ラベル 考察 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 考察 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025/04/01

アイドル氷河期をVENUSプログラムが打ち破った【アイプラ】

※本日は4月1日エイプリルフールなので、当記事の大半はウソです。


2025年4月5日正午。

番外編LizNoir2章のエピローグが追加されるらしいです。

やはり注目は『VENUSプログラム』の成り立ち

謎に包まれ続けてきた、アイプラ世界の常識がついにそのベールを脱ぐとのこと。


ところで、私は以前からVENUSプログラムと言う存在に疑問を抱き、様々な角度から考察をし、時に批判もしてきました。

「VENUSプログラムを破壊しろ」と声高に叫び続けてまいりました。

そんな私ですから、もちろんのこと「VENUSプログラムの成り立ち」についても考察していないわけがなく。

公式から答え合わせが来る前に、予め私から解答用紙を提出しておこう! というのが本日の目論見です。


とはいえ本日は4月1日、エイプリルフール

もう午後というか夜ですけど。

なので、ここに書いてあることは基本的に「4月バカである」という認識で問題ありません。


それではウソと偽りに塗れた、私が語るVENUSプログラムの成り立ちをお楽しみください。



1.現時点で判明している事実

私の妄言に入る前に、4月1日時点までで判明している公式設定を見ておきましょう。

まず、VENUSプログラムは約20年前に設立されたようです。

なおアイプラ世界は、ソシャゲストーリーにはめずらしく西暦が設定されています。

星見編は2020年と推定されるため、雫の発言とも併せてVENUSプログラムが発足したのは2000年前後であると考えられます。

番外編サニーピース4章1話より

またVENUSプログラムの設立には、かの伝説のアイドルである星村恵が関与しているようです。


……以上!

現時点で判明している情報はわずかこれだけ。

考察するにはあまりに素材不足だと言わざるを得ません。

それでも無理やり形にしたい。

そんなときは「こじつけ」が便利ですよね。


先述の通り、アイプラではめずらしく西暦が明確化されています。

また、長瀬麻奈の日記を参照すると、天気も西暦に連動するかのように現実のものと一致しています。

これを「こじつけ」て、ある一つの仮説を導き出します。


「アイプラ世界は、現実のアイドル史と近い過去を辿ってきた可能性がある」ということ。

以降はこれに基づいて、現実のアイドル史と絡めながら、VENUSプログラムの発足の背景を探っていこうと思います。


とはいえ結論ファーストが世の常。というかタイトルに書いてあります通り。

私の考察はこうです。

『VENUSプログラムは、アイドル氷河期への対抗策として作られたものであった』



2.終わるけど終わらないアイドル

1970年代から始まったアイドルブームも、80年代末期には数々の歌番組の終了などを原因として一気に下火に。

90年代には「アイドル氷河期」「アイドル冬の時代」などと称される、停滞期に入ってしまいました。


さて史実において、このアイドル氷河期を打ち破ったのは98年にメジャーデビューを飾った「モーニング娘。」であると言われています。

そんなモー娘。の特徴として挙げられるのは「卒業制度」でしょう。

「n期生」と称し、世代交代を行いながら存続し続けるアイドルというのは、今日ではありふれた形になっていますが、モー娘。が初めて成功させたと言っても過言ではありません。

一人ひとりのアイドルは「終わる」けれど、アイドルグループとしては「終わらない」

「終わるけど、終わらない」という矛盾した二つを兼ね備えてしまったのが、このモーニング娘。であり、アイドル氷河期を打破した存在でした。


それではアイプラ世界に視点を戻しましょう。

この「終わるけど終わらないアイドル」、つまりは卒業制度を持つアイドルは、どうやらアイプラ世界には存在していないらしいです。

番外編LizNoir2章1話より

最たる例はBaroque

リーダーの秋宮もねの引退に伴い、グループ自体が解散。

秋宮もねの「終わり」と共にアイドルグループも「終わり」を迎えてしまいました。

アイプラ世界のアイドルは、絶対に「終わり」があるらしい。

それではなぜ、アイプラ世界には「終わるけど終わらないアイドル」が存在しないのでしょうか。


……ところで。

史実において「終わるけど終わらないアイドル」はモーニング娘。が初めて成功させました。

ではモーニング娘。登場以前はどのようであったのか。

ここに、アイプラ世界に通ずる鍵が隠されているのです



3.終わる/終わらないアイドル

1980年、あるアイドルがデビューしました。

その名は松田聖子。国民的アイドルとして名を馳せた彼女は、いうなれば「永遠のアイドル」

交際・破局・結婚・出産。

様々なイベントに出くわしながらも、明確なアイドルとしての引退はなく、今日までアイドルであり続けています。

終わらないことが、アイドルとして伝説たらしめている。

「終わらないアイドル」は、アイドルの一つのモデルとして確かに刻まれました。


そして、松田聖子がデビューした1980年はあるアイドルが引退した年でもあります。

それは山口百恵

72年にデビューした彼女は、80年に結婚を理由にアイドルを――芸能界からスッパリと引退。

その姿というのは、山口百恵というアイドルにスポットライトを当てた時、必ず照らし出される瞬間です。

「終わる」からこそ、「伝説のアイドル」になった。

山口百恵のような、「終わるアイドル」もまた、アイドルとしての一つのモデルになっていました。


70年代の山口百恵。80年代の松田聖子。

終わるアイドル/終わらないアイドルの二つのモデルがあったからこそ、「終わるけど終わらないアイドル」の誕生につながったのでしょう。


それではここで戻りますは、『なぜアイプラ世界には「終わるけど終わらないアイドル」が存在しないのか』という話題。

アイプラ世界のアイドルは常に「終わり」が存在しています。

かの伝説のアイドル、星村恵も「引退」という終わりがありました。


……もうおわかりですね?

アイプラ世界には80年代に「終わらないアイドル」が登場しなかったため、「終わるけど終わらないアイドル」も登場しなかったのです。



4.アイドル氷河期対抗策

終わらないアイドルが登場した現実世界と、登場しなかったアイプラ世界。

ここでの相違が、アイドル氷河期への対処法の違いを導くこととなります。

アイプラ世界で作り出されたVENUSプログラム。

これは「勝ち負け」というわかりやすい図式を作ることで、人気再燃を図ったのでしょう。

ところで牧野航平は、このシステムを「スポーツみたい」と評していましたが、93年にJリーグが発足したという時代背景も影響していたのかもしれませんね。

その後、VENUSプログラムは目論見通りアイドル人気を再び火を付ける事に成功。

ついにはアイプラ世界の常識にまで上り詰めてしまったのでした。



5.まとめ

『VENUSプログラムはアイドル氷河期への対抗策であった』

繰り返しになりますが、これこそが私シルエットが唱えるVENUSプログラムの成り立ち考察です。

さてさてこれがエイプリルフールの戯言になるか、本当に過去を見てきた人間の記録になるかは公式次第。

折角の機会ですから、これを読んでくださった貴方が持つ、「20年前の記憶」を是非私にも教えて下さいね。


それでは、4月5日。答え合わせの日にお会いしましょう。

ところで記事はもう少し続きます。




6.おまけ①

さあここからは戯言も戯言。大戯言。おまけのお時間。

根拠もなにもない妄想をいっぱい書き連ねていきますね。


アイプラ世界には登場しなかった「終わらないアイドル」。

ただ、その可能性が一切なかったとは考えていません。

みなさんが「生涯アイドル」と聞いて、思い浮かべるアイプラアイドルは誰でしょうか。


私の答えはただ一人。

「長瀬麻奈」

ソロアイドルの活躍は約束されていない世界で、常識を尽く覆すかのごとく活躍したのが彼女です。

であれば、「アイドルには終わりがある」という常識をも破壊できたのかもしれません

しかし、皮肉なことに麻奈も「終わりがあるアイドル」になってしまった。

もし麻奈が生き続けていた世界では、アイプラ世界のアイドルの形は現実世界のものと似たかたちになっていたのかもしれません――



7.おまけ②

4月5日の更新では、三枝がバンプロを退社した理由も語られるらしいです。

これに関しても、持論を述べておきましょう。


それはVENUSプログラムに対して理想論で戦いたくなったから

先に述べた通り、VENUSプログラム下ではソロアイドルは不利です。

また、VENUSプログラム下で「終わらないアイドル」は存在し得ません。

三枝は敏腕プロデューサーだったからこそ、VENUSプログラムに適応した複数人グループを作ってきましたし、アイドルという物語の「終わり」も見据えてプロデュースしてきたのでしょう。

おそらくリズノワも。

二人というのはVENUSプログラム下での理論値。その中で「終わり」も見えてしまっていた。

それに抗うように。

ソロのアイドルが、終わりのない物語を紡ぐ様を見てみたい。

そう思い、バンプロを退社し、リズノワを捨てたのかもしれません。

恐らくは、VENUSプログラムを最も近距離で見てきた三枝だからこそ――




※参考文献

西兼志. アイドル/メディア論講義. 東京大学出版会. 2017年

2024/09/29

川咲さくら崩壊の序曲【アイプラ】

※当記事は星空編のネタバレを余すことなく含んでいます。


2024年9月23日正午。

IDOLY PRIDEに星空編1章6-10話が追加されました。


事前告知ではれもんちゃんの画像が添付されていただけに、どりきゅんの進退に注目が集まっていましたが、蓋を開けてみれば焦点は「サニーピースvsTRINITYAiLE」

因縁の対戦であり待望の対戦でもある両者の激突。

どう足掻いてもどちらかへの傷は免れない戦いかと思われましたが、マネージャーたる牧野は「順位変動のないエキシビションマッチ」という落とし所でこれを実現。

これで勝っても負けても両者にとってのプラスになるだろう、そう思ったのも束の間。

現実はその真逆。

両者それぞれに大きな違和感をもたらした、いわば一番後味の悪いカタチをこの戦いはプレゼントしてくれました。


さてその上で今回、今後を憂いたいのは川咲さくら

タイトルの通り、川咲さくら崩壊の序曲は今まさに鳴り響き始めたところ。

今回の勝利、そして彼女の立ち居振る舞いを見て私は思うのです。


川咲さくらが崩壊していく様は、誰よりも残酷なのではないか?

