星見プロー!
レッツ・ゴー!ファイ・オー!
エイエイエイエイ・オー!
こんばんは、シルエットです。
2023年2月18日にパシフィコ横浜国立大ホールにて行われた、IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2023 "未来"。
私シルエットは両部参加し、全身でアイプラを浴びてきました。
本日はそのライブを語るレポート記事。
「ライブ行ってみたいけどどんな感じなのかわからないから不安だよ~~~」って方の背中を押せるような、そんな記事になればいいなと思っています。
それではレポートスタートです!
1.前日譚
「早くライブの話をしろよ!」と思われそうですがごめんなさい。まずは開場前からお話させてください。
「内容だけが知りたいよ!」って方は読み飛ばしてもらって全然大丈夫です!
さて、アイプラとしては3度目の単独ライブである"未来"ですが、私としては2度目のライブ参加。
昨年7月に立川ステージガーデンで行われた"約束"が人生で初めてのライブでした。
あのときはまだ右も左もわからず、グッズも何もない、まさに着の身着のままで参加したのでした。
しかし今回は2度目。やはりカタチからもアイプラのライブを全力で楽しみたい。
ライブグッズは身につけたいし、なんなら推しも背負いたい。
半年以上前から策を練り、自分なりの推しコーデを組み上げました。
それがこちら。
ででん。今回のライブグッズであるアイプラTシャツにコートを羽織り、アクセントとして靴紐・爪に推しの色を背負いました。
そして少し見にくいですが、不織布マスクの上にリズノワマスクも装備。
これで推しに会うための最低限のドレスコードは満たせたといったところでしょう。
自分なりの最強コーデで、いざパシフィコ横浜へと向かいます。
会場は海の直ぐ側。
当日は天候にも恵まれ、暖かい春の陽と潮風がとても心地よかったです。
私は開場1時間前くらいに到着したんですが、見渡す限りの牧野牧野牧野!
一体いつからいたんだい?というくらいの沢山のマネージャーさんが既に会場付近に集まっていらっしゃいました。
お互いの痛バッグを鑑賞したり、専属タオルを広げて写真を撮っていたりと、まさにダイスキがこぼれちゃう(大好き!)な空間。
もう既にこの時点から非日常感が始まっていて、本当に楽しいです。
もしライブに来られる方は、少し早めに会場に行っていろんなマネージャーさんとお話してみるのも良いかもしれません!
またこのライブのときには、マネージャーさん同士で名刺を交換するというのが流行っていました。
私はあいにくオリジナル名刺というのを持ち合わせていなかったのでいただくばかりにはなってしまったのですが、ぜひ次回までには何らかのモノを準備したいなと思っている次第です。
そして入場。
お昼の部の席番号はA-9。席番号上は前から9列目の右の方ということでした。
随分と前の方ではあるものの、9列目なので最前というわけでもなく。
なかなか楽しめそうな席だなと思いながら、客席を練り歩くわけです。
……どうもおかしい。
列番号を見ながら歩いているのですが、どんどんとステージが近づいてきている。
このままだとステージにぶつかってしまいそう。
「もしかして階数を間違えた?」
少し不安になりながら歩いていると、A-9列の文字が見えました。
通路を抜け、自分の席に着席。
ちょっと前の席の数を数えてみましょうか。
「通路、1列……2列……。あれが、ステージ……」
目の前には少し広い通路があって、その先2列の席を超えればもうステージ。
……つまり。
「ここ前から3列目ですね!!?」
人生2度目のライブで声出しライブは初めての全身アイプラ人間、まさかの3列目に投げ込まれてしまいました。
どうなる、私!?
