2021/06/26

主観と事実

 ハチナイの周年記念SSを書かずなにやってるんだと言われそうですが、ちょうどよいブログネタを思いついちまったもんですから(あと適当にでも形にしておかないとひたすら擦り続けちゃいそうなもんですから)一旦書いておこう、というわけでございます。

 こんばんは、シルエットです。


 インターネットの流行りは本当に目まぐるしいです。最近では、2ちゃんねるの創設者であるひろゆき氏の雑談配信の切り抜きが流行りですね。なんだか「論破王」だなんて持て囃されちゃって、うっかり一度でも動画を見てしまいましたら、関連動画欄には溢れんばかりのひろゆき氏の切り抜き動画が。

 星の数ほどありそうなひろゆき氏の動画の中で、僕の印象に残っているのが『部員を「デブス」とイジっていたら辞めちゃった』という内容のスパチャに答える動画ですね。デブはある程度一般論的に判断できるけど、ブスは主観でしかないみたいな解答をしていたような気がします(雑)

 ここまでが前置きなんですが、インターネットという世界では誹謗中傷が溢れているわけであります。なんとなくSNSを眺めていると、「クソキモチビ浪人ストーカー」というなかなかに強烈なパンチラインの誹謗中傷を目にしました。

 どことなく語感が良くてついつい呟いてしまいたくなるのは一旦横において、前述のひろゆき氏の理論から、先の文言が「ただ事実を述べているだけなのか」、それとも「いわれのない罵倒」なのかを紐解いていきましょう。


 先の文言は、単語で分解すると「クソ」「キモ」「チビ」「浪人」「ストーカー」と5つに分かれます。

 まずは考察が比較的楽そうな「浪人」から行きましょう。「クソキモチビ浪人ストーカー」と評された人が、浪人生であれば事実です。もし浪人生ではない、または浪人していた過去がなければ、これはいわれのない罵倒です。

 調査の結果、受け手は過去に浪人経験があるとのことでしたので、「浪人」は事実であると認定していいでしょう。これで「浪人」という表現は固まりました。


 次に「ストーカー」という表現。仮に事実であったとしたら、中傷どころか犯罪ですので一大事です。まず前提として、受け手は過去にストーカー規制法等で取り締まられたことや、ストーカー行為をはたらいたことはないと証言しています。つまり、現状だと過去の経歴などから「ストーカー」と表現しているわけではないということです。となると、発信者は受け手からストーカー行為をされているということでしょうか。

 受け手は、先の文言の発信者と過去にネット上では交流があったものの、実際に会うなどの面識はないとも言っており、受け手は発信者に対して(ネットストーカーを含め)ストーカー行為をはたらいているつもりはない、と話しています。ただ、ストーカー行為――特にネットストーカーに関してはその方法は多岐にわたるために、明確に定義することはできません。故に、受け手にはストーカーの自覚がなくとも、発信者にとっては何らかの行為がストーカー行為であると判断されている可能性は十分にありえます。嘘であると判断ができない以上、一旦は「ストーカー」も正しい、ということにしておきましょう。



 次に考えるのは「チビ」という表現。これは案外簡単そうですが、意外と難しい。身長何cmから「チビ」であるか、の定義はありません。あくまで主観によるものです。もし仮に、平均身長を下回ると「チビ」であると定義するならばどうでしょうか?

 受け手の身長は166.9cm。確かに成人男性としては物足りない身長です。そしてそれを裏付けるのが、20歳男性の平均身長は170.9cmであるというデータ。平均身長より3cm小さいと、それは世間一般から見て「チビ」であるというゆるぎ難い事実とも言えるでしょう。ゆえに、「チビ」という表現も事実であると認定されます。


 最後に「クソ」と「キモ」という表現です。これは本当に難しい。何が「クソ」で「キモ」なのか。何を持ってそう判断するかというものさしはありません。ここは完全に主観であるといって良いでしょう。

 ただし、「仮にクソやキモが人となりのことであるならば、事実とも言える」と受け手は頷きます。過去に「キモ」と評されたことがあり、「クソ」と評されたこともあるとのこと。数回ではなく、結構な頻度で。

 ともなると、判断基準は主観ではありますが、世間一般から見て事実である、ということもできそうです。よって、「クソ」や「キモ」も事実と認定して差し支えないでしょう。


 全ての単語の判断が終わりましたね。

 結果としては、「クソキモチビ浪人ストーカー」の表現は概ね事実であり、誹謗中傷ではないという結論を得ることができました。

 これにより、ただ単に事実を述べられただけ、ということになりますね。


 ただ、一部あやふやな部分はありますので、発信者さんによる答え合わせをぜひとも期待しております。

 それでは、おやすみなさい~

2021/06/15

僕考最強侍J -東京五輪編-

 ぼくのかんがえたさいきょうの侍ジャパンネタ、書くのざっと2年半ぶりですって。

 こんばんは、シルエットです。

 東京オリンピックをもうすぐそこに控えた今日このごろ、ついに明日11時から侍ジャパンの内定選手が発表されるらしいです。

 僕は侍ジャパンが招集されるとき、気まぐれに選手予想をしていました。(選出メンバーにツッコミどころしかないのはご容赦)

 例に漏れず、今回も僕考最強侍Jを予想していきましょう。

 さて、本題に入る前にまずは前提情報。この五輪メンバーは、今までの侍とは違って24名と枠が少ない。4人少ない。これが結構頭を悩ませるんですね。遊び選出が許されません。

 さらに今年は核となる選手の怪我であったり不調であったりと問題が多い。筆頭は千賀選手ですよね。どこまで選出するか難しいところではありますが、現在抹消中の選手でも実戦復帰している等、目処が立っていれば選出しようと思います。