……と。



1.崩壊の陰にある低迷

先例を知ることは大切。

というわけで、過去に「崩壊」を経験した2人のアイドルを振り返ることと致しましょう。


まず1人目は記憶に新しい長瀬琴乃

月のテンペストのリーダーだった琴乃は、BIG4編での月ストの低迷を通して「アイドル・長瀬琴乃」は崩壊し、迷走を極めました。

その後崩壊を乗り越えてBIG4の座を掴んだわけですが、そのすべてのきっかけは「敗北」でした。

I-UNITYでスリクスに負けて、野良のライブバトルでも敗北を味わい、BIG4チャレンジでどりきゅんに大敗を喫して。

「アイドル長瀬琴乃」へ疑問を抱き、自らの崩壊へと突き進んでいったわけです。


そして2人目は、現在進行系で崩壊中の神崎莉央

番外編LizNoir2章にてBIG4という立場への捉え方を巡り、相棒たる井川葵と対立。脱退騒動にまで発展する始末。

グループ全体としても明らかにパフォーマンスを落としているなど、絶賛低迷中という現状です。

此処から先辿る道筋はわかりませんが、どうやら最終到達点はBIG4らしく、何らかのカタチで大きな山を超えることも明らかになっています。

詳細はさておき、莉央の崩壊のきっかけもやはり「低迷」でした。

『すれ違いのディソナンス』にて、新人アイドル相手の辛勝というズレから始まった低迷。

以降も調子は上がり切ることなく揺らぎ続けています。


「崩壊」を経験した2人が共に経験した「低迷」

それ自体は自分自身のあり方に疑問を抱くきっかけとしては実にわかりやすいもの。

他から見ても「なにか悩んでいるだな」と伝わりうるものです。


ではこれから崩壊するであろう川咲さくらはどうか。


勝ってしまったんです、彼女は。

あろうことはトリエルに大差をつけて



2.崩壊と裏腹の快進撃

なんだかんだ実現が予想されていたサニピvsトリエルのマッチ。

下馬評として「サニピはトリエルに負けるのではないか?」という声は少なくはありませんでした。

その根拠は星空編5話で示された川咲さくらへの違和感


BIG4という責任を感じる川咲さくら。

絶対勝利を口にする川咲さくら。

それはある意味、今まで私たちが見てきた「アイドル川咲さくら」とは少し違った姿。

このズレた歯車がきっかけとなり、トリエルに「敗北」し「低迷」

川咲さくらは再び「アイドル川咲さくら」と向き合い直すのではないか。

そんな風に予想をしていました。


しかし先に述べた通り結果は「圧勝」

瑠依の心を砕き、牧野をも驚愕させた現実がそこには待っていました。

つまり「低迷」とは真逆の「快進撃」

「崩壊」の明確なきっかけは見えないまま。


では川咲さくらの崩壊というのは杞憂だったのか?

そう思えたのも実に一瞬。

川咲さくらの崩壊は、確実に始まっているのです。



3.川咲さくらは歌えない?

低迷があれば崩壊の兆しにも気付けるというもの。

しかし快進撃の最中では、その崩壊の兆しは「気の所為」で片付けられてしまうかもしれません。

それは対外的にも。

そして川咲さくら自身にも

心境の変化は川咲さくらも感知するところにはなると思います。けれどそれとは裏腹に収め続ける勝利。躍進していくサニーピース。

心の中にある違和感は、崩壊ではなく成長であると勘違いしてしまうのかもしれません。

本人がズレだと自覚しない限り、周囲からのアプローチも極めて難しくなります。

川咲さくらからも、周囲からも、その違和感は無視され続けて。

しかし歪というものは蓄積します。それが何処まで耐えられるかはその人次第。

川咲さくらという1人の少女が、どれだけ堪え忍べるかはわかりません。

けれど、絶対に最後は決壊する。

何の兆しもなく、突然電源が切れるように、川咲さくらは崩壊する。

その崩壊は、過去様々なアイドルたちが経験してきた「低迷」ではありません。

「停止」

かの長瀬麻奈も経験したように、心に迷いの生じた川咲さくらはとうとう歌うことが出来なくなってしまうのです。


きっと体は元気でしょう。

レッスン中であれば、今までと変わりない……いや、以前よりも遥かにレベルアップした歌声やダンスを披露してくれることでしょう。

しかしひとたびステージに立てば声が出ない

呼吸の仕方すらわからなくなる。

歌えない、踊れない。

それはもしかしたらアイドルとしての「終わり」なのだと思ってしまいそうでもあって。


その原因は「違和感」なのですが、それはずっと無視され続けてきたもの。

自分の中の歪で歌えなくなっていると、果たしてすぐに気付けるでしょうか。

仮に気付いたとしても、それを解消するようにすぐにアプローチ出来るでしょうか。


川咲さくらは人知れずヒビだらけになっていく。

そしてある時、呆気なく粉々に砕け散る

その様は誰よりも残酷で、苦痛ではないでしょうか。



4.まとめ

川咲さくらは崩壊する。

それを人は「曇らせ展開」だとして顔をしかめるのかもしれません。

しかしこの世界に止まない雨はありません。

その曇の先には、必ず太陽があります。

サニーピースは5人で1つの太陽だから。


ところで。

夏に開催されたIDOLY PRIDE VENUS PARTY The Second

このライブのキービジュアルが「謎人選」だとして少々話題を呼びましたよね。


私が考えるに、この5人は各グループの「次世代の象徴」となるアイドルなのではないでしょうか。

現状その筆頭は成宮すず

琴乃なき月ストを牽引したのは間違いなく彼女であって、新生月のテンペストの誕生に大きな存在感を見せていたのは最早疑う余地もないことです。

そして奥山すみれもその片鱗を見せているところ。

『翔けぬけるVictoire 誓いのplume』でトリエルを見事に軌道修正してみせました。

今はさらに悩みを深めるトリエルではありますが、彼女の存在が今後を大きく左右することとなるでしょう。


そんなアイドルたちと並び立つ白石千紗

すずやすみれの先例に則るならば、彼女が崩壊するサニーピースで先頭に立つ存在になるのではないか。

『漕ぎ出せ!アイドル★サバイバーズ』で描かれた、千紗の確かな成長。

そして星空編更新間もなくのタイミングでの、待望のフェス実装。

まさに舞台は整ったと言わんばかり。

サニーピースの救世主となるのは白石千紗、なのかもしれません。



というところで書き連ねてきた星空編考察。

余談なんですけど、例年ストーリー更新は9月の次は12~1月ですので、またまたしばらくご無沙汰かもしれません。

とはいえその間、ただただ指を咥えて待っているのも暇というもの。

サニピやトリエルの行く末だったり、このアイプラ世界であったり。

何かしらの考察に時間を費やすのもまた一興かもしれませんね。


それでは皆様も良いアイプラ考察ライフを。

2024/09/22

どりきゅん再始動のカギは新メンバー!?【アイプラ】

今超特急で記事を書いています。

こんばんは、シルエットです。


BIG4編で初登場し、幾度となく月ストを打ち負かすも最後はBIG4の座を奪われてしまった元最強。

これでしばらく出番はないか?と思った矢先、新章星空編で早くも再登場。

さらに9月フェスを前にしたメインストーリー更新予告で、さらにその存在が匂わされているものですから、巷は大騒ぎ。

フェスでどりきゅん2人が登場するのでは?とまことしやかに囁かれてもいます。


しかし私はその風潮に待ったをかけたい。

まだ新生どりきゅんが登場するタイミングではありません。

そして新生どりきゅんはそのようなカタチではありません。


さあここでタイトルを回収し、つらつらと理由を書き連ねていきましょう。

『どりきゅん再始動のカギは新メンバー!?』


理由1
増員で成功した先例

「破壊を恐れては新しいものは生まれはしない」とは、バンプロダクション社長・朝倉恭一の言葉です。

NVGPを終え、解散というカタチで勝手に完結していた莉央と葵に対して大鉈を振った彼。

そう、「増員で成功した先例」とは今やBIG4の一角に名を連ねるLizNoirに他なりません。

彼女たちが愛とこころという新たなメンバーを迎え入れ、その二人を原動力としてさらなる進化を遂げて飛躍したことを考えると、どりきゅんが同じような道を辿るのも現実的といったところではないでしょうか。


もとは二人組だったこと。

長瀬琴乃擁する月のテンペストに敗北を喫したこと。

案外共通点も多いどりきゅんとLizNoir。

此処から先の未来もまた、ある程度似通っていてもおかしくはないでしょう。


とはいえこれはいわゆる神の視点的な理由。

ストーリー都合でそうだからといって、彼女たちが納得するとはまた思えない。

どりきゅんの二人が納得する理由が、もちろん必要なのです。


理由2
後輩長瀬琴乃と築いた進化

一時的に長瀬琴乃を迎え入れて、彼女を鍛えていたどりきゅん。

口では「お前がいると練習にならない」的なことを言いつつも、随分と目にかけてくれていたようで、最終的にはどりきゅんの元で力をつけた長瀬琴乃が最大の敵として立ちはだかることになってしまいました。

とはいえそれで呆気なくやられてしまうわけでもないのがどりきゅん。

最終決戦の舞台で、超えるべき壁としてきっちり「過去最高得点」を叩きだして王者の貫禄を魅せてくれました。


ここで注目したいのがその得点。

頂上決戦という特殊な状況が故に120%の力が発揮されて、ベスト更新に繋がったという見方もできそうですが。

私が示したいのは「長瀬琴乃を鍛える傍らで、二人も進化していた」という説です。

よく言うじゃないですか、「他人に教えるのも良い勉強になる」と。

それに近しい状況が起こっており、結果的に長瀬琴乃の存在が二人のレベルアップに繋がったのではないかと。


しかし現在長瀬琴乃はどりきゅんの元を離れ、月ストのメンバーとしてBIG4に君臨しています。

進化に必要なピースが欠けた状態。

であれば、さらなる進化を求めて新たなピースを手に入れに行くのではないでしょうか。

それこそが「新メンバー」


しかし、そうであっても最後は二人の姿勢が寛容。

れもんと来夢だからこその「どりきゅん」であったはずですから、早々簡単に今までのカタチを変えられるような一手に手を出せるのか。


…………。

出せるんです、二人なら。


理由3
変化を恐れないどりきゅん

彼女たちは変化を恐れない。

アイドルとして強くなるためであれば、一見アイドルとは関係なさそうなことでも手を出してみて、自分の血肉へと変える。

そういうスタイルなのがどりきゅん。

もし自分たちの活路が「新メンバー」にあるのだとしたら、きっと迷うことなくその一筋の光明を掴みに行くでしょう。


また、どりきゅんのお二人はなんだかんだ言ってバカ正直な面もあります。

「ソロでもBIG4になれるくらい実力を磨いた二人が、抜群のコンビネーションを見せれば」というコンセプトのどりきゅん。


「じゃあ3人になったらもっと強いんじゃね!?」


と思ってもおかしくはなさそうですよね。

別にお二人をバカにしているわけではありませんよ🤗


まとめ

まさかこんなに早くメインストーリー更新が来るとは思っておらず、超駆け足で書き連ねてきましたどりきゅん新メンバー加入説。

最後にドドンと今後の新展開を予想して締めとさせていただきましょう。


まず明日の星空編1章6-10話ですが、ここでどりきゅんの星見プロ加入はないと言えます。

恐らく主目的は「長瀬琴乃の引き抜き」。

琴乃に「醜くもがけ」と言われた二人なので、なんだかんだ愚直に琴乃を再び手に入れに来そうな気はします。

とはいえ勿論それは冗談。

もしかしたらこの芸能界の裏の話を教えてくれるのかもしれないし、やはり醜く星見プロへ一部業務提携を申し出るのかもしれませんし。

なにかしら、星見と接点を持ってくるのは間違いないと思います。

でも加入はしません


そして注目を集める9月末フェス。

ここでもどりきゅんの実装はありません。

いくらなんでも深掘りが浅すぎます。まだ。

ライバルキャラのフェス実装の先例たるⅢXは、フェス前にしっかり番外編でキャラを掘り下げた上での満を持しての実装となっています。

今回の星空編更新でどりきゅんに触れるのは精々3話。

それだけの前置きでいきなりどりきゅんに登場されても流石にびっくりしちゃうでしょう。

受け入れられるのは日々どりきゅんに思いを馳せ続けている私くらいなものです。


ではいつ登場するのか?

