2021/12/31

2021年を振り返れ


 早いもので大晦日、2021年も残り僅かになりましたね。こんばんは、シルエットです。

 個人的な年末恒例、この1年を振り返ろうというのが本日の記事です。実はBloggerに移ってからはほとんどやってなかったのですが、楽天ブログ時代は年の瀬の恒例記事でした。せっかくいろいろと落ち着いて、ブログも本格的に再開したので、このあたりの古き良き企画も復活させていこうという所存です。

 今までの形式に則って、まずは今年1年で起こったことを羅列してみましょう。


01/16:共通テスト1日目。倫理政経の形式が変わっててビビり散らかす。
01/17:共通テスト2日目。無事死亡する。
01/20:バンザイシステムで両手が地面に埋まる(?)
02/22:私大合格。嬉しすぎて寿司食べる。
02/25:国公立大入試。無事死亡。
02/28:浪人生活を送った寮を出る。
03/09:国公立大に落ちる。私大進学決定。
03/17:高校の陸部メンバーで山口・広島旅行。
03/28:新居に引っ越し。
04/03:大学生になる。
05/04:新居に光回線がつながる。
05/12:軟式野球サークルに入る。
06/19:人生はじめての野球道具購入。
06/24:アイプラを始める。
07/04:アニメアイプラを一気観してギャン泣きする。
07/10:練習試合ながら9番レフトで初スタメン。なお2タコ。
07/15:ワクチン接種#1(モデルナ)
07/21:ツイッターアカウント開設10周年
08/17:ワクチン接種#2
08/26:成人式の実行委員長に就任してしまう。
09/02:フォロワー600人を達成
09/11:XperiaXZ2からiPhoneSE2に機種変
09/18:20歳になる
10/13:ハチナイター(楽天×ソフトバンク)
10/28:collection album[奇跡]を手に入れる
10/29:『おとな会』シリーズが没になる
10/30:Blu-rayドライブを手に入れる
12/24:コンタクトをデビュー
12/26:アイプラ初課金
12/26:collection album[約束]を手に入れる

 羅列してみるとこんな感じ。

 下半期にかけて密度が下がってる気がするのはさておき、あの浪人生活に終止符を打ったのが今年というのはなんだか違和感。もう遠い昔のことのような気がします……。

 しかしなんにせよ、いろいろと濃い一年であったのは確か。

 来年は今年以上に、出来事に溢れる一年にしたいですね!



 ぼくはどっしり腰を据えて紅白を見るのでこのあたりで。

 良いお年を!!!

 

アイプラ・フォト・オブ・ザ・イヤー 2021

 2021と銘打って見たものの、きちんと毎年やっていく自信はない。こんばんはシルエットです。

 早いもので今年も残りわずか。「2021年はどんな1年だったかな」と振り返る時期になってまいりました。

 今年も様々なものにハマった1年ではありましたが、そのなかでも大きなウェイトを占めるのがやはり「IDOLY PRIDE」。

 アプリサイズ8GB超えというとんでもねえこのゲームは、数多くの魅力がありますが、そのなかでも特筆すべきなのは「フォト機能」。歌って踊るアイドルの姿や、収録などのお仕事をしている姿、はたまた休日の姿など、思いのままにアイドルを写真に収めることができます。そのあまりの自由度の高さはローアングルすらも許しており、しばしば「盗撮」なんて揶揄やれることもありますが。

 そんなアイプラのフォト機能。今現在、「フォトオーディション」というイベントが開催されており、それに付随した「#アイプラ本気フォト」というツイッターのハッシュタグ企画も開催されており、過去イチの盛り上がりを見せています。

 イベントで高スコアを出すために構図に凝ってみたり、最高のタイミングをひた待ってみたり。撮影への思いが一段と強くなったところで、ふと私は考えたのです。

「そうだ、今年1年で撮った写真を振り返ろう」と。

 フォトの所持制限は500枚。いつもいつもパンパンで、時には泣く泣く削除した写真もあるなかで、今日まで生き残った選りすぐりの写真たちを振り返り、部門ごとで大賞を選びたい。

 今回はそんな企画です。

 こいつどのゲームでも賞仕立てで記事書いてんな、とか思ってはいけない。


 と、いうわけで『アイプラ・フォト・オブ・ザ・イヤー 2021』のざっくりとした企画説明。

 写真はすべて私がアプリの「フォト機能」で撮影した画像で、スクショなどは含まれません。

 その写真のなかから、「お可愛い部門」「お美しい部門」「エモい部門」の3部門に作品をノミネート。そこから大賞作品を1つを選びます。

 そして最後に、ノミネートされたすべての作品の中から『アイプラ・フォト・オブ・ザ・イヤー2021』を一作品決めたいと思います。


 はい、そういう流れ。

 能書きはこれぐらいにして、早速ノミネート作品と大賞とを見てまいりましょう!

☆お可愛い部門☆

 アイドルといえば「かわいい」。その可愛さが存分に表れている写真、7枚がノミネート。まずは惜しくも大賞を逃してしまった6作品を一気にご紹介!

ウインクかわいい。

そのポーズかわいい。
莉央さんと同棲してたらこんな感じなのかな

 LizNoirのセンター・神崎莉央はクールで妖艶さが魅力。だからといって侮るなかれ。彼女もまたアイドル。普段が普段なだけに、時折見せる可愛さはもう破壊力十分!

りおあおしか勝たん。

 そしてクールなのは同じくLizNoirの井川葵も。この二人がこうやって楽しそうなのは、本当に可愛らしいですね。二人でプリクラとか撮っててくれ!

いっぱい笑う君が好き。
 月のテンペストの絶対的母性。包み込んでくれるような暖かさがある伊吹渚は、その可愛らしさも超弩級。凄く等身大な感じがあって、とても身近な存在に感じてしまう彼女は、ガチ恋候補筆頭……!?

可愛いの権化。
 月のテンペストの最年少枠にして、まろびでる(誤用)お嬢様は成宮すず。まだ中学生という若さでありながら、そのパワフルさと美貌はアイドル界随一。めっちゃめちゃキュートですわ!


 と、なかなかの素晴らしい作品が並びましたが、これらを打ち破り、映えある大賞に輝いたのは……?

説明いる?

 両手を合わせ、まるで天使のようにほほえみかけてくれる彼女はLizNoirの小美山愛。真っ直ぐマッスルな彼女は、日々LizNoirのために努力を怠らないアイドル。カッコいいだけじゃない、新生リズノワを象徴するかのような笑顔が「お可愛い部門」の大賞です!

 おめでとう!愛ちゃん!