2.昼の部
前から3列目という席で混乱していても、ライブは待ってくれません。
とりあえずペンライトを握り、月ストタオルを首にかけ開演時間を待ちます。
ライブ前のレギュレーションアナウンスが流れ、そして会場が暗転。
正面のスクリーンにグループの紹介映像が流れます。
普段のアイプラからは想像できないぐらいド派手で近未来的な映像、すごい好きです。
月のテンペスト、サニーピース、TRINITYAiLE。
事前に発表されているグループの紹介が終わりました。
そしてまた暗転。
果たしてどのグループが出てくるのか。
今まではサニピが会場の温度感を上げてきていましたが果たして。
鳴り響くヴァイオリンとピアノの前奏。
その時間わずか1秒。
狂喜、乱舞。
視界に入るのは月を背負いしうら若き乙女たち。
ああ、もう耳に届いています。
すずちゃんの歌声が――
☆月のテンペスト
あろうことかトップバッターを月ストに、そして1曲目から「裏と表」を持ってきてくれました。
声出しライブの特権、会場は歓声とどよめきとで包まれています。
各々が月ストカラーのペンライトを振る。
すずちゃんが会場中の視線を独り占めして、そして琴乃ちゃんへとバトンタッチ。
「もっと見てよね」
ステージが一気に明るく照らされ、そしてマネージャーの盛大なコール。
最前列だから感じられる熱狂感。
これが、アイドルのライブなんです。
そして月ストは私達を簡単には許してくれません。
裏と表が終わったと思えば、なんとなんと「クリスマスには君と」をやっているではありませんか。
季節は2月。
最新アルバムに収録されている曲ではありますが、如何せん時期が時期。
やっては欲しいけれど実現は難しそうか、そんな下馬評が囁かれていた中での披露。
生の渚ちゃんの「大好き」も聞けたし、なにより琴乃ちゃんと渚ちゃんがずーっとイチャイチャしてるし。
最前列だから感じられるてえてえ感。
これだからアイプラのオタクをやめられないんです。
2曲が終わったところでMCパートへ。
私の記憶は沙季ちゃんが可愛かったという印象しか残っていません。
「月スト初のトップバッター」ということを言いたかったようですが、どうもうまく言えず言葉がぐちゃぐちゃに。
普段あれだけしっかりしている沙季ちゃんが、ライブだととっても可愛らしいところを見せてくれるのが好きで好きでたまりません。
口角上がりっぱなしでした。
そして惜しまれながら最後の曲。
「月下儚美」も予想される中で、お久しぶりの「Daytime moon」を披露。
この曲、普段の月ストとは少し違った爽やかさがあって好きなんですよね。
特に私個人は生のDaytime moonを見たことがなかったので本当に嬉しかった。
このセトリにしてくれてありがとう。
そして捌けていく月ストの皆さん。
マネージャーは水を飲んだりペンライトの色を変えたりと準備中。
サニピが来るかな、そんな事を考えながらペンライトをカチカチしていると。
……おや、スクリーンに楽屋が映し出されている?
★MACARON DONUTS
怜ちゃんと芽衣ちゃんが会話をしている。それだけでもう会場のボルテージはオーバーヒート。
前回の時点で既に「ココロDistanceがくるのではなかろうか」と囁かれていたもの実現はせず。
誰もが心待ちにした、その楽曲が今まさに。
2人の声が合わさって会場に響く曲名。
ステージに怜ちゃんと芽衣ちゃんが登場しました。
ライブでやるにはあまりにも激しすぎるこの曲。
だけれども2人は本当に安定した歌声とダンスでココロDistanceを披露しています。
特に私は芽衣ちゃんにココロ奪われっぱなし。
とても激しいダンスをしているはずなのにまるで息も声もブレる様子がありません。
これが早坂芽衣のポテンシャルなのか、と思い知ったのでありました。
あと2階席3列目?にいらっしゃった怜ちゃんママ、こんにちは。
★白石SISTERS
サプライズ大好き、アイドリープライド。
なんと「つながる心Binary」までやってきたではありませんか。
昼夜でデュエット曲は1曲ずつだと予想していた私はもうびっくり。
頭はもう混乱状態をまるで脱せていません。
さらに目の前にまさにゲームで見た通りのステージが広がっているんですからなおさら。
沙季ちゃんと千紗ちゃんが支え合ってるし、ちょっとスキを見つけては2人で笑い合ってるし。
最後に沙季ちゃんと千紗ちゃんがバラバラにお辞儀するとこまでやってくれてて……。
これがアイプラ世界のファンが見ている光景なのか、と感激。
あ!沙季ちゃんと千紗ちゃんが手を繋いで捌けていく!
これはアイプラ世界のファンも知らない光景だ!
俺の勝ち!