それはやはり12月フェスでの実装となるでしょう。

ここまでに星空編もしくは番外編でどりきゅんの過去とBIG4編どりきゅんsideでの動きが語られて、星空編への繋がりが見えて。

12月末に、満を持してどりきゅん3人のトリプルピックアップガチャが開催と相成るわけです。


れもんと、来夢と。

もう一人。

それはそれは純真無垢で。アイドル大好き一直線。

とにかく愚直で先輩二人の言う事を全部素直に実践しちゃうような子。

そんなアイドルが、新生どりきゅんのニューヒロインになるわけですね。


さあ来る新生どりきゅんのデビューのときを、私たちは今か今かと待ちわびていきましょう。


どりきゅんは、最強なので。

2024/06/21

月ノヒカリに人は狂う【アイプラ】

※当記事はBIG4編及びその他諸々のネタバレをこの上なく含んでいます。


2024年6月21日正午。

22年6月27日に開幕した新章・BIG4編がついに完結。


青春の濃密さを表すかのように、約2年に渡って展開されたストーリー。

最後は御存知の通り、3度目の正直と言わんばかりに月ストがどりきゅんを打ち破り、晴れてBIG4の仲間入りを果たしました。


長い間もがき苦しんだ彼女たちと、その光景を間近で見続けていたマネージャーの皆さんですから、この勝利の美酒の旨味もひとしお。

ぎゅっとぎゅーっと抱きしめて、彼女たちの健闘を称えたい気持ちでいっぱいでしょう。

しかし我々はマネージャー。

勝って兜の緒を締めよ、ではないですが、時には冷静に勝利を分析することも必要です。


さて問題です。

3度目のBIG4チャレンジで、月ストが勝利を手にした理由はなんでしょうか。

今回ストーリー内で示されることはありませんでしたが、私は一つの可能性に思い至りました。


キーワードは「狂気」です。



1.勝因はファンにあり

ここで一旦、過去の戦いを振り返ってみましょう。


まずはアイプラ史上で初の大金星となった、NEXT VENUSグランプリ準決勝

デビューから数ヶ月足らずという月のテンペスト及びサニーピースが、方や前回ファイナリストのLizNoirと方や世代トップの超大型ルーキーTRINITYAiLEとそれぞれ相まみえるという戦い。

下馬評は圧倒的不利との見方だった月スト・サニピでしたが、結果は大勝利。優勝候補筆頭を打ち破る大金星を上げたのでした。


勝敗を分けた要因、それは「長瀬麻奈に囚われていたこと」でした。

リズノワとトリエル、その背景はそれぞれ異なってはいましたが、今は亡きアイドル長瀬麻奈を超えることに躍起になっており、目の前のライバルやファンへの意識が少し薄れていました。

技術では上回っていたかもしれない両グループですが、ファンへの意識の欠如が敗北という結果につながってしまいました。


※番外編TIRINITYAiLE編1章19話より


続いて、I-UNITY決勝のサニーピースvsⅢXの一戦

相手はBIG4ということで、その実力は折り紙付き。新進気鋭の月ストをも下したと実績も十分。

しかしながら、それでもスリクスはサニピに屈してBIG4の座を追われることとなってしまったのです。


サニピの勝因、それはやはり「ファンの存在」でした。

まずスリクスが……というよりはmihoが、ではありますが「長瀬麻奈に囚われていたこと」

また、スリクスのスタイルとしてファンサよりもパフォーマンスの正確性を何より重視していたことがありました。

なお、これはVENUS AI下で戦うアイドルの戦略であって、ファンを軽視しているということではありません。


少し脱線しますが、VENUSプログラムのスコアはパフォーマンスの精度と観客の盛り上がりから算出されています。

前者は安定的に得点を稼げること、後者は安定性はないものの大きく跳ねる可能性があるもの、という認識をされています。

絶対勝利を誓うスリクスは、不安定な爆発力よりも安定したスコアを選んだわけです。


対してサニピは彼女たちのアイドルのカタチとして「ファンと繋がること」を第一に掲げました。

姫野の罠をもろともせず、ハプニングをもサプライズにして見せて観客点を荒稼ぎし、スリクスを上回るという結果を手に入れたのです。


※番外編ⅢX編1章17話より


過去の勝利。その共通点は「ファン」でした。

では今回の勝利も「ファン」だったのでしょうか。


その答えは「たぶんそう部分的にそう」といったところでしょうか。



2.狂気的な存在、どりきゅん

どりきゅんはファンを軽視していたのでしょうか?

答えは

ライブシーンではファンを盛り上げることを欠かさず、圧倒的パフォーマンスも相まって、見る人々の心臓を鷲掴みにしてきました。

「熱狂的」とも称されるファン層を抱えるどりきゅんは、間違いなく見るものを狂わせてきたわけです。


※BIG4編1章42話より


そこに相対した月のテンペスト。

初戦・2戦目と低迷を極めていた彼女たちに、本当にファンの姿は見えていたでしょうか。

2戦目において、4人になった月ストはどりきゅんを追い詰めることにこそ成功しましたが、それでもなお敵わなかった。

どりきゅんの「狂気」にまだ及ばなかったのです。


では何故3戦目で月ストはどりきゅんを喰らうことが出来たのか。

まず単純に、「実力が上がっていたから」というのはそう。

どりきゅん対策として、BIG4経験者たるスリクスとライブバトルを重ね、互角の勝負を演じてきました。

このバトルは観客のいないレッスン室での戦い。

つまり観客点は一切考慮されていない、純粋なパフォーマンスだけの勝負

ここで月ストはスリクスと拮抗することが出来ていたのです。


しかしながらそれだけでは敵わないのがどりきゅん。

ではその勝負の分け目はなんなのか?

それはまさにLunaticなのです。



3.狂気vs狂気

英語で「lunar」は「月の」という意味を持つ形容詞。

対して「lunatic」はしばしば「狂気」という意味を持つ単語です。

なぜそこに月の概念が入り込むのか。

それは西洋に「月の光は人を狂わせる」という考え方があったためです。


BIG4チャレンジの第3戦。

ついに悩みを乗り越え、一人ひとりが「みんなを照らす月」となった5人の月のテンペスト。

狂気の象徴たるどりきゅんを倒すべく選んだ一曲は、新曲「月ノヒカリ」

想い全てを背負って、彼女たちはファンを照らしました

そのパフォーマンスに、月の光に当てられたファン

彼らは月に魅せられて狂わされてしまったのです。

「熱狂」したのです。


ファンを熱狂させた月ストは、前述の観客点でアドバンテージを得て、因縁のどりきゅんについに雪辱を果たしたのでした。



4.おわりに

BIG4という立場で並び立ったサニピと月スト。

太陽の光でファンと繋がるサニピ、月の光でファンを熱狂させる月スト。

その存在はやはり表と裏

それぞれが見つけた「WHAT IS IDOL」でBIG4という地位を手に入れたのでした。


さて、最後でも姿を見せましたが指を咥えて見ているわけにはいかないトリエルとリズノワ。

彼女たちもまた、自分たちなりの答えを見つけて、その地位に登り詰めてくるのでしょう。


星見プロ全体の繁栄を心より祈って。

それではおそらく新章となるであろう、VENUSグランプリ編の考察記事でお会いしましょう。

2024/03/21

どりきゅんは太陽を喰らう【アイプラ】


※当記事はBIG4編及びその他諸々のネタバレを沢山含んでいます。

※記事内の情報は殆どが聞きかじった程度の不確かな情報です


2024年3月19日正午。

IDOLY PRIDE Collection Album [chronicle]の発売を翌日に控えたこの日、BIG4編1章46-50話が追加されました。

脱退、敵対と目まぐるしく迷走する琴乃が、どりきゅんから突きつけられた月スト解散通告を前に、彼女なりの「答え」を出した今回。

それにはもちろん賛否両論でありましょうが、私としては「このガキャ~~~!ほんとカワイイのぉ~~~!」といった感じ。


冗談はさておき。

前回の考察記事において、『長瀬琴乃はセトである』ということ記しました。

これを出発点として、今後のストーリー展開が視えてまいりました。


ここからの未来のもう一つのキーワード。

それは「どりきゅんは蛇であった」ということです。



1.ECLIPSE

刻まれたECLIPSE

今回も付け焼き刃的エジプト神話です。


月ストが月であり、サ二ピが太陽であるならば、どりきゅんはECLIPSE

それは二人の衣装にも刻まれているモノです。


さて、ECLIPSEとは「蝕」を意味する言葉。

つまりは日食や月食、といったこと。


この「蝕」はエジプト神話ではどのように描かれるのか。


それは悪の化身たるアペプの仕業であると考えられていました。

闇と混沌を象徴し大蛇として描かれるアペプは、太陽の船を襲う太陽神ラーの最大の敵として登場します。


太陽の船。それは名前の通り太陽を象徴とした存在で、天空を旅することで世界に光をもたらしていました。

昼間は現世の天空を通るのですが、問題は夜。

日没後は地下にある冥界ドゥアトを旅します。

そこで太陽を喰らわんとするのがアペプです。

このアペプが太陽を食べちゃうことで、日食が起こるのだと考えられていました。


「蝕」はアペプが原因。

言い換えれば、ECLIPSEとはアペプ

そう、琴乃がセトであるように「どりきゅんはアペプ」と考えることが出来るのです。


さてさて。

しかしながら日食はそうそう起きるものではありませんよね。

それは何故か。


太陽の船に、アペプキラーが乗船していたからです。



2.アペプとセト

そのアペプキラーこそ「セト」

混沌の神として忌み嫌われた彼は、唯一アペプと真っ向から対峙出来る存在でした。

このセトがアペプと戦うことで太陽は守られ、太陽の船はその旅路を続けられていたのです。


けれどもこのアペプ、残念ながら不死身。

たとえ一度倒したとしても、次の夜には何食わぬ顔でまた太陽の船を襲いに来ます。

つまり、神話上毎夜毎夜アペプとセトは戦い続けていたのです。


そんなアペプとセトの関係性はまさに「天敵」

相反する存在であったはずなのですが、先に記したように二人はどちらも「混沌」を象徴する存在。

時代が下るにつれてセトの扱いも代わり、邪悪な側面が猛プッシュ。

いつのまにかセトはアペプの同類であるかのように扱われ始めたのです。


そう、アペプとセトは「天敵」であり「同類」であるのです。


その関係性、どこか琴乃とどりきゅんの関係性に似ていると思いませんか?