☆お美しい部門☆

 アイドルは可愛い。でもその粋を飛び越えて、もはや絵画のような美しさを生み出すのもまたアイドル。額縁に入れて飾ってしまいたくなるような6枚の写真がエントリー。

 こちらも同様に、まずは惜しくも大賞とはならなかった5枚を一挙に。

その表情がいい。
 お可愛い部門に続いてこちらにもエントリー。LizNoirにはクールさも欠かせない。ちょっぴり見下すような、氷上の表情も愛ちゃんはできるんです!

 リズノワのロゴを背負ってるのもいいね。

お顔が見えなくてもお美しい。
見えたらもっとお美しい。
 アイドルを愛しアイドルに憧れたアイドル、兵藤雫。そのキャラは寡黙で、昔は笑うこともままならなかった。今だって、咲き乱れるような笑顔はレアかもしれない。でも、だからこそ、時折見せる微笑みがとても暖かくて美しい。

 彼女の笑顔を見たとき、その心は恋に落ちてしまうでしょう……。

神崎莉央は光をも司る。

 「可愛い」はもちろん、「美しい」「カッコいい」もお手の物。たとえ片目が見えていなくたって、その美貌は周知の事実。衣装も相まって、まるで夢うつつのようなファンタジックな一枚。

 もう恋とかいう次元を超えて、見惚れてしまいますね!

絵になる。
 TRINITYAiLEのセンター・天動瑠衣。あまりにカリスマ性にあふれる彼女は、花を見つめているだけでもう絵画そのもの。スラリと伸びる銀髪が僅かに左目を隠すのが、美しいだけでなく独特の妖艶さを醸し出すのも高ポイント!


 あまりの美しさに、どれも大賞級。でも、それでも一枚を選ばなければなりません。激闘の末、栄冠を手にしたのは――?

 持ち合わせているのはキュートだけに留まらず華麗さも。どこかを眺めるその穏やかな表情は、まるで美術作品のような完成度。そして美しすぎる瞳は左目を覆う前髪も何のその。すべてが整った、まさにベスト・オブ・お美しいの一枚ですわ!

 おめでとう、すずにゃん!


☆エモい部門☆

 アイドルは関係性。それぞれの思いが絡み合って紡がれる物語。だからこそ、たった一枚の写真でもエモくなってしまうのです。

 そんな、見ているとどこかホロリと来てしまう5枚をご紹介。まずは、大賞とはならなかった4枚をどうぞ!

あいここしか勝たん。
 新生LizNoirとして再出発する際に加入した、小美山愛と赤崎こころの二人。その関係は養成所時代から始まり、互いに互いを信頼し合う尊いモノ。その二人が、背中を預けあって踊る。それがエモくなくてなんだというのでしょうか!

一人でもエモい。

誰かと一緒なら、もっとエモい。
 伝説のアイドル・長瀬麻奈。彼女の死が、アイドルの運命を大きく変えた。彼女が生きているifの世界は誰にも想像がつかない。でも、もしかしたら、今をときめくアイドルたちと肩を並べて、背中を合わせて踊っていたのかもしれない。そう思うと、なんだかエモいですよね。

 

 そして、そのなかでもぶっちぎりのエモさがあるのは……。

いつか、その手は握られたのかもしれない。
 長瀬麻奈と神崎莉央。同じ時代に生まれて、そして争った。出会いから別れまで、その時間は本当に一瞬で、なにか言葉を交わすこともかなわないほどに短い時間だった。

 彼女たちは互いに意識しあっていて、「ライバル」と称し合うのが相応しい関係。それは最期のときまで崩れることはなかった。でも、もしかしたら、いつかはその手を取り合える時が訪れていたのかもしれません……。




 といった感じで、三部門の紹介が終わりました。この中から、映えある「アイプラ・フォト・オブ・ザ・イヤー 2021」に選ばれた作品を発表します。

 今年、最も優れていた写真は――
























 やっぱりこれ!!!!!!!!!!!!!!!!

 もうこの写真めちゃめちゃ良い!表情はもちろんのこと、愛ちゃんの服装と背景の色合いもマッチしててちょっと神がかり的一枚!

 というわけで、微笑みかけてくれる愛ちゃんが今年イチバンの写真となりました!

 

 みなさんも、今年撮った写真を振り返り、ベストな一枚を決めてみてはいかがでしょうか!

 今年も残りわずか!良いお年をお過ごしください!!









○おまけ○

 さて、おまけ。

 ここでは本編でご紹介できなかった、せんしちぶだったりネタだったりの写真をご紹介。

せんしちぶ。

 慎ましい体というのは、なんというかこの上ない希少価値がありますよね。

 ……ろろろ、ロリコンちゃうわ!

 DAISUKE。

((≡゚♀゚≡))
 個人的にお気に入りな、何も考えてなさそうな芽衣ちゃん。

 よく猫ってぼーっとどこか遠くを眺めてますよね。脳みそ空っぽって感じで。まさにそんな可愛らしい猫ちゃんのような芽衣ちゃん。

 僕はこの写真をいつ撮ったかまるで覚えていないのですが、アルバムの中にあってすっごい気に入ったのでご紹介。

 ってなわけで、今回はこのなんとも言えない芽衣ちゃんでお別れといたしましょう~

2021/12/28

第13回熱闘プリンセス杯 クリスマスの陣

 こいつ月末しかブログの更新しねーな。こんばんは、シルエットです。

 今年を締めくくるランクマッチ、『熱闘プリンセス杯 クリスマスの陣』が終了して一夜が開けました。

 私はあまりランクマッチが得意ではない(?)こともあり、全試合オートでとりあえず全チケットを消費しただけという、やや不真面目な取り組み方ではありましたが、2737位(↑1098と過去最高の順位を残すことができました。

 先月の全国大会でも納得の結果を残した中で、二ヶ月連続の嬉しい結果となりました。これもひとえに戦力の強化が一定の効果を表しているのだと思います。


 さてさて。

 ランクマの順位なんてさして重要ではありません。注目すべきは選手たちの成績。早速各部門のランキングを見てまいりましょう!


