2023/02/06

兵藤雫の歌声【アイプラ】

※声優さんの歌い方がどうこうという話ではありません。


今日は兵藤雫の歌声にまつわる考察記事です。

こんばんは、シルエットです。


待望のIPCA"未来"発売から約1週間。マネージャーの皆様いかがお過ごしでしょうか。

14曲もの楽曲が収録されたフルアルバム。

その全てが名曲であり、聞けば聞くほど筆舌に尽くしがたいバカデカ感情を持つ音楽ばかりです。

その中で私が注目したいのは、兵藤雫が歌っている楽曲。

『クロッカスの扉』『drop』『パジャマパーティー』『SUNNY PEACE for You and Me!』

私がこれらの楽曲を聞いて思ったことがひとつ。


「兵藤雫の歌声ってなんなんだ?」

と。


と、いうわけで今回はIPVS"未来"に収録された楽曲を皮切りとして、兵藤雫というアイドルの歌声について迫っていこうと思います。



1.分類分け

まず兵藤雫の歌声のサンプルを提示いたしましょう。

今回は『EVERYDAY! SUNNYDAY!(以下エブサニ)』『SUNNY PEACE for You and Me!(以下SPFYAM)』『クロッカスの扉』『drop』を歌声のサンプルとします。


これらの楽曲から兵藤雫の歌声を抽出すると、「カワイイ歌声」「カッコイイ歌声」に分けることができます。

「カワイイ歌声」に当たるのはdrop・エブサニの2曲。

対して「カッコイイ歌声」に当たるのはSPFYAM・クロッカスの扉の2曲です。


このことから、兵藤雫には大きく分けて2通りの歌声が存在していることがわかるかと思います。

ではその使い分けの基準はなんなのでしょうか?



2.歌声の基準

結論から申し上げますと、「曲調・歌詞の内容によって歌声を使い分けているのではないか」と私は考えています。

その根拠としては、イベントストーリー『並び立つ歌姫のフルリール』で示された、兵藤雫の楽曲との向き合い方にあります。

彼女は「楽曲をしっかり頭に入れ、かつ歌詞を自分の中でしっかり落とし込んだ上で歌う」ということを大切にしているようで(※1・2)、実際その過程を省略した際には歌声に精彩を欠いてしまっています(※3)。

つまり彼女は、楽曲に対しての理解を深める過程で自らの歌声を選択しているのではないでしょうか。

※1 イベスト4話より
※2 〃

※3


先の分類から、対比的な2曲を取り上げます。

クロッカスの扉drop。

クロッカスの扉で彼女が選んだのは「カッコイイ歌声」

少しゆったりとした曲調に、兵藤雫と天動瑠依のアイドルに対する思いを感じ取れる歌詞が乗った一曲。

特に兵藤雫視点の歌詞では『太陽が照らした その姿 憧れたんだ』とあるように、天動瑠依への憧れの思いも語られています。

兵藤雫にとって、天動瑠依と並び立つための歌声は、天動瑠依のような「カッコイイ歌声」だと判断したのでしょう。


対してdrop

これは彼女のソロ楽曲であり、ポップな曲調で兵藤雫自身を表現する歌詞の楽曲です。

いわば彼女自身を体現するような曲

であれば彼女が自分が喋る声に近い、つまりは地声に近い「カワイイ歌声」を選ぶのもごく自然なことでしょう。


つまり、彼女の曲に対する理解の深さが、2種類の歌声を存在させているのです。


3.歌声の変遷

とはいえ最初から歌声を使い分ける方ではなかったと思います。

エブサニに代表される初期のサニーピース楽曲では、カワイイ寄りではありますが、どちらかといえば「カワイイとカッコイイの中間」

その後SPFYAMでカッコイイに振った歌声が登場し、クロッカスの扉に繋がっていきます。

その傍ら、dropパジャマパーティーで見られるような可愛らしさを全面に出した歌声が出てきます。

ではそれはどういう順番で生まれていったのか。


仮説には過ぎませんが「中間→カッコイイ→カワイイ」の順で、彼女の歌声が増えていったと考えます。

中間はある意味彼女が生まれ持った歌声であり、アイドル兵藤雫として生み出された声

ここがスタート地点ですね。


そこからアイドルとして進化を続け、I-UNITYという大舞台で生まれたのがSPFYAM。

歌唱力も更に上昇し、楽曲への最適解が選択できるようになったために、「カッコイイ歌声」という新たなカードが生まれたのだと思います。


そして最後に生まれたのは、1人の少女としての兵藤雫に一番近い「カワイイ歌声」。

もう完全に妄想ですが、クロッカスの扉を経て「自らを表現することへの恐怖感」を克服した彼女が最後に手にしたのがこの歌声だと思います。

誰かを引き立てるためでもなく、兵藤雫という1人の人間を表現するための歌声

それが「カワイイ歌声」。


こういった妄想を根拠に、彼女の歌声の変遷の仮説を立てました。


3.最後に

兵藤雫を語りたすぎてなんだかとっちらかった話になってしまいました。

結局のところ何が言いたいかというと、「兵藤雫ってアイドルはすげーぞ」ってことです。

彼女の唯一無二の歌声に今一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか。


まとまりもない話ですが、今日はこのへんで。

皆様もよき兵藤雫専属ライフを。

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