今度はサニピちゃんたちの声が聞こえてきます。
サニーピースはどうやって生まれて、そしてどうやってここまで駆け上がってきたのか。
サニピの過去を振り返りながら準備は万端。
冷静さと落ち着きを持って、サニピを迎えるぞ。
ペンライトに握りしめ、彼女たちの登場を待ちます。
ああ、前奏が聞こえてきましたね。
この少し穏やかで包み込むような前奏は聞き覚えがある。
そう、あの暑い夏の日のお昼に、立川の2階席から聞いたサニピ最後の楽曲。
……え?
それってもしかして。
☆サニーピース
「SUNNY PEACE for You and Me!」
もう大絶叫。
月ストといいサニピといいどうして星見のアイドルはいきなりクライマックスの曲で殴ってくるのでしょうか。
声出し環境化では初めての披露ですが、コールはバッチリ。
サニピ曲って声援が加わるとこんなにも化ける曲なんですね。
あと怜ちゃんこっち向いてくれた気がする。
最後の「ワン・ツー・ワンツースリー!」を一緒に叫べる幸せ。
最後は皆で、
「サニーピース!」
興奮覚めやらぬなか、またも聞き覚えがある前奏。
わずか4秒間の猶予のなかで、心のなかであのフレーズの待機を完了。
「この想いこの胸に(いっしょに)」
「キラキラと輝いて(行こう)」
登場前の会話は原点を思い出させてくれるもの。
その伏線を回収するかのように、デビュー曲を持ってきたのです。
なんといってもこの曲には誰もが心待ちにした「サニピ✌サニピ✌」があるのです。
盛り上がらないはずもなく。
2年以上我慢してきた想いをぶつけられる。
そんな1曲でした。
ところでfor You and Meのあとにサニピハーモニーは流石に殺意が高すぎませんか?
MCはホントサニピらしく元気いっぱい。
でも僕の記憶には雫ちゃんの声しか残っていません。
僕はいつもあの声を聞くためにライブに行っています。
生で聞く雫ちゃんの声は魂が浄化されます。
気分も盛り上がりサニピ熱は沸騰中。
全力で、絶対、次の曲を楽しむしかありません。
……全力、絶対?
「スリー!ツー!ワン!」
「サニピ!サニピ!」
誰が予想したでしょうか。
サニピ最後の曲はまさかの「全力!絶対!!カウントダウン!!!」
セットリストのそのすべてを「聞かせる曲」ではなく「声を出させる曲」で構成してきたんです。
まるで声出し解禁を読んでいたかのような曲目。
サニーピースの力、恐るべし。
最後の最後まで私の声を搾り取り、サニーピースは去っていきました。
そしてまたまた流れ出す声。
よく生放送でも耳にするあの声。
ピンク色の角が思い浮かぶ可愛らしい声。
約半年前も会場で聞いた声。
まさか、またあの人達はサプライズでやってきてしまうのか。
ステージ上にも姿が見えています。
あの気高く咲き誇る3輪の花。
彼女たちの楽曲のなかでも、ひときわ静かなイントロ。
……え?
それって孤独なあの。
★LizNoir(莉央×愛×こころver.)
リズノワ最新楽曲。
最高優美ロンリネス。
しかもアイプラ世界には存在しない3人version。
サプライズで出てきてるのに最高優美ロンリネスをやるなんて、本当にこの人達は容赦というものがない。
「運命的な偶然でまた会えたけど…寂しいかい?」
なんて高らかに歌い上げてますけど寂しいわけないじゃないですか。
運命的な偶然で、リズノワは横浜に舞い降りてくれたんですから。
そしてMCをはさみ、追い打ちをかけるような「Shock out, Dance!!」。
3人体制というイレギュラーな状況ではありましたが、その力強さは随一。
とはいえ4人揃ったリズノワはまさに最強。いつかその姿を見てみたいものですね。
たった2曲だけだったのに、あっという間に席巻してしまったリズノワ。
次はどんなサプライズがくるのか、そわそわしているところに3度ボイスドラマが。
なんだか可愛らしい子たちの声が聞こえますね。
まるで夜な夜な可愛らしいパーティを開催していそうな。
★ぱじゃパ!
これまた予想外。
最新アルバムに収録されているぱじゃパ!が登場。
しかもジェラピケみたいなモッコモコのパジャマを羽織っているではありませんか!
かわいい~~~!!