【野手部門】

○打率

1位・UR小鳥遊柚 打率.581
2位・UR有原翼  打率.572
3位・UR逢坂ここ 打率.561

○安打数

1位・UR有原翼  255安打
2位・UR逢坂ここ 247安打
3位・UR小鳥遊柚 241安打

○本塁打数

1位・UR小鳥遊柚 57本
2位・UR逢坂ここ 54本
2位・UR近藤咲  54本

○打点

1位・UR小鳥遊柚 206打点
2位・UR逢坂ここ 188打点
3位・UR近藤咲  174打点

○出塁率

1位・UR小鳥遊柚 出塁率.587
2位・UR有原翼  出塁率.572
3位・UR逢坂ここ 出塁率.561

○OPS

1位・UR逢坂ここ OPS1.70
1位・UR近藤咲  OPS1.70
1位・UR小鳥遊柚 OPS1.70

 ……相変わらずランクマは打高ですわね。

 というわけで、UR柚の四冠(打率・HR・打点・出塁率)、UR有原が最多安打賞を獲得し、URここちゃんは前回大会の五冠から打って変わってまさかの無冠という結果でした。

 UR柚がさすがの四番の働き、というのはさることながら非常にハイレベルなタイトル争いだったと思います。全部門で前回大会の成績を遥かに上回り、打点は200超え、打率は6割に手が届きそうか、という具合です。

 TOP3常連となったUR柚、URここ、UR咲、UR有原。その中でも今回特に語りたいのはUR有原です。

 前回大会では、CHを殆ど使わなかった影響もあり打率.460とチーム内ワースト2位という成績に沈みました。「やはりあくまでもCH頼りなのか……」と思いかけたところでしたが、今大会では完全復活。惜しくも首位打者には手が届きませんでしたが、最多安打のタイトルを獲得。我が校のリードオフマンとしてこの上ない働きを見せてくれました。


 さて、主要タイトルを見たところで、我が校のベストオーダーを見ていきましょう!

○ベストオーダー

1(遊)UR有原翼    .572 38本 132打点 OPS1.53
2(右)UR逢坂ここ   .561 54本 188打点 OPS1.70
3(左)UR柊琴葉    .494 31本 132打点 OPS1.30
4(一)UR小鳥遊柚   .581 57本 206打点 OPS1.70
5(捕)UR椎名ゆかり  .516 24本 134打点 OPS1.36 
6(二)UR仙波綾子   .431 25本 127打点 OPS1.19
7(中)X'mas花山栄美  .430 16本 80打点 OPS1.24(※)
8(三)UR近藤咲    .536 54本 174打点 OPS1.70
9(投)UR倉敷舞子   .320 18本 87打点 OPS.940
(※:規定未到達)

 100打点多すぎでしょ。

 さて、このようになった打線ですが、特筆したいのはUR柊・UR仙波・X'mas花山の三人。

 まずはUR柊。今大会から実戦投入となった新戦力。まだまだ育成は完璧と言い難いなかで、確実性のあるバッティングで4番のUR柚に繋げるチャンスメイカーとして大活躍。さらに、URここちゃんが返しそびれたランナーを長打で返すなどのポイントゲッターの役割も果たしました。全国大会には今のところ未参加の彼女。次大会での活躍が期待されます。

 次にUR仙波。前回大会ではクリーンナップの一角として、打率.471 35本 124打点と好成績を残した彼女でしたが、今大会ではまさかの失速。自慢の長打がすっかり影を潜め、チーム内ワースト2位の長打率.741に(ワーストはUR舞子の.597)。初日は5番に入っていましたが、URゆかりちゃんの好調もあり6番に打順を下げることに。以前は4番・キャッチャーとしてチームを支えた打者だけに、次大会以降の復調を祈るばかりです。

 そして最後はX'mas花山。全国大会で顔見せ程度に出場した彼女。今大会は正センターとしての出場が期待されましたが、コンディショニングに失敗し初日のみの出場に。しかし、UR選手迫ろうかという好成績。三日間出場できていれば、ととにかく悔やまれる形。全国大会は5日間と長い大会期間なので、完走できるようにコンディショニングに全力を注いでほしいところです。


 ……え?投手成績?言う必要ありますか、と問いたいなかで一応。

 全試合に先発したUR舞子先輩が防御率1.17 476奪三振 WHIP0.69という成績を残しました。さすがだね。

 と、いうわけで過去最高成績を残した選手たち。果たして次の全国大会ではどのような成績を残してくれるのか。そして現状に満足することなく、選手の育成をもっと頑張っていきたい、という決意を本日の日記の締めとさせていただきます。

 今後も頑張ってまいりましょう~!

2021/11/29

第6回全国大会反省会

 月末に「さすがに一ヶ月更新ゼロはまずい」と焦りながら記事を書くべく筆を執る。こんばんは、シルエットです。

 久しぶりの更新は、前回記事とは打って変わってのハチナイプレイ記事でございます。


 11/22~11/28に行われた第6回全国大会。ハチナイに加盟する数千の高校が『最強』の座をかけて、争う真剣勝負イベント。「勝利のため、凱旋報酬のため、地元のため……etc」、参加する監督は様々な思いで高校の所属地区を選び、戦いに身を投じます。

 全国大会であるが故に、現実の甲子園同様、どうしても「勝ちやすい地区(≒過疎地区)」「勝ちにくい地区(≒強豪地区」が生まれてしまうもの。

 僕の地元である福岡は、第1回・第5回と二度の全国制覇の過去もあるそこそこの強豪地区。勝ちにくのは容易でありません。しかしながら、我が校もとい「幻影学院大学附属高校」は今大会も福岡県所属でエントリー。猛者集う九州の地で、全国制覇を狙いました。


 ……いや、全国制覇はちょっと過言。だいぶ過言。

 前回大会までのベスト記録は強豪校ゴールの福岡県151位。全国どころか地区大会にカスリもしていない事実。

 というわけで、今大会では地区大会出場と名門校ゴールを目標に戦いました。



 結果からいきますか。今大会の我が校の最終成績は……

福岡県47位!(強豪校)

 と、いうわけで惜しくも目標達成とはいきませんでしたが、自己ベストを大きく上回る成績を残すことが出来ました。

 ただ「名門校ゴール」は果たせなかったのですが、地区大会開幕直後にプレイすることでいわゆる「名門タッチ」と「全国タッチ」には成功しました。


 一時は全国7位なんて記録も。

 一瞬ではありましたが、味わった全国のレベル。まだまだ遠く及ばないものであり、ここで満足せずにもっともっと育成を進めなければならないと痛感いたしました……。



 さて。

 良い結果が出たということは、選手も良い成績を残したということ。

 恒例ですね、早速主要タイトルを見ていきましょう!