3.長瀬琴乃とどりきゅん


天敵であり同類であったアペプとセト。

それはセトたる琴乃とアペプたるどりきゅんのよう。


初めて琴乃とどりきゅんとが相対した時、どりきゅんは正直ちょっと拍子抜けなくらい「優しい存在」でした。

敗北を喫した琴乃に彼女たちは手を差し伸べたのです。

きっと彼女たちには、長瀬琴乃が「同類」に思えたのでしょう。

近しい存在だからこそ、放っておけなかった。

どりきゅんは彼女を鍛えてあげることにしました。


けれども彼女はセト。

身内殺しの神。

今度はどりきゅんを裏切って、再びへと変わってしまいます。

長瀬琴乃は「天敵」なので。


彼女の立ち居振る舞いにほとほと愛想が尽きた様子のどりきゅんは、長瀬琴乃への興味もしっかり失ってしまいました。

それだけでなく、むしろ「踏み台にされた屈辱」から憎悪すらにじませて。


そんな彼女たちが次に取る行動はなんでしょうか?

新生月ストの再々挑戦を受ける?


いえいえ。

アペプの目的は月を喰らうことではありません。

太陽を喰らうことなんです。



4.どりきゅんvsサニーピース


琴乃に踏み台にされたどりきゅんの意趣返し。

どりきゅんは月ストを踏み台にサニーピースを対戦相手に指名するのです。

BIG4ナンバースリーとも呼ばれるどりきゅんは、BIG4の中では新参のサニピよりも格上。

つまり上位からの指名試合ということ。

どりきゅんはこう付け加えるでしょう。

「もし逃げるなら、それだけの存在ってこと」だと。


さてこの勝負、恐らくはお互いに勝っても負けてもランキング上はそれほど影響はありません。

どちらもBIG4同士の戦いですから、せいぜいBIG4内の序列が入れ替わる程度。

特にサニピからすれば負けても現状維持のまま。

けれどもし負けてしまえば「BIG4の中でも最弱」というレッテルは避けられないでしょう。

正直サニピにとってあまり旨味のある試合ではありませんが、やはり「逃げ」と煽られてしまえば拳を握らざるを得ず。

さらには月ストの敵討ち、なんて側面もあるかもしれません。

BIG4の意地とプライドをかけて、どりきゅんvsサニーピースのゲームが成立してしまうのでしょう。


しかし相手はアペプたるどりきゅん

彼女たちは絶対に太陽を喰らうことが出来ます

つまりサ二ピにとっては負けイベント。

それを月ストは、長瀬琴乃は黙ってみていられるでしょうか?



5.長瀬琴乃にとっての『アイドル』

もちろん琴乃は止めに入るでしょう。

どりきゅんのポテンシャルを一番近くで見ていた彼女ですから、今度こそ煽りでもなんでもなく「サニピが負けてしまう」というのを感じ取るはず。

けれどどりきゅんはもうすっかり琴乃への興味を失っていますから、そんじゃそこらじゃ応じてくれません。

だからこそ、彼女は最後の切り札を切るのです。

「引退をかけて勝負しよう」と。


琴乃の覚悟を感じ取り、前哨戦とでも言わんばかりに勝負に応じるどりきゅん。

これにて三度目のどりきゅんvs月ストの試合が幕を上げます。


このライブ、琴乃にとっては自分だけのライブではありません。

自らが負ければサニピもどりきゅんの餌食になってしまう。彼女はサニピのために

自らが負ければ月ストの4人も道連れになる。彼女は月ストのために

自らが負ければ月ストのファンをも傷つけてしまう。彼女はファンのために

自らが負ければどんなワガママも受け入れてくれたマネージャーの思いを踏みにじることになる。彼女はマネージャーのために

自らが負ければ後を託した姉を裏切ることになる。彼女は姉のために


長瀬琴乃はついに自分なりの「答え」を得るのです。

アイドルってなんだ?

アイドルは皆のために輝く存在なんだ、と。


ついに覚醒の時を迎え、完成した新生月のテンペスト。

その対決の結果や如何に――



これがエジプト神話をなぞるカタチで視えた、アイプラの今後のストーリー予想です。

「なぜエジプト神話なのか?」と聞かれそうですが、全部ぜんぶオカピの所為です。

あいつが悪い。


さて、ここからはちょっとおまけチック。

補足情報をお話してから、まとめと参りましょう。



6.羽休む天使と空を見上げる黒百合


巷では「トリエルやリズノワがどりきゅんと戦って欲しい」的な意見も散見されます。

しかしこれは実現が難しいのではないか、というのが私の見解。

というのも、トリエルもリズノワもどちらもまだ成長途中だからなんですね。


まずはトリエル。

BIG4編にて『今一番BIG4に近いグループ』とは紹介されていますが、以降本当にBIG4に近づいたという描写は『翔け抜けるVictoire』まで為されませんでした。

このイベストの時期は、牧野くんのトリエル組の呼び方から『守れ!純潔のベーゼ』以降であることが推察され、このバレンタインイベストはBIG4編最新話以降であると考えられますので、現状ではまだBIG4に挑戦する位置にないということです。


次にリズノワ。

皆さん忘れているかもしれませんが、BIG4編の時点でも愛とこころはデビューから1年も経っていません

つまりまだまだ成長真っ最中。

彼女たちの成長が伺いしれる『最高優美*飛躍のカウントダウン』『心愛溶けるビターチョコレート』は先の理論でBIG4編以降のお話。

極めつけはフェスストーリー内で、その時点でBIG4には到達していないことが明言されていること。

彼女たちがBIG4と戦えるようになるのはもう少し先のお話でもあるのです。



7.蛇と猫

蛇と猫

どりきゅんのお二人の小ネタみたいな話。

特徴的なステージ衣装には、それぞれ動物が描かれています。

来夢ちゃんには猫(虎?)が、れもんちゃんには蛇が。

これが意味するところですが、れもんちゃんは恐らく先程から述べているアペプの隠喩だと思われます。

では来夢ちゃんの猫はなんなのか。

私が考えるに、これもアペプ関連の隠喩だと思われます。

エジプト神話において、実はアペプは猫と対峙している描写があるのです。


つまりどりきゅんはまさに相反するモノが存在するグループ

それがあの強さの秘訣……なのかもしれませんね。




8.おわりに

さあさあすっかり賛否両論なBIG4編……というか琴乃ちゃんの言動。

後から振り返ってみればなんだか無駄なことをしている印象。

けれども、稀代の名打者イチローも言っていました。

「遠回りすることが一番の近道」だと。

遠回りして、無駄なことをいっぱいして。

そして辿り着いた答え。

それはとっても深みのあるものだと思います。

いつまでも「青春」だから、足掻いてもがいて、最後に笑えればそれでよし。


とりあえず帰ってきた琴乃ちゃんをぎゅーっと抱きしめて頭をワシャワシャワシャワシャー!って撫でてあげたいなって思ってる今日このごろです。

2024/03/09

オカピは長瀬琴乃だった【アイプラ】

君こそがオカピだ

※当記事はBIG4編及びその他諸々のネタバレを沢山含んでいます。

※記事内の情報は殆どが聞きかじった程度の不確かな情報です


2024年3月4日正午。

IDOLY PRIDEにBIG4編1章36-40話が追加されました。


琴乃の悩みの深さを表すように、なかなか先を教えてくれなかったメインストーリー。

それがまるで解決に向かうことを暗示するかのような怒涛のストーリー更新の第一歩。

衝撃の展開は続き、41話から45話が追加された3月9日もセカイは驚きに満ち溢れています。


一体この先彼女たちはどうなってしまうのか。

まるで見えない未来模様ですが、それでも霧を払うかの如く私は過去を遡り将来への布石を探しました。

茂みの中で見つけたのは、オカピという謎の存在。


ストーリーにおいてその存在は摩訶不思議

果たしてどういう意味があって登場したのか。

登場から1年以上経過したオカピですが、いまだ謎の中。


けれどもあのアイプラが無意味にオカピを登場させるとも思えない。

だからこそ私は、ここに手がかりが隠されていると考えてオカピの謎に迫ることにしたのです。


そして得た答え。

それこそが『オカピは長瀬琴乃だった』ということです――



1.セトの動物たるオカピ

セトです。

古代エジプトの歴史の中でたびたび登場するセト神

なんだかへんてこな頭をしていますが、文字通り「へんてこ」

この頭が一体どういう動物なのか、その正体ははっきりしていません。

ジャッカルだとか犬だとかロバだとか。なんなら空想上の動物ではなかろうか、なんて説もあるくらい。

そんな数ある諸説の中、驚くべきことにオカピも含まれているのです。

つまり、アイプラで登場したオカピはセト神を現しうるものでもあったということです。


とはいえ、ただでさえ突拍子もなくオカピが登場しているのにもかかわらず、そこにさらにセト神なんて言われてももはやなにがなんだかといったところでしょう。

「まるで関係のない話だ。アイプラの話をしろ」と思われているかもしれません。


けれどもこのセト神、実はアイプラに深く関係しているかもしれない……としたらどうでしょうか?



2.セト神は邪神?

ここからしばらくは聞きかじった情報ですので話半分に。

セト神とアイプラが関係がある、なんて言われてもまずはセト神について知っていなければどうしようもありません。

ということでざっくりとセト神を解説。


まずセト神に対しての世間からの印象は決して良いものではありません。

「兄殺し」だとか「王の敵」だとか、随分と物騒な言葉が並びます。

それもそのはず。

彼はオシリス神話において本当に兄を殺してしまいましたし、後に王となる神と真っ向から対立していたのです。


セトにはオシリスという兄がおりました。

この兄は「長男」という理由で神々の王の座についておりました。

しかしセトにはどうにも納得がいかない。

「自分の方が兄よりも優れている。王に相応しいのは自分だ。王の座を奪ってやる」

そんな風に思ったのだとか。

セトは半ば騙し討ちするようなカタチでオシリスを殺害。

空位となった王の座にセトが収まり、野望達成。

以降セトは王として立ち居振る舞うことになります。

これが「兄殺し」たる所以。


しかしながら、殺された兄オシリスにはホルスという息子がいました。

復讐に燃えるホルスは、「オシリスから奪った王の座を返せ!」とセトに宣戦布告。

とはいえセトもそう簡単に譲るわけがなく、ここから約80年に渡るセトとホルスの争いが始まってしまいました。

血みどろの争いの末、勝利したのはホルス。

セトはとうとうホルスから王の座を奪われてしまったのでした。

これが「王の敵」たる所以。


これだけを見ると本当に悪どい神ですが、実はこのような悪の要素が全面に押し出されるようになったのはエジプトの歴史の中でも末期頃

それ以前はもっと違った印象の神でした。



3.セト神は英雄?