特にこころちゃんが何回もこっちに視線をくれた気がします。
ってかこっち見てた。間違いない。
でも雫ちゃんはこっち方面にこなくて緑爪をアピールできませんでした……ぴえん。
そしてぱじゃパ!メンバーで並ぶと、やはりこころちゃんのスタイルの良さが目立ちますね。
実はこころちゃん、メンバーの中で最も身長が高いんです。
スラッとしたお姿は本当に可愛らしかったです。
最後は「おやすみ~」なんて言いながら去っていったぱじゃパ!。
ステージ暗転。
暗いステージになにやら人影が1つ。
あまり見覚えのない衣装で、誰であるかもおぼつかない。
よくよく目を凝らしてるうちに、前奏が流れ出して。
★長瀬琴乃
琴乃ちゃんがソロで登場。たった1人のステージで、未来模様を高らかに歌い上げています。
以前琴乃ちゃんをお見かけしたときは、力強さもあるなかで隠しきれない繊細さもあった気がするのですが、今はどうでしょう。
とても楽しそうに、そして堂々と歌い上げています。
この曲の文脈も相まって本当に感動的で、もう私の目はうるっうるになっていました。
琴乃ちゃんの進化は留まるところを知りませんね。
☆TRINITYAiLE
最後に登場したのはトリエル。
les plumesを含めトリエル曲というのは爽やかな印象が強いのですが、それとは裏腹にベースラインの重みは恐らく星見イチ。
特に前3列目で浴びていたらもう体も心臓も震えまくり。
それにトリエルの3人の天使のように美しい高音が合わさるんですから最高以外の言葉が見つかりません。
ライブ会場で一番映えるのはトリエル曲だと思います。まじで。
MCではトリエルワールド全開。
瑠依ちゃんがいきなり「『トリ』エル」なんてダジャレをぶっこんできて、優ちゃんすみれちゃん観客みな困惑。
とはいえ3人のMCは本当にユーモラスで、きっちり「バレンタイン曲じゃないよ」と釘を刺すという徹底っぷり。
あのときの冗談めかした阿鼻叫喚っぷりは大好きです。
そしてチョコラブキッスじゃないとすれば答えはもう1曲。
満を持して最後の曲へ。
Magical Melody(TRINITYAiLE ver.)。
先程トリエル曲はベースラインが強い、ということを言いましたがこの曲はもう全部の音が強い。
圧倒されるとかのレベルではありません。
音が体にビシビシ突き刺さってきてこの身を保つのすら怪しくなってしまいます。
最後まで圧倒される、そんなシメの一曲ですね。
トリエル退場後、すぐに始まるアンコール。
前回は拍手のみだけだったので新鮮。
暫くの間コールが続き、その後またも暗転。
いそいそと立ち上がりましたが始まったのはボイスドラマ。一旦落ち着いて腰を下ろすことにします。
散りばめられたワードから「これはPray for youなのでは?」と予想。
得意げに隣の席の人にもそんな話をしていたら、星見の10人がステージ上へ。
……おや、何故か横1列に。
しかも流れてくる前奏は本当に聞き覚えがなくて。
☆星見プロダクション
新曲・Gemstones。
突然の星見新曲という事実に圧倒されて、曲の内容はまるで解析できず。
ただ、穏やかな曲で誰かの背中を押してくれるような、そんな曲であることは確かでした。
そして披露のあとに遙子さんの口から「長瀬麻奈関連の曲」であることが語られました。
リリース当初から今日まで増えることのなかった星見10人曲。
このタイミングで増える意味はなんなのか。
考察が捗りそうな楽曲です。
新曲という衝撃を持って迎えられたアンコール。
しかし早いもので本当に最後の曲に。
このライブを締めくくる、そんな1曲。
暖かい前奏が響いて。
「Pray for you」
アニメ最終話のエンディングとして起用された楽曲が、今回のライブのエンディング。
その歌詞の内容も相まって、最後を寂しいものではなく、次に繋いでいくものにしてくれる、本当に優しくて暖かい曲です。
暖かさと盛り上がりを会場にもたらして、そしてアイドルたちは帰っていきました。
最後の最後まで手を振ってくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。
ああ、終わってしまった。