○投手部門○

☆最優秀防御率投手賞

倉敷舞子 防御率2.05(3)

☆勝率第一位投手賞

倉敷舞子 勝率.903(初)

☆最多勝利投手

倉敷舞子 65勝(6)

☆最多三振奪取投手賞

倉敷舞子 654奪三振(6)

※括弧内の数字は受賞回数

 ある意味で予想通り。

 UR舞子先輩が最優秀防御率・最高勝率・最多勝・最多奪三振の投手4冠に輝きました。

 第1回大会から本校の不動のエースとして大車輪の活躍を見せてきた舞子先輩。今大会では83試合に先発し65勝7敗 防御率2.05 WHIP0.97と圧巻の投球。本校の躍進の原動力であったのは間違いないです。
 そして彼女の魅力はやはり「負けないこと」。共に先発を務めた、直江は勝率.556、神宮寺は勝率.667。決して悪い数字ではないですが、やはり舞子先輩の勝率には遠く及びません。
 「負けないエース」とはまさに彼女。
直江太結 25試合 10勝8敗 防御率2.62

神宮寺小也香 7試合 4勝2敗 防御率2.34

☆最多セーブ投手賞

野崎夕姫 5セーブ(初)

☆最優秀中継ぎ投手賞

九十九伽奈 11HP(2)

 中継ぎ投手のタイトルはこのお二人。

 11HPをあげた九十九先輩は「27試合 4勝1敗 1S 7H 防御率2.62」、5セーブをあげた野崎は「24試合 2勝1敗 5S 防御率4.64」。

 中継ぎ投手陣は捕手のUR椎名のCHや舞子先輩の完投能力の高さもあり、登板数があまり伸びませんでした。しかし、限られた登板のなかでしっかり成績を残した2人でした。


 さて、続いては野手部門に参りましょう。

○野手部門○

☆首位打者賞☆

有原翼 打率.522(3)

☆最多安打者賞☆

有原翼 272安打(3)

☆最高出塁率者賞☆

有原翼 出塁率.527(3)

 ある意味で予想通り。

 UR翼が打率・安打・出塁率の3部門でタイトルを獲得しました。第4回大会から不動のリーディングヒッターとして出場を続ける翼。今大会では打率.522 15本 65打点 OPS1.21という成績。打率、安打は1位。OPSも2位という奮闘ぶり。やはり出塁率.527が大きかったようですね。

☆最多本塁打者賞☆

小鳥遊柚 46本(初)

☆最多打点者賞☆

小鳥遊柚 143打点(初)

 URここちゃんとの激戦を制し、タイトルを手にしたのは全試合で4番を務めたUR柚。打率.398 46本 143打点 OPS1.19と、3割30本100打点をクリアしました。

 前回大会では2・3番を務めたURここちゃんに本塁打打点ともにタイトルを奪われてしまいましたが、4番の意地を見せた形に。

 先制・中押し・ダメ押しとありとあるところで欲しい1点をとってきてくれた印象です。

打率.441(2) 44本(2) 121打点(2) OPS1.33(1)

 各部門のタイトルを見たところで、ベストオーダーを見てみましょう。

☆ベストオーダー☆


 前回大会と比べて、だいぶ打線らしくなりましたね。

 欲を言えば3番のUR仙波も100打点にのせて「100打点トリオ」or 30HRを達成して「30HRトリオ」を結成したかったんですが、どちらも成らず。ただ、仙波はここちゃんが返しそびれたランナーを返したり、柚に繋ぐべく出塁したりと幅広く活躍してくれました。

 また眼を見張るのは、先程も書いたここちゃんの成績。なんだか「2番打者最強説」みたいになりましたが、僕は「2番打者巧打者説」を推しています……。

 そして最後に、今後の活躍が期待される新人賞です。

☆新人賞☆

花山栄美

 新人賞にはクリスマス限定の栄美ちゃんが選ばれました。

 出場は最終日の10試合の41打席のみではありましたが、打率.268 3本 10打点 OPS.900とこれに加えてセンターライン・外野の鉄壁をも発動できる守備力。

 長年、本校のセンターは「打てるが守れない」「守れるが打てない」と一長一短でしたが、ついに「打てて守れる」可能性を垣間見せてくれました。

 第7回以降での活躍が期待される選手の一人です。




 と、いう具合に振り返ってきた今大会。

 そういえばチーム成績を書いてなかったので最後に。

 我が幻影学院大附属高校は116試合86勝20敗 勝率.811 チーム打率.349 チーム防御率2.42 726得点 337失点という結果でした。

 大きな手応えを感じた今回。次回以降も慢心することなく、今回達成できなかった「名門校ゴール」を目指して頑張っていきます!!!








●おまけ●

 UR舞子先輩が83登板とかいうとんでもねえことをしでかしたので、成績がイマイチピンときません。

 というわけで、近年のエース級登板数の「26登板」に換算してみるとこんな感じ。

倉敷舞子 26試合 20勝2敗 防御率2.05 205奪三振

 うん、エース。


2021/10/29

『おとな会』について

 今日はフランクな謝罪記事。こんばんは、シルエットです。

 実は今日は先日公開した『お昼休みのおとな会』についての裏話的記事を書く予定でした。しかし、本日実施されたアプリの更新にあたってそういうわけにもいかなくなりました。

 今回の更新には、数多くの目玉コンテンツが追加されましたが、その中でも僕の作品に大きな影響を及ぼしたのは「東京編のストーリー更新」です。

 今現在、東京編は星見プロのアイドルたちを巡って大きな事件に巻き込まれています。常に常に続きが気になる中で、ある一つの大きな情報が明かされました。

 その情報とはなにか?こちらをご覧ください。



 こちらの橋本さとみさんの発言。

 これがどんな影響を及ぼしたのか?今度はこちらをご覧ください。



 未成年飲酒してるやんけ!!

 この事態を受けて、『おとな会』及び『お昼休みのおとな会』は非公開としていますが、なぜこんなことになってしまったのか。それを紐解いていきましょう。


1.経緯

 ことの発端はある一つの僕の妄想です。

 そう、こちら。東京編より入社した、新人マネージャーの橋本さとみさんは大卒なのではないか、という説。

 この妄想については、7月29日の記事にも書いているのですが、「高卒マネージャーは異例だよね」という僕のモノサシによるものです。

 おそらく大卒マネージャーが一般的であろう、と考えると23歳になるわけで。そうなると今度は、東京編の1年前と推察される星見編において、22歳だった牧野航平・神崎莉央と同い年である可能性が限りなく濃厚になります。

 さらに妄想は発展していき、東京編において星見プロ所属の全アイドルの年齢を加味すると、飲酒ができる20歳超えのキャラクターは、佐伯遙子(21)・神崎莉央(23)・牧野航平(23)・橋本さとみ(23)の4人になるのです。その説から導き出された妄想は以下のモノ。