セト神への信仰というのはエジプトの歴史が始まる前から存在しており、エジプトで様々な王朝が開かれるようになってもその信仰は継続されていました。

時代によってはエジプトを象徴する神として描かれていたことも。


そんな時代のセトは、敵を打ち倒す「力強き」神でした。

負の面が語られたオシリス神話ですが、その中でセトは他の神々を圧倒するような力強さを見せていました。

またエジプト神話においては、セトは太陽の守護に大いに活躍していた存在として描かれています。

つまりこの頃、セトは「力強さ」を全面に押し出した神として扱われていたのです。

また、セトは外国と関わりのある神であるとも認識されており、しばしば外国の神と同一視されることも。

エジプトもイケイケドンドンだった時代。異国での戦いにおいて、セトという存在は大いに崇められていました。


しかしながら、エジプトが衰退するとともに怪しくなっていく雲行き。

外国からの侵略を受けるようになっていくと、打ち倒す存在から打ち倒される存在に

セトは「外国と関係があった」ものですから、その存在を否定されなくてはならなくなったのです。

「力強さ」を持っているのはセトではなく、侵略してくる外国です。

こうしてセトは一気に人気低下。

オシリス神話を引き合いにディスりにディスられるようになっていってしまいました。


けれど、まだ残り続ける信仰はありました。



4.嵐の神、セト

力強さの神であったセトですが、実はもう一つ嵐の神という側面がありました。

それは先に述べた「外国の神と同一視される」という経歴から。

セトは、北シリアの天候の神であるバアルとも同一視されていたのです。

雨を降らしたり、雷を起こしたりする嵐の神・セト。

彼は「力強さ」というアイデンティティを失った後も、主にオアシスで根強く信仰されていました。

だって雨を降らせてくれるんだもん。

実際にウェンアメンの旅行記には、もはや支配者ではなく空に雷を作る神として描かれているのだとか。


「力強い神」として崇められたセト。

けれどエジプトの衰退に伴い、ディスられて「邪神」扱いされるセト。

とはいえ一応は「嵐の神」として細々と信仰され続けたセト。

そんな、なかなか一筋縄ではいかない神です。

これがアイプラとどう関係あるのかという話ですが……。


セトの境遇、なんだか長瀬琴乃に似ていると思いませんか?



5.長瀬琴乃という象徴

BIG4編1章9話より

長瀬琴乃は月のテンペストの象徴でした。

月ストの絶対的センターでありリーダーたる琴乃。

その実力は折り紙付きで、まさに「力強いアイドル」でした。

琴乃属する月ストはデビューから勢いそのままにNEXT VENUSグランプリを制覇。

あっという間に新人最強アイドルの称号を手にしてしまったのです。


けれど、I-UNITYでⅢXに敗れて以来狂い出す歯車。

勝てるバトルでも勝利は得られず。

築き上げたVENUSランクも他のアイドルに侵略されていき。

強さの象徴であった琴乃は、「停滞の原因」とまで言われる始末。

そしてどりきゅん戦での敗北で完全に失墜した月のテンペスト。

長瀬琴乃という強さを、否定しなければならなくなりました。


琴乃は月ストの裏切りました。

月ストを破壊しました。

殺しました。

鬼となり、月ストと敵対する存在になってしまいました。

修羅の道を、彼女は歩み始めてしまったのです。


それはまるでオシリスを殺したセトのよう。

つまり。

長瀬琴乃は、セトなのです。



これが『オカピは長瀬琴乃だった』の本当の意味です。

オカピはセトのことであり、そしてセトとは長瀬琴乃のこと。

これを省略した、というわけです。


けれどもこの記事。これだけで終わりません。

ここまでお話したのはセトがオシリスを殺害したところまで。


このあとセトはホルスと戦わなければならないのです。



6.月ストと琴乃の争い

BIG4編1章44話より

オシリスが月ストであるならば、セトと対立するホルスは一体なにか。

それは「新生月のテンペスト」です。

この新生月ストという概念はとってもふわふわしたもの。

必ずしも「4人版月スト」を指す言葉ではありません。

すべての可能性を内包した未来の姿が「新生月のテンペスト」です。


実はこのホルス神、その種類は本当に多岐にわたります。

ハルシエシスと呼ばれるホルスがいたり、ハルポクラテスと呼ばれるホルスもいて、ホルス・ベフデティなんていうホルスもいたりします。

だからこそ、「新生月スト」が曖昧模糊としてるのもそれほど的外れではないはず。


閑話休題。

邪道として生きる長瀬琴乃。

真っ向から対峙する「新生月スト」。

伊吹渚も『長瀬琴乃を越えてみせる』と発言していますが、「新生月スト」は長瀬琴乃に打ち勝ち、その座を取り戻すはずです。

その争いが今現在を表すのか、まだまだこの先に相対する未来が待っているのかは定かではありません。

ですが、少なくともその勝負が決したとき、「新生月のテンペスト」は完成するのでしょう。


これこそが、オカピが指し示した月のテンペストの未来です。



7.おわりに

長瀬琴乃って可愛いんですよね。

アイプラのアイドルちゃんたちは本当に大人びた子が多い中で、弱冠17歳(BIG4編時空だと18歳?)の琴乃ちゃんは、まさに思春期の少女らしく悩みに悩んでいます。


アイドルとして目の前を離れた姉に依存して。

亡き姉に依存して。

今度は月ストのメンバーに依存して。

耐えきれなくなって、渚だけに依存しようとして。

鬼になって。

どりきゅんに依存して。


琴乃は等身大の少女なのです。

ほっぺたにご飯粒をつけてるような無邪気な女の子なのです。

どうか彼女の行く末を、暖かく見守ってあげてください。



あと3月19日のメインストーリー更新で上の予想が大外れしてても私のことはそっとしておいてください。


最愛よ、君に届け。

2023/05/29

長瀬琴乃のイマとミライ【アイプラ】

 

※当記事はBIG4編及びその他諸々のネタバレを沢山含んでいます


5月29日正午。

IDOLY PRIDEにBIG4編1章21-25話が追加されました。

20話最終盤で琴乃から「月のテンペストから脱退させて下さい」という発言が飛び出し、世のマネージャーの心をかき乱してからはや数ヶ月。

果たして琴乃はどのような選択を下すのか。

注目を一身に集めたメインストーリーでした。


本日はBIG4編最新話の感想と妄想を語る(一応)考察記事です。

と、いうわけで題名にもあるように長瀬琴乃のイマとミライについて紐解いて行こうと思います。



1.琴乃と月スト

まずは琴乃と月ストの現状を確認しましょう。

I-UNITY準決勝にて(当時BIG4の)ⅢXに敗れて以来低迷

ライブバトルでも勝率は上がらず、ランクダウンやお仕事減少などのまさに地を這う状態。

IDOL Music Fesの出演で一時は復調傾向を見せたものの、BIG4チャレンジにおける対どりきゅん戦惜敗で再浮上の芽も摘まれたカタチに。


まさに低迷する月ストですが、その主たる原因は「長瀬琴乃」であると内外から語られています。

有名音楽雑誌のWeb版でも『一番の課題はセンターの長瀬琴乃』と論評され、琴乃自身も「自らの停滞が月スト低迷の原因である」と断じているのです。

つまり、琴乃自身の認識として「月ストの中で自分は成長できていない」と感じているわけです。

果たしてこの彼女の認識は正しいものなのでしょうか?



2.他メンバーの成長

※前提として、大半のイベントストーリーが東京編~BIG4編の間の出来事である定義をいたします。


琴乃が語るように自らが成長していないとして、他の4人はどのようか

それを知る手がかりは各イベントストーリーに存在しています。

心紡ぎ合う輝きの共演1話より、沙季の口から「芽衣もすずも成長している」という事が語られています。

実際のところ、その2人にはそれぞれ『夢踊るステージに架け橋を』『愛歌う星の継承者』という主役級のイベストが与えられており、個々の成長にスポットが当てられています。

そして前述の沙季もご多分に漏れずイベストで明確な成長が描かれました


残るは渚ですが、BIG4編最新話を読んだ皆さんならもうおわかりでしょう。

彼女はBIG4編にて「琴乃依存からの脱却」、「月ストを背負う覚悟」というこの上ない成長を見せました。

つまり、4人には何らかのカタチで明確な成長がストーリーとして語られているのです。


では琴乃はどうでしょうか。

今のところ、琴乃に主役級のイベストは与えられていません

『運命繋ぐ流星の軌跡』は琴乃が密接に関わったイベストではありましたが、どちらかといえば莉央の成長ストーリー。

現状として、ストーリーと言うカタチで明確な成長を見せられていないのは琴乃だけなんですよね。

琴乃の「自らの停滞」という認識は、それほど外れた事実ではないのかもしれません。



3.琴乃の選択

さて、BIG4編最新話のネタバレです。

琴乃は結局のところ「月ストを脱退する」という修羅の道を選択しました。

まさに衝撃的な内容ですが、これに類似しかつ対照的な展開が存在したのを皆さんは覚えていますでしょうか。


そう、番外編のLizNoir。

1人欠けた月ストとは対照的に、2人足したリズノワ。単純な数としては真逆ですが、元あったチームを激変させるという点では共通しています。

番外編LizNoir1章23話で朝倉は「破壊を恐れては新しいものは生まれはしない」と語っています。

脱退という事実は文字通りチームを破壊する出来事。しかしその破壊を経て、新しい月ストが生まれていくのかもしれません。


リズノワ編では愛とこころという未現物質を注入し、既存のリズノワを破壊した上で莉央と葵を成長させ、新生リズノワ爆誕と繋がっていきました。

仮に今後、月ストも同じ道を辿るとした場合、月ストのひいては琴乃の成長にスポットが当たっていくのかもしれません。

いかなる因果か、まだそういうストーリーは東京編以降見えてこなかったので。


ところで。

BIG4編では月ストにスポットライトが当たりまくりですが、光の当たる所があるならば影になるところもある。

最近メインストーリーではご無沙汰なもう1組のアイドルを思い出してみましょう。



4.サニーピースは動かない?