満足感と名残惜しさと。そんな思いで座席に腰を下ろすと、目の前のスクリーンに映し出される重大発表。
とはいえ予想通りといえばそう。
前回はここで新アルバムの告知がされていましたから、恐らくは今回もそういった内容のもののはず。
盛大な音とともに踊るは『次回LIVE開催決定!』の文字。
「おぉぉぉ~~~!?」と期待の歓声。
続く文言に期待を膨らませて――
歓声というよりもはや悲鳴でした。
アイプラ史上初の2Days。
そして会場はまさかの幕張メッセ。
もう感情は崩壊寸前。余韻も何も全て吹っ飛び、ライブの感想を語ろうとしても口をつくのは「幕張……」の2文字。
思考が完全に幕張にロックされたまま、会場から放り出されたのでした。
……幕張。
幕張だぁ……。
3.幕間
これも前日譚みたいなものです。
夜の部の感想が見たい人は読み飛ばしてもらって構いません。
実は昼の部は連番の方がいらっしゃったので、夜の部入場までしばらくおしゃべり。
「あの曲が良かった、この曲が良かった」と感想を語り合っていました。
しかしどう会話を展開しても行き着くのは「幕張」という未来。
やはりそれだけドデカイ情報だったのです。
なるべくネタバレにならないようにおしゃべりをしながら、気づけば開場時間。
夜の部はお互い別々の席ですので、夜も全力で楽しむことを誓いあって解散しました。
昼は前3列目とかいうとんでもない神席だったわけですが、夜の部はB-42列真ん中と、後ろから6列目という悪い意味でなかなかの席。
昼と比べると、やはりさすがに盛り上がりに欠けるかもしれない席。
まあ既に1公演楽しんでいる身、「今度は後方マネージャー面でゆっくり楽しませてもらおう」なんてことを考えていました。
しかしここで私は運命的な出会いを果たしました。
私の左隣の更に左隣に座ったマネージャーさん。
なにやらいそいそと箱を取り出しているではありませんか。
なんだか一見ジュースでも入っていそうな段ボール箱から覗くのは、あのとっても目立つサイリウム。
――あ、UOを折る人だ!
UOの行為に賛否両論あるのはもちろん存じ上げています。
ただ私個人としては対して悪感情は持っておらず。
もしかしたら昼よりも過激なライブになるかもしれない、そんな期待感すら覚えていました。
ちなみに陰キャな私は話しかけることなんて到底できませんので、その方はたぶん私のことを知りません。
さて、確かな高揚感を覚えながら夜の部の開演です。
4.夜の部
今回もオープニング映像は変わらず。
ただ会場後方にいる所為か、それともマネージャーが声出しの雰囲気をつかんだからなのかは定かではありませんが、既に声出しの熱量は昼を遥かに凌駕。
オープニング終了時点で会場全体から歓声の嵐。
私もそれに乗っかってしまったおかげで、オープニング最後の「アイドリープライド……」を言いそびれました。
唯一の心残りです。
冗談はさておき。さあ、熱い1時間半が始まりました。
☆月のテンペスト
夜の部もトップバッターは変わらず月スト。
もう曲目もわかっているはずなのに、裏と表が流れればちゃんと叫んでしまう。
そして前列のマネージャーのコールがこちらにも届いてきて、昼よりも会場全体の雰囲気が掴みやすいというもの。
後方マネージャー面宣言とはなんだったのか、もはや全身運動と化しながらペンライトを振り腹から声を出していました。
……さすがにジャンプはしていないのでご安心下さい。
そして後ろから見るステージもなかなか壮観。
一人ひとりのアイドルというよりはステージ全体に目が向き、ダンスやフォーメーションがより確認できます。
そういう観点もあり、やっぱり月ストはカッコイイなぁと思いながら熱狂していました。
MCでは昼にはなかったコール煽りが勃発。
「芽衣」\ダヨー/や「〇〇」\ですわ!/など、なかなかにユニーク。
会場全体が芽衣になったりお嬢様になったりした瞬間でした。
とても楽しかったですわ。
そして和ロック沙季ちゃんの煽りもありながら月スト最終曲へと展開してきました。
★MACARON DONUTS
ボイスドラマの内容は昼と少々変化。