 この妄想を足がかりとして、あの『おとな会』という作品は生まれました。

 しかしながら、この作品の前提設定は、今日明かされた「橋本さとみ(19)」という情報ですべて崩されたのです。

2.影響

 まず『おとな会』については、前述の通り意図していなかったとはいえど未成年飲酒の描写が入っていますので、非公開としました。

 これは、決して未成年飲酒を推奨するものではなく、あくまで私筆者の認識のズレにより生まれたミスである、ということを明記しておきます。

 先の情報で、橋本さんが飲酒はできないのは確定したのですが、もう一作の『お昼休みのおとな会』についても、その根幹はグラッグラに揺らいでいます。

 それは単に、『おとな会』という作品の続編であるからというだけにとどまらず、そもそもの「おとな会」の定義が不確定になってしまったことにあります。

 先の妄想の通り、「おとな会」の定義は「星見プロの中で20歳を越えていて飲酒ができるメンバーの集まり」です。しかしながら、橋本さんが未成年であるがためにこの定義は正しくありません。

 それでは会を存続させるために定義をズラしてみてはどうでしょう。例えば、「星見プロの中で社会人のメンバー」など。一見良さそうに見えますが、これも正しくありません。というのも、牧野・橋本・莉央の3名は専業で芸能界に生きる人間なので社会人と言えるのですが、遙子さんは大学に通う学生アイドルでありますから、完全に社会人とは言えないでしょう。

 でも、芸能活動しているから社会人じゃない?という考えもあるでしょうが、そうなると今度は星見プロに所属する全員が社会人ということになってしまいます。上は莉央さんから下は赤崎こころまで。これじゃあもはや「おとな会」という名称は相応しくありません。

 それならば今度は定義を変えずに時間軸をズラすのはいかがでしょう。実際に頂いた意見なんですが、「橋本さんが飲酒ができるようになった、東京編の1年後である」という設定です。これもカタチとしては悪くないのですが、それでも多くの不都合が生じます。

 一旦ここで星見プロのアイドルの年齢を思い出してほしいのですが、東京編の1年前である星見編では白石沙季・一ノ瀬怜の両名だけが18歳でした。この二人は、翌年の東京編では19歳を迎えます。つまるところ、二人は橋本さんと同い年であったわけですね。

 ここで先程の時間軸の再設定に戻ります。仮に橋本さんが飲酒できる年齢になったとすると、同時期に沙季や怜も飲酒ができるようになるわけです。そうなると今度は、なんで「おとな会」に二人は参加していないの?という歪みが生じてしまうのです。アイドルである遙子さんが参加している以上、沙季や怜が参加していないのは一種の「ハブり」のようになってしまうわけです。

 さらにこの歪みは続編たる『お昼休みのおとな会』にも生じます。この作品は、『おとな会』の後日談のような流れになっているのですが、もし『おとな会』の時間軸を動かすと、こちらもその影響をもろに受けますそうなると、今度は制服を懐かしむ面々が広がってしまい、とんでもない数の人間が参加せざるを得なくなります。

 具体的に列挙しますと、東京編の1年後に高校を卒業しているのは、前述の6人に加えて「琴乃・渚・さくら・千紗・瑠依・葵」の計12名です。多いな。

 地続きである「おとな会」という設定は、19歳という情報だけでここまで粉々に砕け散ってしまったのでした。

3.結論

 結局のところ、どういう話なの?

 つまり、「妄想ベースで二次創作をすると手痛いしっぺ返しを喰らう」ということです。スパイス程度の妄想なら被害は最小限に食い止められるでしょうが、「年齢」という妄想で補うにはあまりにも大きすぎる設定に手を出したがために取り返しがつかなくなってしまったのです。

 せっかく書いた作品ですし、「橋本さとみが大卒だった世界線」だとか言い訳をすることもできますが、それは以前僕が書いた「名前を借りるということ」という記事にある僕の信条に反します。年齢や学歴といった情報は、キャラクターを作り上げる上で簡単に書き換えられる情報ではありません。特に、この作品が「未来を妄想した」という体ならまだしも「過去を書き換えてしまって」いますので……。

 また、「おとな会」という設定を生かして、沙季や怜も含めた「真のおとな会」を描けばよいのではないかとも思いますが、残念ながらそれは僕にはできなさそうです。

 あくまで僕の考える「おとな会」というのはあの4名で構成される会であって、それ以上でもそれ以下でもありません。その構成要件である4人のうちの1人の設定が崩れたならば、あくまで僕の中では一生成立することのない会なのです。

 とはいってもあくまでこれは僕の中の話。「莉央・牧野・遙子・さとみ・沙季・怜」の6名での「大人会」が見たいんだ、という方はぜひともその手で描いていただければな、と思います。そういうカタチもあってしかるべしだと思いますので。


 長々と書きましたが、最後に。

 『おとな会』及び『お昼休みのおとな会』を読んでくださった方やpixivにてブックマークしてくださった皆様、この度は妄想ベースという不安定な基盤をもとに書いたが故に、作品を非公開にするという私の身勝手をどうかお許しください。


 今後も僕は二次創作を続けていきますが、ここまで設定を揺るがしかねない妄想は控えつつ、執筆をしていきたいと思っています。

 

2021/10/18

ランクマを振り返る

 まだ結果も出てないのに振り返るのは早くないか?

 こんばんは、シルエットです。

 ハチナイ×パ・リーグ6球団コラボの大トリ、「パ・リーグ6球団コラボ記念!熱闘プリンセス杯」が10月14日に開幕し、17日の16時59分を持って閉幕しました。

 全89試合を戦い、そのうちハイスコアだった20試合の合計値で争うというこのイベント。私自身あまり得意としないイベントではあるために、今回はオートなどを適宜使いながら89試合を完走。まあ前回大会とそれほど大きく変動なく終わったのではないかな、という手応えです。

 とはいえ私は所詮ハチナイファン勢なので、振り返りはランキング云々よりも選手の成績云々。

 今回はプレイする端末を分けることできっちり89試合分のデータを採ったので、打撃部門を中心にタイトルを獲得した選手を見ていきましょう!

☆首位打者 :UR逢坂ここ(打率.511)
☆本塁打王 :UR逢坂ここ(46本)
☆最多打点 :UR逢坂ここ(161打点)
☆最多安打 :UR逢坂ここ(214安打)
☆最高出塁率:UR逢坂ここ(出塁率.523)

 ……ここちゃんしかおらんやんけ!

