2023/12/31

2023年を振り返って

今年も残すところあとわずかとなりました。

こんばんは、シルエットです。


年末といえば、の1年振り返り企画。

昨年は今までと趣向を変えて「今年1年の漢字」を示し、それをもとにつらつらと語ったものでした。

このフォーマットが個人的に手応えがあったので、今年も使おうと思います。


しかし、今年1年の漢字を考える前に振り返るべきは「年始に示した1文字」

1年の計は元旦にあり、なんて言葉もある通り、私も例にもれず「2023年はこんな1年にしたい!」と1文字を選びだしたのでした。

さて、ちょうど1年前の私はどんな漢字を選んだのか。

皆さん覚えていますか?

なんかバラバラだな

そう、私は「続」という文字を選んだのでした。

2022年は「挑」の1年だったので、挑んだものを続けていく1年にしたい。そんな思いを込めたのでした。

では実際にどうだったのか?

もちろん続けられたこともあれば続けられなかったこともあります。人間だもの。

でも、やはり年始に掲げた漢字はつきまとうもの。

大きな視点で考えれば、継続できた1年だと思います。


年始の記事にあった、「周年作品や季節イベント作品を欠かさず書きたい」なんてのも、今年は結構達成できた方。

それこそ生誕祭作品なんて今年はいっぱい書きましたからね。

そういう執筆者的な視点でもそうですし、もっともっと個人的な実生活の中でも継続力は以前よりも遥かに発揮されていたと思います。

これを「今年で終わり!」とするのではなく、来年以降さも当然のこととして続けられるよう、頑張りたい所存です。

これも継続。



というなか、じゃあ今年を表す1文字はなんなんだい?というお話。

もったいぶっても仕方ありません。

満を持して、今年の一文字は!


今年の1文字は「昇」です!

昨年の「挑」よりは少しひねりが加えられたのではないでしょうか。

さて、この漢字を選んだ理由を説明いたしましょう。


「昇」という字をイメージすると、「上昇」とか「昇格」とかの熟語が思い浮かびますね。

まさにその通り。

この2023年、私はオタクとして一つ上のステージへと「昇格」したのです。


ライブに初めて参加したのは2022年。これを出会いの年だとするのならば、2023年は熱中の年

23年2月のライブで同じものを愛する人々と関わることの尊さ、楽しさを知り「もっとこの気持ちを共有したい!」という思いが大きくなりました。

そこで私の心に、小さな花が芽吹いたのです。

「オタクであることを隠すな」という花。


なにを隠そう、私は小学1年生の頃からパソコンの前に座りインターネットと触れてきた人間。

自然の摂理であるかのように、アニメだとかゲームだとかのオタクコンテンツにハマっていきました。

しかし時代は平成半ば。

オタク趣味はまだまだ侮蔑の対象であり、身近にそういうのを毛嫌いする人もいたものですから、文字通り日陰で楽しむようになりました。

現実世界でオタクコンテンツを前にしても「あんまそういうの知らないし」とシラを切り続けていました。

それはオタク趣味が市民権を得てきた令和になってもなお。

私にとっては、オタバレすることがなによりも恐怖だったのです。


しかし先に上げた2月のライブ。

もちろんライブ会場にはオタクしかいないわけですから、私も隠さずオタクであり続けました。

その瞬間が楽しくて、なによりも心が自由でした。

自分に嘘をつく必要がなかったのです。

だからこそ、その終わりが辛かった。

初めてですよ、旅の終わりに涙したのは。


その涙は私に一つの決心を与えました。

「オタクであると開き直ろう」と。

大学の春休みを経て、新学期。

春というのは自己紹介の季節。もちろん私のことを知ってくれている人も大勢いる中で、自己紹介をします。

そこで私はブチかましたのでした。

「ここで新情報を!」

「私はオタクです。しかもものすごいオタク。誰も知らないようなマイナーなコンテンツを好むオタク」

「ちょっと今私がハマっているコンテンツの名前を言いますね」


「IDOLY PRIDEって、知ってますか?」


もちろん誰も知りませんでした。

それで良かったのです。きっと知らないだろうと思ったから。

でも、もしも知っている人がいれば語り合いたい。そんな小さな賭けに出ただけなので。

アイプラのオタクであることを示したからと言って、なにかが変わったわけではありませんでした。

もうセカイはそういう風になっていたのです。

オタクに優しい世界に。


ちなみに「アイプラ」という言葉はみんなが覚えてくれました。

「なんやったけ?アイプラ?」みたいな感じで僕の代名詞になりました。



現実世界でオタクであることを自ら認め、一つステージを昇った私。

それはオタク世界でも思わぬ効果を私にもたらします。


それは「概念コーデ」というカタチ。

本当はこの概念コーデについての記事を、幕張ライブのあとに書く予定だったのですが、諸般の事情でお蔵入りに。

申し訳無さでいっぱいです。

なので、できれば私のXを見ていただければ幸いです。


話を戻しますね。

オタクであることを開き直った私は、同時にオタクであることに恥じらいもなくなりました。

「推しを背負うためならなんだって!」

その気持ちが日に日に強くなったのです。

月ストストリートスタイル

サニーダンサブル概念
成宮すずと月のテンペストという推しを背負うため。

兵藤雫という推しを背負うため。

初めてストリート系のファッションに手を出して、初めて袖がアミアミした服を着て。

恥ずかしくなんてなかったです。

だって、私は「オタク」なんだもの。


開き直って、己を受け入れた先。

昇り詰めた先の景色は、それはそれは綺麗でした。



そんな「昇」な1年でした。



もう、2023年が終わります。

年の瀬になると毎年「もう年末なんて1年早かったな~」なんて口をつきますよね。

私もその思いは変わりません。早かったなあ、とは思ってます。

でもそれと同時に、「長い1年だった」とも思っています。

365日の中に詰め込むにはあまりにも窮屈なくらい、いろんな出来事があった1年でした。

大人になるにつれて、1年の長さは一瞬に変わります。

そんななかで「長かった」と言えるのはとても幸せなことかもしれません。


皆さんの1年はどんな1年でしたか?


残りあと少し。

ちょっぴり感傷に浸りながら、最後の1秒までこの時を楽しみ切りましょう。


それでは、良いお年を。

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