また夜には愉快な人も多かったのか、怜ちゃんパパが大量発生したり芽衣が曲名を忘れたときは教えてあげるマネージャーがいたりとなかなかユーモラスな声が。
個人的にはあの手のガヤは大好きで、私にはそういうセンスがないので素直に笑って拍手してました。
今後もそのセンスを節度を持って活かしてね。
★白石SISTERS
遠くから見ると広く動いているんだなぁというのがよく見えました。
またペンライトが2色だけになるというのもなんだかエモい。
そして2人が手を繋いで帰っていくのも見えました。
それ何回でもやってほしい。
☆サニーピース
さあ、気合は十分。
マネージャーのコールも温まってきています。
ボイスドラマの最後の円陣シーンで「サニーピース!」の声がマネージャーからも響くくらいには準備万端でした。
SUNNY PEACE for You and Me!を大盛りあがりで終えて、さあSUNNY PEACE HARMONYへ。
1度だけでなく2度も「サニピ✌サニピ✌」が出来るのです。
ペンライトは万全。声も大丈夫。
Aメロ・Bメロを終えて、さあ。
「明るく君を照らしたい」
「サニピ!サニピ!」
その瞬間でした。
声を出したとき、ペンライトを振ったとき。
目の前に飛び込んできたのは、サニピコールをしながら揺れるペンライトの光の波。
あんなに爆音で鳴り響いている音楽をもろともしない、会場中にこだまするコールの声。
この曲が発表されてから、ずっと出来なかった声出しが、いまこの瞬間全マネージャーの心が1つになって叫ばれている。
その事実を目の当たりにしたとき。
私の視界は大きくぼやけました。
感動なのでしょうか。ついさっきまで乾いていた瞳は、大粒のナミダで覆い尽くされ、ついにはとめどなく頬を伝っていきました。
後ろから見ているからこそわかる。
会場全体がサニピに包まれているという光景が。
ずっとずっと待っていた、「サニピ!」と叫べる日がいま目の前にあることが。
もう涙は止まりませんでした。
曲は続いています。コールはやめたくありません。
流れ出る涙なんか無視して、もはや泣き叫ぶように声を出しました。
「サニピ!サニピ!」
IDOLY PRIDEを知ったその日から、知らず知らずのうちにきっとこの光景を夢見ていたのだと思います。
今日という日を迎えることが出来て良かった。
私は涙をタオルで拭いながらこの感情を噛み締めていました。
MCではいつも元気いっぱいのさくらちゃんでさえ、うるっと来ているようでした。
それはそうでしょう。
後ろから見ているだけの私ですら涙を流しているのです。
光の波を浴びている、ステージ上のアイドルたちの感動はこの比ではないでしょう。
まだまだライブの途中ですが私は確信していました。
もう一度、ここに戻ってこなければならないのだと。
アイプラのライブに身を投じなければならないのだと。
MCの間に涙は拭いました。
今声を出せる環境に感謝しながら、最後の曲に全力でコールを送りました。
……感情がぐちゃぐちゃにはなってしまいましたが、グループの合間で落ち着きを取り戻します。
そうだ、次はLizNoir。ボイスドラマがあるじゃないですか。
その間に水でも飲んで体制を整えなければ――
会場が黄色い。
耳をつんざくようなホーンの音。
脳の処理が追いつきません。なんだっけ、この音。
手を伸ばしかけた水を取ることはできず、ただただ顔を正面に向けるだけ。
ステージの先に見える、あの圧倒的存在感の3人は。
★ⅢX
来てしまったのです。絶対勝利の3人組。
なんの前触れもなく、心の準備をする猶予すらも与えず。彼女たちはステージの幕を蹴り上げてしまいました。
しかも1曲目がTop of the Topsというのが本当にズルい。
こちらに有無も言わさず、もう圧倒的なパワーだけでスリクスワールドを展開してしまいました。
コールも何もありません。
ただ熱狂し、その姿に見惚れるだけ。
まさにスリクスにしか出来ない、誰も真似できないSTYLE。
MCではあくまで表のスリクスがお目見え。
kanaちゃんの仲良し営業だったり、franちゃんの常識人らしい立ち居振る舞いだったり。
……mihoさんはちょっとお酒を呑んでいたのかな?