 と、いうことで今大会ではまさかのここちゃんが打者五冠に輝き圧倒的な成績を残しました。これではここちゃんを語って終わりになるので、各部門を細かく見ていきましょう。

 まず打率。ここちゃんは打率.511という圧倒的な成績を残した中で、第5回全国大会で首位打者(.599)に輝いたUR有原は打率.460と規定到達者の中ではワースト2位(ワースト1位は.306のUR舞子先輩)。有原の不振は偏に「CHを使う機会が少なかった」ためでしょう。オートで進行する試合が殆どでしたので、OCは基本UR咲ちゃんのCHに使用し、有原に割くOCはありませんでした。ですので、今大会はまさに自力勝負といった形になり本来の力は出せなかったのかな、というところです。

 ところで打率ランキング2位3位もご紹介。

 2位はURゆかりちゃんで打率.496。3位はUR柚の打率.488。このあたりは結構熾烈な争いでしたね。まずは出塁した上位打線を、柚含むクリーンアップが返して得点。さらに7番のゆかりちゃんが出塁して8番の咲ちゃんが長打で返すという黄金パターン。2番ここちゃん・4番柚・7番ゆかりちゃんとポイントポイントで確実性のある打者が居たのが打線として厚みが出ましたね。


 次にホームラン。ここちゃんの本塁打王は第5回全国大会に続いて2度目。全国のときから長距離砲としての片鱗を見せていましたが、育成が進んだ今ランクマではその能力を遺憾なく発揮した形。本塁打率は驚異の9.35となりました。

 そのここちゃんの後を追ったのが、42本で共に2位となったUR柚とSSR永井ちゃん(入学式前にスカート入らなくなってるやつ)。5回全国大会ではわずか18本と期待に答えられなかった柚でしたが、今回は高打率とホームラン量産を実現。全国大会では奪われた4番の座を、今度は実力で取り戻しました。

 そして語るべくは永井ちゃん。SSRとステータスではUR野手に劣るものの、URと遜色のないHR数。打率は.463とワースト3位ではありましたが、それでも立派な数字。全国大会では守備に不安があり起用が少なかったですが、「私を使え」と言わんばかりの獅子奮迅。5番に座り、柚との連続アーチを幾本も描きました。次の全国大会での5番センターに当確ですね。


 今度は打点。ここちゃんは161打点で打点王に輝きましたが、先程からちょこちょこ書いているように、彼女は2番打者なんですよね……。圧倒的なHR数の影響もあるのでしょうが、2番がチーム内最多打点というのはいささか不思議。

 また、不思議なのはここちゃんだけではありません。打点ランキング2位は159打点の咲ちゃん。彼女は8番です。ちなみに3位は155打点の柚。ここは妥当。

 この歪な打点ランキングは「打順の組み方おかしいんじゃないか」と突っ込まれそうですが、CHとかスキルの兼ね合いとかでこの形が現状一番だと思います。でも本音は2番に最強打者じゃなくて、ミート系のゆかりちゃんを置きたいです。


 そいで、安打。1位のここちゃんは213安打と大台の200を突破。全国大会での有原が208安打でしたので、それをも超えた形。ほんとに秘めたるポテンシャルがすごい。

 これに続くのが199安打の有原と195安打の柚でショートコンビがヒットを量産。有原は惜しくも200安打に届かず。どうしても1番という特性上、打席数が増えるためにヒットを量産しても凡打が目立って打率が伸びなかったのでしょう。柚に関しては……まあ名実ともに4番だなぁ、と。


 最後は出塁率。ここちゃん.523。それに続く.509のゆかりちゃんと.498の柚。まあ打率がほぼほぼ出塁率に直結した形ですね。ハチナイはあんまり四球の頻度が高くないので、こうなるのは致し方なし。



 と、野手の成績を見たところで、今大会のベストオーダーを振り返りましょう。


1(遊)有原 翼   .460 20本 *93打点 OPS1.15
2(右)逢坂 ここ  .511 46本 161打点 OPS1.51
3(左)泉田 京香  .466 24本 *83打点 OPS1.21
4(一)小鳥遊 柚  .488 42本 155打点 OPS1.37
5(中)永井 加奈子 .463 42本 148打点 OPS1.38
6(二)仙波 綾子  .471 35本 124打点 OPS1.32
7(捕)椎名 ゆかり .496 19本 *96打点 OPS1.26
8(三)近藤  咲  .464 38本 159打点 OPS1.38
9(投)倉敷 舞子  .306 12本 *57打点 OPS.810
 (打)朝比奈いろは .467 *0本 **7打点 OPS.980
 (打)九十九 伽奈 .444 *0本 **1打点 OPS1.28

 なんとまあ、驚きの100打点カルテットどころか100打点クインテットですよ。しかも投手以外全員OPS1超え。これは球界の常識が壊れますよ笑

 ちなみにセンターの永井ちゃんとレフトの泉田はSSR(夕日に走ってるやつ)で、それ以外は全員URです。

 ところで投手陣ですが、先発はUR舞子先輩におんぶに抱っこだったので全タイトルを舞子先輩が独り占め。

 506回2/3を投げて防御率3.11、451奪三振、WHIP1.11。比較対象がいないのでなんとも言えませんが、全国大会では疲労度の概念があるので、2枚目の先発の発掘が急務ですね。




 そんなこんなで、またもデータを見てによによする僕はランクマを堪能したのでした。

 おやすみなさいませ~

2021/09/22

文豪と出会った夜

 まさか読書感想文でブログを更新する日が来ようとは。

 こんばんは、シルエットです。

 皆さんは夜寝る前に行う日課などはありますか?例えば瞑想、例えば読書。ある人にはあり、ない人にはない。日課というのはそういうものだと思います。

 かくいう僕は、日課と呼べるほどのものではないのですが、寝る前によくpixivを見ています。主に「#八月のシンデレラナイン」ですとか「#IDOLY_PRIDE」といったタグで検索をかけて、イラスト・小説その両方の新たな作品をチェックしています。

 ただ、確固たる日課たらしめないのは、まだまだ発展途上な両ジャンルが故、毎日新作が投稿されているかと言われると、そうでもないわけです。イラストはまだしも、小説は特に。ですので、寝る前にpixivを開いてはみるものの、目新しい作品はないまま床につくなんてこともザラなわけで。

 そんな感じのゆるふわルーティンの中で、僕は出会ってしまったわけです。文豪に。

 という前書きで今日の記事は、冒頭にもあったように読書感想文。つまるところ、ちょっとすごいとかいう次元じゃない、本当に魂が震えるような作品に出会ったわけでして、せっかくなのでこの思いを記事にして皆様に紹介しよう、というお話。


 今回ボクが出会ったのは、これま氏『失礼な彼と意地悪な彼女の一日 << 乙女たちは唄う』という、ハチナイの二次創作SSです。

 まずこの作品、目を引くのが134,128文字という圧倒的文字数。読了目安:4時間28分ってのも始めてみました。ちゃんとデータを採ったわけではないので、あくまで肌感覚えではありますが、ハチナイのSSで10,000文字を超える作品はそうそうありません。連載作品で累計の文字数が万を超えているものは多々あるかもしれませんが、一話完結の作品でこの文字数はやはり珍しい。

 なかなかこの文字数ですので、読むのも大変だろうということで、さらっと話のストーリーを……といきたいところではありますが、そうもいきません。

 この作品は、実際に読まなければ意味がありません。僕が書くような、所謂「尊いシチュエーション」だけのものではなく、これま氏が綴る一文字一文字を読み解いてこその作品なのです。

 だから読め!読め!!さあ!!!ほら!!!!