アイプラの主人公といえばサニピも間違いなくそうでありながら、なんとBIG4編では19話以降お休み中というサニピ。

その19話もBIG4チャンレンジを見に来ているという部分が示されただけ。

月ストの現状とBIG4入りを果たしたサニピという対比構造を考えると致し方がないことかもしれませんが、それにしても動きが見えなさすぎる。

あのサニピが、ひいてはさくらが迷走極める月ストに対して何もしないなんてことがありえるでしょうかいやない。


とはいえ、1章12話で合同練習を持ちかけながらも断られるということがあったように、サニピが直接的に月ストに介入するのは良策とは言えません。

特に琴乃の心理状態を慮るとなおさら。

しかしながら、だからといって黙っていられるはずもないサニピですから、何らかのカタチで月ストに手を差し伸べようとするでしょう。

そこで一つ考えられるのが、「音楽というカタチをとるのでは」ということ。


前回の考察記事「音楽の文脈」なんて話をしましたが、つまりその楽曲に対応するストーリーが存在しているか否かの話。

まずサニーピースに限ってみると、文脈の存在していない楽曲が唯一存在します。

それがShining Days

他の曲はメインストーリー・イベントストーリーで文脈を付与されていますが、この曲は唯一まだ何もありません。

アニメの特殊EDとしては採用されていますが、この曲のバックボーンは全く見えていない状態。

そもそも3Dライブすら実装されてませんし……。


ここからは完全に根拠のない妄想ですが、この楽曲の文脈はBIG4編にあるのではないでしょうか。

少しこの楽曲の歌詞を引用してみましょう。

『どんな道を例え選んだとしたって 不思議だよね たどり着くの 私達のステージ』
『何が正解なんて今はわからないけど ここまで来た それは絶対間違いじゃない』
『この想いを 歌に乗せて さあ行こう!』
『見上げた空には たくさんの光』
『輝くよ いつまでも』
『手をあわせたなら どこまでも行ける』

自分たちなりの「アイドル」としての道を選び、BIG4になったサニピ。

その選んだ道が正しいかはわからないし、月ストが進む道が間違っているかもわからない。

ただ、その道の先には絶対に「私達のステージ」がある。

そうやって、月ストの未来を約束しているのかもしれません。

歌と詞を切り離して見てみると、そこはかとなく「月ストの背中を押してあげたい」という想いが見えてはこないでしょうか。


直接的には月ストに関わることができないけれど、でもせめて自分たちの出来ることで月ストの力になりたい。

歌に想いを乗せて、月ストを支えようとサニピは動くのかもしれません。



5.残された月スト

前項で文脈のない歌、という話をしました。

月ストで文脈が無いと真っ先に思い浮かぶのはやっぱり裏と表

昨年7月のライブにて初披露、今年2月のアルバムに初収録と相成ったものの、ゲーム内では期間限定MV実装にとどまりその背景は全くの不明。

というわけで、前項みたく裏と表にも妄想で文脈を与えたい。

それが「裏と表は残された月ストが作った歌説」です。


「琴乃ちゃんも歌ってるやんけ!」と思われるかもしれませんが、それはそう。歌ってます。

ただ、今世に出ているのは琴乃復帰後の裏と表であって、その前には4人で作った裏と表が存在していた……という苦しい言い訳です。

まあ妄想だから穴だらけなのは勘弁してください。


前例に乗っ取り、今回も歌詞を引用してみましょう。

『Other side of the moon』

いきなり最後の歌詞ですが、これの意味は「月の反対側・月の別の面」といったところ。

つまり、琴乃のいない4人の月ストを意味しているのではないか。

ここから察するに、表は琴乃で裏は4人なのかもしれません。

『勝ち取りたい 夢の 続きは 絶対君と』
『一人よがりじゃ意味がない』
『届けたいよ Goodness 忘れないよ Kindness』
君が隣にいるから…』

琴乃と離れ離れになってしまった4人が綴る、琴乃への想い。

「君」がつまり琴乃を意味していて、若干琴乃を諌めながらも彼女を思いやり、心配しています。

『月の裏で愛を語るより』
『目を見つめもっと光浴びていたい』
『隠れるより 正直でいたい』
『今は本当に本当の素顔でいたい』
『もっと見てよね』

そして、月ストという枠組みを超越して、単純に1人の人間として琴乃と向き合いたい。そんな想いがにじみ出ている気がします。

長瀬琴乃という存在を肯定するために。


月ストを思い、姿を消した琴乃。

残された4人が琴乃のことを想って、でもその想いは伝えられないからやっぱり歌に乗せて。

そんなカタチで作られた楽曲なのかもしれません。



6.長瀬琴乃のミライ

文脈のない楽曲続きで言えば『未来模様』もその一つ。

アイプラの中でも数少ないソロ曲で、その考察は千思万考。

ですので私もそれに乗っかり、妄想で文脈をつけてみることにしましょう。


まず、『未来模様』は月のテンペスト・長瀬琴乃としてではなく、一アイドル・長瀬琴乃としての楽曲ではないかと仮説を立てます。

1人武者修行に旅立ち、自分なりに「アイドルとはなにか」を考え続け、その自らの成長の答えとして作り出した1曲ということ。

私は音楽の知識はまるでなく難しいことはなにもわかりませんが、感覚的に「随分と真っ直ぐな言葉が多いな」と感じる楽曲です。

琴乃は月ストでの活動として作詞をしているはずなので、月スト楽曲と比べるとその差は顕著。

ではなぜそうなったかといえば「琴乃がただ1人で自分と向き合いながら書いた詩だから」かな、と考えるわけです。


「優しさに負けちゃ 甘えちゃダメ」
「ひとりでできると 大人のマネ」
「空回りずっと してたねごめん」
「受け止めてくれた 大事な…」

彼女なりの答えを見つけ、自己を確立し、ちょっと自らの無鉄砲さを反省しながら、そして自らのホームに戻っていく。

そんな楽曲に思えて仕方がありません。

彼女は「自らが納得できるまで」月ストに戻らないことを明かしていますが、この楽曲はつまり納得の産物

この曲を手土産にして、月ストに戻っていくのかもしれません。



7.月ストの未来

ところで、このBIG4編の更新と時を同じくして実装されたのが『Daytime Moon』の3Dライブ。

これもまた文脈のない楽曲ですよね。

さあ、妄想の時間です。


先にサニピの『Shining Days』には「月ストの背中を押す曲」と妄想を付与しましたが、こちらには「BIG4編の集大成としての、新生月ストを象徴する曲説」というのを提示したいと思います。

歌詞引用で、その理由を見ましょう。

『答えを探して 考えすぎた事』
『どうしようもなくて立ち止まった事』
『もう難しくしなくていい 君は君のままでいい』
『君が君でいるから好きだと言えるんだ』

琴乃SIDEから、悩み続けた過去を吐露。そして4人SIDEから、琴乃という存在を肯定。

この対比構造は、まさに諸々の事が解決したBIG4編最終盤でしか見られないと思います。

『青い空 白く浮かぶ月見上げ』
『夜の月と違う やわらかいもの』
『広い空 白く浮かぶ月見つけ』
『ここから宇宙へ』

従来の月ストらしい、夜に煌々と輝く月ではなく、青い空に輝く昼の月を高らかに歌い上げています。

本来対の存在である太陽と月が、共に並び立てるのは唯一この瞬間だけです。

そして最後には『ここから宇宙へ』というフレーズで締めるわけですが、宇宙には果たしてなにがあるでしょうか。

そう、月と太陽

サニピもShining Daysの中で言及した、2組が共に並び立つ「私達のステージ」を示唆しており、そこを目指すという月ストの想いが強く現れているんです。

今まではとは違う、でも新しいものに完全にシフトするのではなく「それもきっと素敵だね」と過去も確かに肯定しながら、先へ先へと進んでいくそんな楽曲。

まさに、Daytime Moonを皮切りに、新たな月ストの物語が始まっていくことを感じさせるのです。



8.四位一体の楽曲

今回この記事のなかで、実に4つの楽曲を考察したわけですが、実はこれらに共通する歌詞が存在しています。

それは「夢」という言葉。

まあ、ありふれたワードですし、共通するのは特段意味を持たないことかもしれません。

でも、意味を見出したい。


まずShining Daysには『ひとつ見つけた夢』『私達だけの夢』と。

裏と表では『勝ち取りたい夢』と。

未来模様では『手を伸ばすのは輝く夢』『追いかけてた背中は自分の夢につながってた』と。

Daytime Moonでは『探してた夢』と。


過去の月スト・サニピ楽曲では、そんなに頻発するワードではありません。

ですがこれらの楽曲では、単なる「夢」という言葉ではなく、それぞれ何かしらの言葉がくっついた上で使われています。

ともなると、やはりこの4曲で「夢」というワードが共通して出てくることにやはり意味を見出さざるを得ないわけです。

……あと正直に言えば、この共通点がこの妄想の出発点だったりするんですよね。



9.最後に

長々考察してきまして、いつものことですが相変わらずのとっ散らかりっぷり。

一応話のオチとして、今後のアイプラ予想をぶち上げておきましょう。


まずBIG4編でサニピの暗躍と4人の月スト描写がなされ、イベストで未来模様ストーリー。

そして満を持して、6月末にフェス伊吹渚が実装。

これが7月までのアイプラ予想です。


さて、余談ですが最近発売されたGemstones

この曲の妄想を実に発表当初、つまりは2月の横浜の時点でしていたんですが、それは「幽霊の麻奈が作詞した曲である」という荒唐無稽なものでした。

そんな私がでっち上げる考察なので、その信憑性は……HAHA


ところで。

1周年楽曲である『それを人は"青春"と呼んだ』は、『東京編のゲームストーリーを濃縮した、アイドルたちの想いが散りばめられている歌』であることが語られています(IPVS"約束"2部MCより)

2月のライブで明らかになっているように、franを加えたセンター選抜での2周年楽曲制作はたしかに進行しているらしい。

しかし未だタイトルはおろか姿かたちも見えない2周年楽曲。

はたしてどんな文脈を持つのでしょうか――――?


こんな投げっぱなしな話で今日の感想は終わりです。

月ストは一体どこに向かうのか。

時系列考察だと12月25日には5人の月ストでクリスマスイベントをやってるので、それまでにゴタゴタに終止符が打たれるのか。

今後の月ストから目が離せませんね。


以上、夏の幕張で全身月スト人間になることを画策しているシルエットがお送りしました。

皆様も良き月スト推しライフを……!






○追伸○

今回のストーリーの感想として、「君がのぞくレンズ実装待ったなし」という声が随分聞かれました。

そうだわ。そりゃそうだわ。

あんだけ濃厚なことなぎ見せられたらそりゃそっちにシナプス繋がるよ。

なんで俺忘れてたんだろ。

完全に失念してたよ。

でも君がのぞくレンズを加えて五位一体の考察とかできねえよ。

そっちの考察は皆さんに任せました。

僕の役割はここまでですので……(?)

2023/05/11

もしずく~もしも雫のdropが恋愛ソングだったら~【アイプラ】

なんだい、これは?


