し選手の育成をするとともに、慢心なく、チャレンジャーの気持ちで向かっていきたい所存です。

 投げやりぶった切りな記事にはなりましたが、このあたりで。

 おやすみなさいませ~

2021/07/04

サヨナラから始まる物語

 アニメ・IDOLY PRIDEを一気観しました。

 こんばんは、シルエットです。


 前回の記事で『次回は今僕がハマってるIDOLY PRIDEネタで記事を書きたい』なんて書きましたが、有限実行していこうと思います。

 というわけで紹介するのは、今僕がハマっているアイドル育成系ポチポチゲームのIDOLY PRIDEです。

 サイバーエージェントグループ、ミュージックトレイン、ストレートエッジによるメディアミックス作品で、飽和傾向にあるアイドルモノに一石を投じるような作品……かもしれません。

 僕は生憎アイマスやラブライブといった有名アイドル系作品を見ていませんので、比較は出来ないのですが、アイドルモノにしては随分重々しい印象の作品。実際にホームページを見ていただければわかるのですが、トップに踊る文言は「舞台裏のドラマが、ステージを輝かせる」といきなり裏を示唆。

 そして紹介文をホームページから一部引用しますと、

アイドルという「空間」をつくっていく喜び。
その過程では、誰しも汗を、涙を、時には血を流している。
それでもアイドルを続ける。
最初からスポットライトを浴びる人なんていない。
誰しもみんな、弱かった。
屈しないものだけがアイドルの最高峰へたどり着く――。
これは、大きな夢と、過酷な現実を前に青春を駆ける、切なくも熱い、アイドルたちの物語。

 と、アイドルが持つ華やかさというよりはどちらかというと、頂点を目指すもの達の泥臭さとか、そういうものを感じさせる雰囲気。

 しかも、そういう重々しい雰囲気はサービス開始前のキャラ告知画像にも現れていて、可愛らしいキャラがそれぞれ苦々しい顔をしていたもんですから、一部では「うんこ堪えてそう」「なんなら漏らしてそう」とか言われてました。

 じゃあどういうストーリーなのさ?という話です。

 大まかにかつ僕なりにあらすじを説明しますと


 アイドルをAIが評価し、その価値を定めるVENUSプログラムが作られ、アイドル戦国時代と呼ばれる頃。星見市という関東郊外の小さな芸能事務所、星見プロダクションから「長瀬麻奈」というアイドルが誕生する。華々しいデビューを飾った彼女は、またたく間にトップアイドルへの道を駆け上がっていく。その過程、新人アイドルの登竜門であったNEXT VENUSグランプリの決勝へ。グランプリに優勝すれば、アイドルとしての成功は約束されたようなもの。人生を決める勝負へ臨む前、会場への移動途中に彼女は交通事故により帰らぬ人となり、そしてNEXT VENUSグランプリの決勝のステージの幕も上がることはなかった。
 長瀬麻奈の死去から3年後。彼女のクラスメイトかつマネージャーであった牧野航平は、「決勝の舞台に立つまで成仏できない!」と霊と化した長瀬麻奈と共にマネージャーとしての日々を送っていた。そんな彼に新たなアイドル候補が預けられる。長瀬麻奈の妹・長瀬琴乃、長瀬麻奈とそっくりな歌声を持つ川咲さくら。来るNEXT VENUSグランプリの復活に向けて、再び牧野はトップアイドルの育成を目指すこととなる――

 ってところでしょうか。

 まとめる過程で若干齟齬が発生している感も否めませんが、大筋はズレていないと思います。

 もしここまでで「興味が出たな~」って人はここでこの記事を読むのをやめて、アニメを見てみることをおすすめします。

 ここからはアニメ最終話のネタバレをゴリゴリ入れていきますので!!!



