 はい、あとは読んだことを前提に進めますね。

 まず僕が最初に心揺さぶられたのは、練りに練られた細かい設定群です。例えば冒頭に出てくる「木下通り」。ハチナイの監督さんであれば「ああ、あそこね」とすぐさま理解できるであろう概念です。もし僕が木下通りをSS内で登場させるならば、さしたる説明もせずに「木下通り」という言葉だけで片付けてしまうでしょう。

 それが、この作品ではどうでしょうか。「木下通り」をまず「この街のオシャレの聖地」という、なんだか小気味の良い言葉でしっかり定義付けを行っています。そしてそこから、木下通りに点在する様々なお店のことや、「路地を挟んだ裏道の先」という新たな概念をも登場させながら、よりリアルに「木ノ下通り」を肉付けしていきます。

 するとどうでしょう。今現在文字を読んでいるにも関わらず、頭の中では何処かのおしゃれな街並みが、まるで映像のように浮かび上がってくるのです。余談ですが、僕は前半部分の描写を天神のあたり、後半部分の描写をヨーロッパのどこかしらの風景で想像しています。あと、そのあとのひだまり駅は、僕の慣れ親しんだ駅で思い浮かべています。何処とは言いませんけど。

 場所の描写が続いてきたあとには空の描写。空はいいですね。雲の様子で天気のみならず、季節や感情をも表現できるので。この作品でももれなく、「快晴」や「春の日和」といった表現で、清々しい華やかな気分がもり立てられますね。

 さて、風景と季節といった想像が済んだところで、今度は人物にスポットライトが当たります。これもまた感嘆の息が漏れるばかり。

 先程の描写の細かさからブレることなく、登場する人々の姿形が恐ろしい勢いで脳内に流れ込んできます。これは二次創作作品ですので、既存のキャラクターであれば立ち絵的なイメージは瞬時につくものです。だからこそ、僕は描写をサボるのですが、この人は絶対にそんなことはしない。それどころか、キャラクターの性格に反しない範疇でアレンジを加え、よりキャラクターをそのキャラクターらしく仕立て上げています。これは本当にひとえに尊敬の念以外ありません。まじで。

 そして人物の描写というのは、服装や髪型だけにとどまりません。台詞内での言葉の使い方や台詞のあとでのキャラそれぞれの反応。それらの要素を巧みに操り、既に確立しているキャラクター像から全くブレることなく作品を作り出しています。前述したように、今まさしく文字を読んでいるはずなのに、明らかにアニメやドラマといったたぐいの映像作品を見ている、そんな感覚に襲われてなりません。

 ちょっと話が右往左往していますが、ここまでで紹介したのは設定や描写といったある種技術的な面。じゃあ、ストーリーはどうなんだよ?という話ですが、これもまたすごい。

 先に申し上げたとおり、13万文字というなかなかとっつきにくい文字数であるにも関わらず、読んでいる間、僕の目と指は止まるところを知らず、0時から2時くらいまでぶっ通しでストーリーを追い続けました。だって先が気になって仕方ないんだもん。

 台詞回しや感情表現が巧みという話をしましたが、それはもちろんストーリーにも深く関わってきていて、無理のない流れで緩急を見せながらも軽快に物語が進展していくのです。登場人物全てが、単なる舞台装置を飛び越えて、確固たる人間として動いているものですから、本当に先が読めなくてハラハラドキドキさせられっぱなし。僕のSSなんかだと、どうしても透けて見える予定調和なんてものも全く見えません。

 ところで僕は、ハチナイの魅力を紹介するときによく「良い意味でも悪い意味でも人間臭いキャラクター」と評するのですが、この作品に出てくる人々はまさに「人間臭い」。たとえキャラクターであったとしても、それは一人間であるがために、上品なところばかりだけでなく、下品だったり下世話だったりの見せない部分を抱えているもんです。それがこの作品では、嫌味なくでもありありと描かれている。人物らの考え方が人間臭いから、ことあるごとに共感して心が近づいてしまうんですね。

 ここまで語ってきた「感情」という点。これも例外なく、深く深く考えられた上で物語られています。ハチナイというジャンルの性質上か、「悩み解決」という部分はある意味で切っても切り離せないものかもしれません。しかしながら、悩みとは思い煩う心の苦しみであって、そう簡単に解決できるものではありません。僕のSSでありがちなんですが、監督がひょんなことを言って、その一言に救われるなんて展開。書いてるときは「あは~~~~かんとくかっけ~~~」みたいになってるんですが、あとから読み直すとどうしても作者(=僕)の浅はかな考えが透けて見えて、ダサく見えるんですよね。だって言葉に深みがないもん。それはやはり知識と想像力が足りないからなのでしょう。

 それが、この作品にはない。まーったくない。ゼロ。一見ひょんな一言であっても、その言葉の裏にはものすごい奥深い感情が渦巻いていて、それをひっくるめた結果。そういう言葉で悩みを解決の方向へと導いているわけです。見かけ上は一緒に見えるけれど、深みってやつが段違いなわけですよ。

 




 と、いった具合にとりあえず書きたいことは全部書けたのですが、つまるところどういうことかといいますとね。

「高解像度の映像が脳に流れ込んできてたまんね^~」ってことです。

 あと同時に「自分もこれぐらいしっかり考えと文章を練って執筆をしなければならない」とも思いました。

 皆もいろんな作品を読んでみましょうね!