こんばんは、シルエットです。

4月末より開催されていたけいおんコラボの興奮も冷めやらぬ中、新機能発表スペシャルと銘打って放送されたアイプラ生放送(収録)。

かねてから『アイドルともっと触れ合える機能を追加予定!』とアナウンスされていただけに「箱庭的要素が追加されるのでは……?」とまことしやかに囁かれておりました。

そんな中で発表されたのは、まさかの『アイドルと恋愛ができる機能』という普通のアイドルモノとは一線を画す新機能。

とはいえもちろん、マネージャーが白昼堂々とアイドルと恋愛をするわけではなく、あくまで「アイドルをモデルとしたキャラクターが恋愛ゲームに登場する」という体をとるというシロモノ。

なので週刊ゴシップの記者も安心して『もし恋』をプレイすることができます。


そんな、そもそも存在自体がびっくりすぎる新機能ですが、さらに明かされた情報がまたまたびっくり。

というのも『もし恋』の劇中歌として、一ノ瀬怜ちゃんのソロ曲が実装されることに相成ったわけです。

今まで『未来模様』や『もういいよ』などのソロ曲が発表されてきたアイプラですが、それらはすべてアルバムでの発表にとどまっており、ゲーム内での登場はいまだかつてありませんでした

ですのでもちろんイベントストーリー等も存在せず、いわば「文脈のない曲」でした。

そこで今回の一ノ瀬怜ソロ曲の実装。劇中歌という側面もある以上、もし恋の文脈……ひいては恋愛的要素が楽曲の背景として現れることになるのです。



さて、ここいらで今日の記事のタイトルに戻りましょう。


――もしも雫のdropが恋愛ソングだったら。


この楽曲は、兵藤雫の歌声考察でも示したように『兵藤雫自身を表現する楽曲』であると信じてやみませんでした。

ですが、ここで注入される『もし恋』という概念。

もしもそれぞれのソロ曲に『もしも君と恋をしたら』という要素が付け加えられるなら。

兵藤雫のdropは『君に向けた恋愛ソング』という新たな一面を見せてくるのかもしれません。

それを念頭に置いて、dropを見てみましょう。



……ここまで理路整然と(?)文章を書き連ねてきましたが、たぶんここからは壊れます。

ご注意を。





さて、第一連。

『あのね、ちょっと、喋るの苦手だけど

胸の奥はちょっぴり熱いんだよね』


……どうでしょう。

恋愛ソングかもしれない、と考えるだけでこの歌詞の輝きが明らかに変わってきたと思いませんか。

まだ曲は始まったばかりだというのに、もうすでに兵藤雫を抱きしめてあげたくなるような可愛さが滲んでいます。

さて、ここからどう展開していくでしょう。

次の連に参ります。



『ずっと自分に自信がもてなくて

秘密にしてた気持ちも言えずに

あぁ~なんだかもやもやしちゃって

もう我慢できないよ!』


……おいおいおいおい!

これもう絶対告白する五秒前じゃん。

「断られるかも」とか「私のことを好きになってくれるはずがない」とか考えてずっと想いに蓋をしていたけど、それ以上に『君』への恋心が大きくなって、遂に一歩を踏み出そうとしている女の子の気持ちじゃん。

どうです、完全にdropへの印象が変わったと思いませんか。



『みんなと手を繋いで走った

一緒ならどこまでもいけるよ

これから始まるストーリー

輝いてるステージへ』


「恋愛ソングより友情ソングじゃね?」と思ったかもしれませんがちょっと待ってください。

これには、もし恋雫ルートの真相が隠されているんです。

兵藤雫がその恋心を自覚し一歩を踏み出そうとした。しかしそれは彼女だけではなし得なかったことを、この歌詞は暗に示しているんです。

彼女には全幅の信頼を寄せる仲間がいます。

そう、白石千紗。

白石千紗が常に兵藤雫に寄り添い続け、そして時には彼女の背中をも押し、兵藤雫のストーリーを始めようとしてくれたのです。



『そっとおちた しずくが輝きだして

この想いを離さないで しずくが弾けるよ』


落ちた滴が輝いて、ついに彼女のストーリーは始まります。

もしも君と恋をしたら。

そんな兵藤雫のifストーリーが。





それで、定石なら2番の歌詞考察に進むところですが、楽曲実装はたいてい1番だけなので、あえてここで考察は終わり。

1番だけではありましたが、いかがでしょう。

『兵藤雫を表現した楽曲』だったはずのdropが、一気に恋に思い悩む少女の背中を押す楽曲に変貌したではありませんか。

マネージャー、牧野、意味分かるか?




これからアイプラにどんなソロ楽曲が実装されるんでしょうか。

「もしも君と恋をしたら」

そんな一節を心に留め置きながら、震えて待つことと致しましょう。


それでは皆様もよきもし恋ライフを。

2023/02/06

兵藤雫の歌声【アイプラ】

※声優さんの歌い方がどうこうという話ではありません。


今日は兵藤雫の歌声にまつわる考察記事です。

こんばんは、シルエットです。


待望のIPCA"未来"発売から約1週間。マネージャーの皆様いかがお過ごしでしょうか。

14曲もの楽曲が収録されたフルアルバム。

その全てが名曲であり、聞けば聞くほど筆舌に尽くしがたいバカデカ感情を持つ音楽ばかりです。

その中で私が注目したいのは、兵藤雫が歌っている楽曲。

『クロッカスの扉』『drop』『パジャマパーティー』『SUNNY PEACE for You and Me!』

私がこれらの楽曲を聞いて思ったことがひとつ。


「兵藤雫の歌声ってなんなんだ?」

と。


と、いうわけで今回はIPVS"未来"に収録された楽曲を皮切りとして、兵藤雫というアイドルの歌声について迫っていこうと思います。



1.分類分け

まず兵藤雫の歌声のサンプルを提示いたしましょう。

今回は『EVERYDAY! SUNNYDAY!(以下エブサニ)』『SUNNY PEACE for You and Me!(以下SPFYAM)』『クロッカスの扉』『drop』を歌声のサンプルとします。


これらの楽曲から兵藤雫の歌声を抽出すると、「カワイイ歌声」「カッコイイ歌声」に分けることができます。

「カワイイ歌声」に当たるのはdrop・エブサニの2曲。

対して「カッコイイ歌声」に当たるのはSPFYAM・クロッカスの扉の2曲です。


このことから、兵藤雫には大きく分けて2通りの歌声が存在していることがわかるかと思います。

ではその使い分けの基準はなんなのでしょうか?



2.歌声の基準

結論から申し上げますと、「曲調・歌詞の内容によって歌声を使い分けているのではないか」と私は考えています。

その根拠としては、イベントストーリー『並び立つ歌姫のフルリール』で示された、兵藤雫の楽曲との向き合い方にあります。

彼女は「楽曲をしっかり頭に入れ、かつ歌詞を自分の中でしっかり落とし込んだ上で歌う」ということを大切にしているようで(※1・2)、実際その過程を省略した際には歌声に精彩を欠いてしまっています(※3)。

つまり彼女は、楽曲に対しての理解を深める過程で自らの歌声を選択しているのではないでしょうか。

※1 イベスト4話より
※2 〃

※3


先の分類から、対比的な2曲を取り上げます。

クロッカスの扉drop。

クロッカスの扉で彼女が選んだのは「カッコイイ歌声」

少しゆったりとした曲調に、兵藤雫と天動瑠依のアイドルに対する思いを感じ取れる歌詞が乗った一曲。

特に兵藤雫視点の歌詞では『太陽が照らした その姿 憧れたんだ』とあるように、天動瑠依への憧れの思いも語られています。

兵藤雫にとって、天動瑠依と並び立つための歌声は、天動瑠依のような「カッコイイ歌声」だと判断したのでしょう。


対してdrop

これは彼女のソロ楽曲であり、ポップな曲調で兵藤雫自身を表現する歌詞の楽曲です。

いわば彼女自身を体現するような曲

であれば彼女が自分が喋る声に近い、つまりは地声に近い「カワイイ歌声」を選ぶのもごく自然なことでしょう。


つまり、彼女の曲に対する理解の深さが、2種類の歌声を存在させているのです。


3.歌声の変遷

とはいえ最初から歌声を使い分ける方ではなかったと思います。

エブサニに代表される初期のサニーピース楽曲では、カワイイ寄りではありますが、どちらかといえば「カワイイとカッコイイの中間」

その後SPFYAMでカッコイイに振った歌声が登場し、クロッカスの扉に繋がっていきます。

その傍ら、dropパジャマパーティーで見られるような可愛らしさを全面に出した歌声が出てきます。

ではそれはどういう順番で生まれていったのか。


仮説には過ぎませんが「中間→カッコイイ→カワイイ」の順で、彼女の歌声が増えていったと考えます。

中間はある意味彼女が生まれ持った歌声であり、アイドル兵藤雫として生み出された声

ここがスタート地点ですね。


そこからアイドルとして進化を続け、I-UNITYという大舞台で生まれたのがSPFYAM。

歌唱力も更に上昇し、楽曲への最適解が選択できるようになったために、「カッコイイ歌声」という新たなカードが生まれたのだと思います。


そして最後に生まれたのは、1人の少女としての兵藤雫に一番近い「カワイイ歌声」。

もう完全に妄想ですが、クロッカスの扉を経て「自らを表現することへの恐怖感」を克服した彼女が最後に手にしたのがこの歌声だと思います。

誰かを引き立てるためでもなく、兵藤雫という1人の人間を表現するための歌声

それが「カワイイ歌声」。


こういった妄想を根拠に、彼女の歌声の変遷の仮説を立てました。


3.最後に

兵藤雫を語りたすぎてなんだかとっちらかった話になってしまいました。

結局のところ何が言いたいかというと、「兵藤雫ってアイドルはすげーぞ」ってことです。

彼女の唯一無二の歌声に今一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか。


まとまりもない話ですが、今日はこのへんで。

皆様もよき兵藤雫専属ライフを。

2023/01/27

暫定BIG4【アイプラ】

※当記事はBIG4編及びⅢX編のネタバレをたくさん含みます


VENUSプログラムの闇に切り込むシリーズ第3弾(#1#2

今回はBIG4という存在について考察していこうと思います。



1.VENUSランキングの制度

まず今回の考察の前提として、VENUSランキング制度を少し掘り下げます。

イマイチ実態の掴めないVENUSランキングの制度ですが、その制度はボクシングのランキング制度に近いモノなのではないかと考えています。

私はボクシングに精通しているわけではないので、精々他所から聞きかじった程度の知識にはなりますが、ボクシングの制度をほんのりご紹介。


ボクシングのランキングは端的に言えば実力を表す順位であり、かつチャンピオンへ挑戦出来る選手の優先順位でもあります。

1位=チャンピオンなのではなく、1位=チャンピオンに最も優先的に挑戦できる選手というわけですね。

つまり、ランキングが下位の選手はチャンピオンに挑戦するのは容易いことではなく、チャンピオン側から指名でもされない限りそのチャンスは巡ってこないでしょう。


ところでランキングのトップに君臨するチャンピオンには、いわゆる指名試合というものが存在しています。

これはチャンピオンが、先に示したような雑魚がりばかりをするのを防ぐため、ボクシングの世界のお偉いさんが「この選手といついつまでに勝負しなさい」と決めてしまうわけです。