 それでは、メンバー紹介。

○投手

・先発投手

田中将大(楽天)・山本由伸(オリックス)・森下暢仁(広島)・宮城大弥(オリックス)・柳裕也(中日)

・中継投手

平良海馬(西武)・山﨑康晃(DeNA)・青柳晃洋(阪神)・松井裕樹(楽天)・栗林良吏(広島)

○野手

・捕手

甲斐拓也(ソフトバンク)・木下拓哉(中日)

・内野手

村上宗隆(ヤクルト)・菊池涼介(広島)・大山悠輔(阪神)・坂本勇人(巨人)
源田壮亮(西武)・浅村栄斗(楽天)・山田哲人(ヤクルト)・佐藤輝明(阪神)

・外野手

柳田悠岐(ソフトバンク)・吉田正尚(オリックス)・近藤健介(日本ハム)・栗原陵矢(ソフトバンク)

・スターティングラインナップ

1(中)柳田悠岐
2(指)吉田正尚
3(左)近藤健介
4(三)村上宗隆
5(遊)坂本勇人
6(右)栗原陵矢
7(一)浅村栄斗
8(二)菊池涼介
9(捕)甲斐拓也

 ……さてさて、いかかでしょうか。賛否両論(否否)ありそうですが(笑)

 詳細を語っていきますか。

 まずは先発投手陣。やはり軸となるのは楽天・田中投手。昨年までバリバリのメジャーリーガーで、ここまで勝ち星には恵まれていませんが成績は悪くないです。世界を知る男が、侍をまとめ上げてほしいですね。そして山本由伸投手。プレミア12ではセットアッパーを努めていましたが、やはり彼の真骨頂は先発。さらに柳投手は今シーズン、大野投手がイマイチピリッとしないなかで中日投手陣を圧倒的な成績で引っ張っています。そこに続くのが、森下投手・宮城投手の若手。特に宮城投手は若手でくくるには惜しいほどの投球術を持っていますから、世界という大舞台でも飄々と投げてくれそうですね!

 次に中継ぎ投手陣。ここで問題なのは誰をクローザーにするか、ということ。成績で言いますと、22試合連続無失点という栗林投手にルーキーながら白羽の矢が立ちますが、あえて僕は楽天・松井裕樹投手に託したい。いわゆる劇場型ではありますが、五輪という大舞台であればそのプレッシャーが良い方に働いて、まさにイケイケになってくれるのではないか、という期待。

 そのクローザーへと繋ぐのが絶対的セットアッパー・平良海馬投手ですね。もうここは本当に揺るぎない。33試合に登板して無失点は異常です。

 そして先発をしっかり支える青柳投手。阪神では先発を務める彼ですから、先発投手に何かあった際にはロングリリーフとして。もし先発が足りない、なんてことになれば先発も。この男なくして安定した侍投手陣は無し、というまさに屋台骨ですね。


 さあ野手。捕手。ここはねえ……。ギリギリまで広島・會澤選手を選出しようと思っていたんですが、どうも今日の試合で負傷交代してしまったようで……。怪我の度合いにもよりますが、ここは五輪までの調整は難しいと判断して木下選手に。木下選手は、中日に彗星のごとく現れた強肩強打の捕手(交流戦ではお世話になりました💢)セ・リーグ投手陣を引っ張っていただく捕手ですね。そして甲斐キャノンで有名、甲斐拓也選手。彼を日本の正捕手を背負っていただこうと思います。肩は勿論なのですが、彼の真の魅力は壁性能。日々、ソフトバンクのノーコンワンバン変化球投手に鍛えられた彼のボールを止める力は眼を見張るものがあります。これで投手は心置きなく落ち球を投げられます。

 次、内野手。概ねプレミア12のメンバーながら、大山選手や村上選手といった新しい顔ぶれ。特に村上選手には日本の4番を背負っていただきました。日本の4番といえば鈴木誠也選手なのですが、今年はいかんせん調子が。代わりに、セ・リーグ打点2位をひた走る村上選手にどっしり構えていただきたく。ちなみに佐藤輝明選手も、打点リーグ4位と右翼・三塁を守れるユーティリティ性を評価しての選出。

 残る懸念点は遊撃手。筆頭候補の坂本選手・源田選手が(コロナも含め)故障明け。特に源田選手はつい最近二軍戦に復帰したばかりなので結構微妙なラインではあります。しかし、この二人は絶対に欠かせない戦力。なんとかコンディションを合わせてほしいです。

 ……え?周東?さすがに今年の成績ではね。


 最後、外野手。

 まず近藤選手はプレミア12でも選ばれていた選手ですね。もともと高打率高出塁率長蛇も打てるというまさに天才的打者だと思っていたのですが、なんと今年は本塁打も打てると天才っぷりに磨きがかかっています。この選手を国際舞台で使わないのは勿体ないなと。そして何と言っても批判されそうなのが鈴木誠也選手を選ばなかったこと。前述の通り打点が少ない。リーグ24位はちょっときつい。そこで代わりを務めるのが栗原選手。彼は一(三)左右だけでなく捕手も守れるまさにユーティリティ。さらに勝負強いバッティングもあり、期待大の選手ですね。あとは吉田正尚選手・柳田悠岐選手ですが、何か語ることがあろうか、というレベル。強いて語るなら、柳田選手は1番です。4番じゃない。



 ……と言った具合でしょうか。

 遊ぶ余裕はないとか言っておきながらちょっと遊んだ選出ではありましたが、果たしてどこまで予想が当たるのか。どんな布陣でくるのか。ワクワクが止まりませんね。

 明日、11時。youtubeの生中継で、その瞬間を目にしましょう!