冗談です。
でもいつもより熱くマネージャーを煽っていました。
そしてスリクス最後の曲、Bang Bangへ。
やっぱり彼女たちは観客を寄せ付けない。
まさに絶対勝利だけに興味を向けている、そんなステージ。
でもそれがスリクス。
そんな彼女たちが、一番輝いているんです。
★ぱじゃパ!
夜の部ではこころちゃんがリズノワから1人居残り。
ボイスドラマの内容も大きく違って、千紗ちゃんがスリクスの3人の物真似を披露していました。
……大丈夫?それ聞かれたらたぶんすっごい怒られるよ?
そして遠くから見てもぱじゃパ!はやっぱりカワイイ~~~!
あとこの曲は韻を踏んでる部分が多いので、うまく行けばそこもコールポイントになるのかなと思ったり。
次披露するときにはそのあたりの暗黙の了解みたいなのもできてるかもしれませんね!
また「おやすみ~」と言いながら去っていくぱじゃパ!。
昼は前列だったのでステージ上の人影が確認できましたが、今回は流石に見えない。
琴乃ちゃんが来るのか、あるいは。
「冷たいなんて言わないでよ」
あぁ。
★川咲さくら
夜はさくらちゃんがソロステージに立ちました。
嬉しい気持ちと、さくらちゃんの歌唱力に驚く気持ちでいっぱいに。
楽しそうで、その表現力はもはや異次元の域で。
これが川咲さくらなんだと実感。
そして会場の雰囲気さえも変えてしまったのがラスサビ前。
CD版では3秒弱しかない静寂。
それがまるで永久に思えるほどに長かった。
隣の人の息遣いさえも聞こえてしまいそうなほどの無音。
演出なんだろうと脳は理解しています。
しかし感情が追いつかない。
ただ、さくらちゃんを見つめることしかできない。
「少し空が高くなった」
「季節が変わりだした瞬間でした」
やっぱり泣いてしまいました。
1公演で2度もサニピに泣かされることになろうとは。
本当にさくらちゃんというアイドルはすごいです。
もう、いいよ……!
☆TRINITYAiLE
トリエルは夜でもさすがの安定感。
「夜ならチョコラブキッスもあるか?」と淡い期待をいだきましたが、ちゃんと瑠依ちゃんに打ち砕かれました。ぴえん。
次回、待ってます。
夏でもチョコは美味しいので。
☆星見プロダクション
さて、私にとっては2度目のボイスドラマと新曲。
今度は落ち着きを持ってその内容を解釈していました。
ただここでその内容をベラベラ語るのもなんだか冗長な気がしますので、この話はまた後日。
後方列という利点を最大限に活かし、半ば地蔵と化しながら歌詞に耳を傾けて新曲を堪能。
最後は昼と同じくPray for youで締めて、パシフィコ横浜でのライブは幕を閉じていきました。
本当に、すごいライブだった。
5.後日譚
さて、最後にこのレポ記事を通して言いたいことをまとめます。
一言で言うなら「マネージャー、ライブに来い!」ということ。
私はアイプラのライブに出会うまで、声優さんのライブにはひどく否定的でした。
どうしても二次元キャラと声優さんをイコールで結べなかった。
しかし昨年7月にひょんなことからライブに参加して、そして2月のライブにも身を投じてみて。
やはりキャラと声優さんはイコールではありません。
しかし、ことアイプラにおいては2つの存在はニアリーイコールで結ばれています。
間違いなく目の前に、貴方が知っているアイドルが踊っているのです。
私は私と同じ感情で悩んでいる人の背中を押してあげたい。
アイプラのライブに参加して、後悔はさせません。
後悔なんてさせてくれません。
ぜひ、アイプラオタクとしてその一歩を踏み出して欲しい。
最初は地蔵で良いんです。私もそうでした。
貴方の手で、新しい世界の扉を開いて欲しい。
この長くまとまりのないレポ記事で、私はこのことを伝えたかったのです。
ここまで読んでくださったマネージャーの皆様。
次は暑くて熱い、そんな幕張でお会いしましょう。
それでは、よきアイプラライフを。
○おまけ○
これはアイプラ執筆者の集い。
こうやって同じ趣味の人とお話できるのもライブのときならではかもしれませんね!
ところで向かって左の私の手がなんだか母の手みたいってことをもう3回は言っています。
今後も言い続ける予定です。
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