もしこれをブッチすれば大きなペナルティを課されることとなります。

このとき指名されるのが大抵1位の選手ということにもなってきます。


ざっくりとした説明ですが大枠は合っているはず。

こういった制度は、VENUSランキングにも通ずる部分があると考えます。

チャンピオンをBIG4と置き換えて見ていきましょう。

まずVENUSランキングがアイドルの実力を示す順位であるのは周知のこと。

と同時にBIG4挑戦への優先順位であるという見方もできます。

というのも、ランキング下位であればBIG4と対戦することが容易でないことを星見プロのマネージャーやプレタポルテの幹部が語っており(※1・2)、つまりボクシングと同様の順位制度であるということを見て取れます。

その中でBIG4挑戦への機会はVENUSグランプリ等の大きな大会に限られていることも長瀬琴乃や伊吹渚の口から語られています(※3)。

VGPといった大きな大会に参加することがBIG4にとっての指名試合ということが出来るでしょう。


VENUSプログラム制度の外形を理解したところで、本題に入っていきます。


※1 BIG4編1章11話より

※2 ⅢX編1章10話より

※3 BIG4編1章11話より



2.暫定BIG4

アイプラ世界において暫定BIG4なる言葉はもちろん存在しません。

語源はボクシングにおける暫定王者です。

暫定王者とはなんぞや、という話ですがこれまた私知識でざっくり説明させていただきます。

正規のチャンピオンが負傷等で長期間試合ができなくなった場合、その選手の王座保持を認めたまま、上位ランカー同士での王座決定戦を行い、一時的な王者を定めるという制度です。

なお正規の王者が復帰すれば、速やかに王座統一戦を行いそのベルトを一枚にまとめ上げるので、暫定の王座は消滅します。

この暫定王座制度がアイプラとどのような関係があるのか。


BIG4編1章n話でその存在が明らかになったBIG4第3位・どりきゅんと密接な関係があるのです。

どりきゅんは長らくその活動を休止しており、つい最近活動を再開したことが明らかになっています(※4)。

どの程度休止していたかは定かではありませんが、早坂芽衣がその存在を認識していなかったことを考えると、星見編開始前後ですでに活動休止に入っていたと考えられます。

また、星見編の約1年前に当たるⅢX編でのVGPには恐らく参加していたことからも、1~2年は活動休止状態にあったと見て良いでしょう(※5)。

このように長期間活動を休止していたにも関わらず、どりきゅんはBIG4の地位を保持し続けていました。

他のBIG4ランカーからのバトルには一切応じることができないにも関わらず。

つまり、BIG4という名称でありながら、一定期間その椅子は3つしか存在していなかったのです。

もし仮にアイプラ世界において暫定BIG4の制度があったならば、どりきゅんの活動休止期間中は4つめのBIG4の席を設けることが出来たでしょう。

しかし存在しない暫定BIG4。

これはちょっと歪すぎやしませんかね?


※4 BIG4編1章10話より

※5 ⅢX編1章7話より



3.RTA的VENUSプログラム必勝法

ちょっと冗談じみた考察です。

暫定BIG4の制度が存在しないことから、BIG4昇格後すぐに活動休止をしてもその座は奪われず、つまり安泰。

ではVENUSプログラムを攻略するには、何らかの方法で昇格した後すぐ隠居というのが必勝法であると考えられます。

この場合指名試合の存在がチラつきますが、もしかしたらこれもアイプラ世界には存在しない制度であり、完全に無視できるものかもしれません。

事実、BIG4第1位はVGP不参加ですがなにかお咎めがあった様子はありません(※5参照)。

無事BIG4入りを果たしたサニーピースも、どりきゅんよろしく長期の活動休止に入ればその地位は安泰なのではないでしょうか……?



4.おわりに

掘れば掘るほど歪に見えてくるVENUSプログラム。

もしかすると、IDOLY PRIDEとはこのVENUSプログラムに真っ向から対峙していく物語なのかもしれません。

勝利こそ正義という世界で、サニーピースは観客と繋がることを命題とし勝ち上がっていきました。

これはある意味でVENUSプログラムに反した存在と言えなくもないでしょう。

そしてAIモノのフィクションで、人間がAIに反旗を翻すのもまた王道。

やもすると、星見プロのアイドルは人類が考え出したアイドルを守る最後の希望なのかもしれません。


なんて壮大な妄想を口にしながらこの記事を示させていただきます。

VENUSプログラムという存在を、皆さんはどのように考えるでしょうか。

2022/06/27

VENUSプログラムを再考する【アイプラ】

 ※当記事はBIG4編のネタバレをふんだんに含みます



前回更新の『VENUSプログラムを考える』という記事では、東京編完結時点で明かされている状況をもとにVENUSプログラムの仕組みや各グループのランキング到達点を考察しました。

今回は6月27日正午より開幕した新章・BIG4編において明らかになった情報も加えながら、先の考察をもう少し深めていきましょう。


1.各アイドルの到達点

さて、前回も同じ表題で考察をいたしましたが今回はストーリーの中で言及があったので、まずはこちらを見ていきましょう。


☆サニーピース


上記の画像にもある通り、I-UNITYでの功績もあり晴れてBIG4入りを果たしています。

「いいとこPLATINUM昇格ぐらいでは……?」と予想してた私の期待を良い意味で裏切る結果となりました。

NVGP優勝でGOLD1に昇格していたことを考えるととてつもない大躍進を遂げたということですね。

☆ⅢX


姫野の逮捕、プレタポルテの撤退、茨城にて独立となかなか憂き目が続いているスリクスですがさらにBIG4から陥落とまさに泣きっ面に蜂。

明確にランキングは語られていませんが、恐らくはDIAMONDに降格してしまったのでしょう。

ここから3人はBIG4返り咲きを狙うのでしょうが、アプリ上ではDIAMONDといえど1000グループがひしめき合っています。その道程はなかなかに険しいものになるのかも知れません。

(オプトアウト条項付きながらも)星見プロと契約を交わしたのが吉と出るか凶と出るか……。

☆TRINITYAiLE


対照的に快進撃を続けているのはトリエル。

ストーリーではしばしば登場する「一番BIG4に近い」という文言ですが、恐らくこれはDIAMONDの上位を指しているのでしょう。

I-UNITYでは不戦敗や濡れ衣ととにかく盤外での混乱が多かったトリエルですが、すべてが解決してからは相当調子をあげている様子。

というより、NVGP終了時点で「過去最高の調子」という優の評価や「スリクスをも脅かしかねない存在」という姫野の評価もあったため、この結果はある意味順当だったのかもしれません。たぶんゴタゴタがなければもっと早くこの地点に到達していたでしょう。

☆LizNoir


相変わらず明確なランキングがわからないリズノワ。現在は全国ツアーに出ているらしいですが、「リズノワの活動も好調」という言葉からそれなりにランキングは上げてきているのでしょう。

前回の記事ではSILVER帯と予想していましたが、もしかしたらPLATINUMぐらいまでは昇格しているのかも。

ただ現在のリズノワはランキング云々よりは、愛やこころの加入によって思い出した「ファン寄りの活動」というのに重きをおいているかもしれないので、ランキングはあまり気にしていないということも考えられますね。

☆月のテンペスト


最後はやや暗黒の沼が見える月スト。

前回の記事では「PLATINUM昇格間近」と予想していましたが、まさかの絶不調によるランキングダウン。

琴乃の「立ち止まっている感じ」という言葉からGOLD1停滞や最悪の場合SILVER帯陥落という状況に陥っているかも知れません。

だいぶ危機的状況な月ストですが、状況を一変させられるような一手は果たしてあるのでしょうか……。



2.システム上の下剋上

ここからが本題です。

先に示した通り、スリクスを破ったサニピは晴れてBIG4入りを果たしています。

これが意味すること。

それはこのシステムにおいて「下剋上こそ正義」ということです。

前回の考察でも「ライブバトルは上位層にとってハイリスクローリターン」という話をしましたが、まさにそのことを示したカタチ。

もともとBIG4ランカーでもなかったサニピが、たった一度の勝利でBIG4入りを果たしたということは、BIG4に勝利することで得られるVENUSポイントはとてつもない量であったことは想像に容易いです。

サニピにとって見ればとんでもなくハイリターン。

しかしスリクスからしてみればたまったもんじゃありません。

遥かに格下のサニピに勝ったところで得られるポイントは微々たるものでありながら、その敗北はBIG4という立場すら奪い去っていきました。

まさにハイリスクローリターン。

そりゃあ上位層はライブバトルに応じたがらないわけですし、スリクスを除いた他のBIG4も大会に出たがらないわけです。

以前想像していた以上に、このシステムはいびつな構造なのかもしれません。

3.システムの欠陥

そしてやはりここに言及しなければなりません。

先に述べた通り、サニピはたった一度の勝利でBIG4という地位を手に入れてしまったわけですが、この結果にはシステムの重大な欠陥が隠れています。

I-UNITY決勝は、双方とも全力を出し切った上での結果ですので、サニピの昇格もそこそこ受け入れやすいものだとは思います。

しかし、もしスリクスの敗北がアクシデントによるものだとしたらどうなってしまうでしょうか。


少し話がそれますが、決勝の舞台において姫野はこれでもかと妨害工作に走りました。その狙いはアクシデントによってサニピのパフォーマンスを著しく低下させて、サニピにとってAIが不利な判定を下すことだったと思われます。

つまり、ミスやアクシデントは敗北に直結するのです。


それでは話を戻しましょう。

もしもスリクスが単純なミスでサニピに敗北していたとしても、結果的には負けは負け。

恐らくとてつもない量のVENUSポイントがサニピに強奪され、やはりBIG4から陥落してしまうのでしょう。

それをシステムの欠陥だと言わずしてなんと言うのでしょう。


このVENUSプログラムというのはアイドルの人気を如実に表したシステムだと言われています。

しかしながら、ライブバトルにおいてのたった一度のミスでランキングは右往左往。人気も移り変わっているということになります。

それは本当にアイドルファンの気持ちに寄り添ったシステムでしょうか?


4.おわりに

まだまだその全貌が見えないVENUSプログラム。

BIG4編と銘打たれた新章では否が応でもこのシステムが物語に絡んでくるものと思われます。

VENUSプログラムが設立に至った経緯や過去などがわかると良いですね。


ところで巷ではスリクスのプレイアブルキャラ化について大変賛否両論です。

私は賛も否も語ることはしませんが、それぞれが後悔なきよう自らの言動に注意することを願います。


バンプロダクション社長・朝倉恭一氏の「破壊を恐れては新しいものは生まれはしない」というセリフを締めの言葉にして。

また次回の記事でお会いしましょう。