 はい、忠告しましたのでここからは最終話・12話のネタバレ感想です。

 まず一口に、ギャン泣きしました。牧野くんと麻奈ちゃんのラストシーンはもう涙なしでは見れないでしょ。

 大まかなあらすじを語りますと、なんやかんやでNEXT VENUSグランプリ優勝を果たし、ウイニングステージに立つアイドルたち。その間に牧野は会場を後にし長瀬麻奈と、そして霊体の長瀬麻奈と出会った高校の教室へと走ります。長瀬麻奈が霊体として現世に留まれる時間はもう残り僅かでした。
 あのときと同じ、教室の窓際に立っていた麻奈は牧野に彼女の本当の願いを語ります。それは「牧野航平をトップアイドルのマネージャーにすること」でした。牧野は「なぜ自分だったのか」と問い、麻奈は様々言葉を紡ぎながらも「キミが好きだったから」と想いを吐露します。牧野は衝撃を受けると共に「俺はマネージャーだから」と自分の想いを封印してきたことを滲ませます。そんな牧野を見て「キスでもしておけばよかったね」と麻奈は生きているときには出来なかった口づけを牧野と交わし、そしてこの世界から姿を消してしまいました。最後に、妹・琴乃に「まだまだ先は長いよ」と言葉を残して。

 はい、もうギャン泣き。それまでの過程でどことなく麻奈ちゃんが牧野くんを好いていたことは示唆されていました。それが、最後に牧野くんに伝えられたこと。そして真面目な牧野くんはそれでも「アイドルとマネージャー」という立場を崩そうとはしなかったこと。最後に、本当の別れを前に口づけを交わせたこと。

 こんなもん泣くしかないでしょ!!!!!!!!

 しかもこの場面で流れているのは、長瀬麻奈の最期の曲。「song for you」。これは麻奈ちゃん曰く妹の琴乃に向けての曲だそうですが、その歌詞を読み解くと、それと同時に仄かに牧野くんへの想いも込められていたことが見て取れます。

『わたしの わたしの 一番近くで いつでも いつでも 見ていて くれたね
 あなたと 過ごした かけがえのない日々に 贈るよ 「ありがとう」』

 勿論肉親である琴乃はずっとずっと姉を一番近くで見ていたと思います。しかし、アイドルとしての長瀬麻奈を一番近くで見ていたのは、マネージャーという立場で舞台袖から見続けていた牧野くんでしょう。

 そしてグランプリ決勝で歌う予定だったこの曲。会場まで牧野くんと別々に移動することとなった麻奈ちゃんは、「絶対に見に来てね」と牧野くんに念を押していました。つまり、琴乃と同時に牧野くんにもこの曲を届けたかったわけです。

 そういう麻奈ちゃんの想い全てが詰まった中でのお別れ。

 そして、場面はかわりアニメでのラストライブ。

 「サヨナラから始まる物語」をイマのアイドルたちが歌います。

『めぐり逢えた奇跡の真ん中で 少しくらいわたし泣いたっていいよね』
 サヨナラから始まる物語 胸の奥に刺さった切なさが痛いけど
 駆け出したら いつでもそこがスタートライン
 君と走っていこう デスティニー』
『たどり着いたステージの裏側で いつも君が優しく笑ってたんだね
 サヨナラから生まれた物語 言えなかった言葉がまだたくさんあるよ
 溢れすぎた心からは本音がこぼれた
 もうちょっと消えないでいて デスティニー』

 エモの塊ですよ。「サヨナラから始ま」っていくイマの星見プロの物語なんですからね。

 そしてこの裏で、東京への進出を前に星見プロの三枝さんまで姿を消してしまうんですから……もうね!


 と、いうわけでアニメでガチで声震わせるレベルで涙を流したのは久々だったので衝動的に文章を書きたくなってしまいました。

 ところでアイプラの最推しは「成宮すず」ちゃんですが、最オシのグループは「LizNoir」です。あのどことなく尖った雰囲気と割とロック調のゴリゴリな感じがアイドルらしくなくて好きです。

 皆様も是非推しグループを見つけましょ~。

 ではでは!