 おやすみなさい~

2021/08/31

第5回全国大会を振り返って

 8月の更新がゼロだなんて事態だけは避けたかった。

 こんばんは、シルエットです。今日はハチナイ記事です。


 8月23日から29日かけて開催された第5回全国大会。今大会は「ムードメーター」という新機能の研究が進む中で、新たな要素として「タグ」が追加されたこともあり、今までとは一味違った盛り上がりを見せました。

 全国の舞台でしのぎを削る名門校の監督さんは手に汗握る熱戦を、今までは苦汁をなめ続けていた中堅校の監督さんは晴れて強豪校の仲間入りを果たすなど。かくいう私もNPCをひたすら殴っていた前回大会とは打って変わって、考えられる最高のオーダーで福岡県の猛者と戦っておりました。

 まず結果を申し上げると、5回目にして初めての強豪校入りを果たし、福岡県151位という成績を残しました。

 過去最高の成績を残せたことは非常に喜ばしいのですが、しかしながら期間中のモチベーションの低下もあり、最大180試合のところわずか98試合しか消化することが出来ませんでした。もし最終日までしっかり走り抜いていたならば、もう少し良い結果が得られたのではないか、と少しばかり後悔しています。

 なぜモチベーション低下が起こってしまったのか、と自ら考えたところ、やはり「色気を出してしまった」ということに尽きると思います。URの枚数は揃っているものの、育成はまだまだ不十分な本校。本来であれば「負けてもともと」というスタンスで試合に望むべきだったのですが、なまじ過去最高の勝利ペースで中堅校から強豪校まで駆け上がってしまったものですから、負けるごとにフラストレーションを溜めてしまったのです。

 もちろん「色気」というのはそれ以外にもありまして、「守備が大事だから」と打率が1割台に低迷する野手を使い続けたり、慢心からくるCHの発動忘れたりといった幾多の采配ミス。まさに負けるべくして負ける状態に陥っていました。

 初の強豪校入りを果たし嬉しい反面、まだまだ反省点も多い。そんな第5回全国大会でありました。



 さてさて。湿っぽい話はこれぐらいにして、今大会の選手の成績を振り返っていきましょう。成績を見るのが一番楽しいですよね。

 今回はいわゆるベストオーダー形式でご紹介。「え、この打率でベスト?」と思われる選手は僕が意固地になって使っただけなのであしからず。

 それでは参りましょう!

1(遊)有原翼            
 .590 13本 40打点 OPS1.33
2(捕)椎名ゆかり
 .358 11本 46打点 OPS0.85
3(右)逢坂ここ
 .409 44本 142打点 OPS1.33
4(一)小鳥遊柚
 .379 23本 102打点 OPS1.04
5(ニ)仙波綾子
 .345 33本 81打点 1.01
6(左)宇喜多茜
 .286 4本 22打点 OPS.700
7(三)近藤咲
 .342 32本 79打点 OPS1.05
8(中)中野綾香
 .195 8本 19打点 OPS.520
9(投)倉敷舞子
 .152 0本 7打点 OPS.360


 と、いった具合に。まず目を引くのはリーディングヒッターのUR有原の打率5割9分。夢の4割を優に超えています。CHは確定出塁とはいえど、OCの兼ね合いで発動できなかったことも多かったなかでのこの成績。やはり有原はすごい。

 それに並んで目立つのは、3番を打つUR逢坂。わずか98試合ながら44本のホームランと3倍打点ニキもニッコリな142打点を積み上げるという圧倒的なクリーンナップ。その後を打つ小鳥遊が少しかすみます。

 そして目をみはるのはセンター中野の成績。一応守備の人、という形で起用していたのですが、いくらなんでもな状態に。一応そこそこ守備も出来て打てて……という選手を考え、中野・草刈ルナ・花山と起用したのですがイマイチぱっとせず。そんななか、終盤の数試合に玉砕覚悟で起用した永井は打率.324 1本 4打点というそこそこの成績。やっぱり守備よりも打撃を重視するべきでしょうか。激打が正解……?

 また、レフトもなかなか固まらなかった。今回最多出場はフェス宇喜多でしたが、対蝶属性×という弱点を抱える彼女は、蝶属性投手の先発が予想されるときには柊にスタメンを譲りました。代わって出場の柊は打率.298 4本 21打点とこちらもそこそこの成績。次回までのレフトが決まらなければ今後もこの二人を併用していこうと思います。

 あと、ここには書けなかったのですが、代打の切り札として活躍した九十九。2割5分打てば成功と言われる代打の中で、驚異の打率.412 2本 7打点という活躍。継投時の代打のみならず、試合の流れを変える一打をも放った彼女は影のMVPです。


 といった様子の野手陣に続いて、今度は投手陣。


(先)倉敷舞子
 520回1/3 防御率2.92 408奪三振 WHIP1.22
(先)神宮寺小也香
 65回2/3 防御率3.58 71奪三振 WHIP1.26
(先)直江太結
 52回2/3 防御率2.91 21奪三振 WHIP1.23
(継)九十九伽奈
 105回2/3 防御率3.58 71奪三振 WHIP1.15

 ちゃんと勝ち星とかHPとか記録しておけばよかったなあ、と思いつつ。

 やはり今大会も大車輪の活躍を見せたのはUR倉敷。疲労度の関係もあって1日10試合ほど先発を努め、超打高の全国大会を防御率2点台でゴール。

 さらにそのあとを継ぐのが神宮寺・直江の両投手。直江は強豪校に上がるまで、神宮寺は強豪校に上がってから短いイニングながらしっかりと試合を作り、中継ぎに託すという仕事を全うしてくれました。

 そして初めて日の目を浴びた中継ぎ投手は九十九。絶対的安定感からセットアッパー、ロングリリーフもなにからなにまでこなす超万能投手。その凄みはWHIPに現れてます。




 さてさて。こんな具合。

 結構全国大会期間中はイライラが募っていたんですが、いざ選手たちの成績を見ると「やってよかったなあ」と気持ちになりますね。第6回ではもう少し選手の育成をするとともに、慢心なく、チャレンジャーの気持ちで向かっていきたい所存です。

 投げやりぶった切りな記事にはなりましたが、このあたりで。

 おやすみなさいませ~

2021/07/29

『たなばた』と『おとな会』のウラバナシ

『たなばた』

『おとな会』

 今月は3つアイプラSSを書きました。こんばんは、シルエットです。

 以前「ハチナイSS執筆者がウマ娘で書いたら評価されてて羨ましい」なんて話をしましたが、なんやかんや僕もしっぽりアイプラに浮気しています。

 今日まで7月はハチナイSSを一本も書いてないので、アイプラSS執筆者かもしれません。同人ゴロと言ってもらっても構わない(?)

 冗談はさておき。「そういやハチナイ4周年SSを上げたあとは解説記事みたいなのあげたなー」と、『おとな会』をアップロードしたあとに思い出したので、今日上げた『おとな会』とその前に上げた『たなばた』とを解説していこうと思います。

 え?『長瀬麻奈の夢』はどうしたかって?

 ……まああれは一種の通過儀礼みたいなもんですし、解説はしなくてもいいでしょ()


『たなばた』

 七夕にまつわる話を書こうかな、と思いついたのは7月頭。何の気ないタイミングで「七夕の日に雨が多い理由を、牧野くんは現実的に、麻奈様はロマンティックに応えそうだなー」と思いついたのがきっかけでした。

 もちろんご存知の通り、七夕の日に雨が多いのは旧暦とのズレの所為で、本来なら一ヶ月以上後が七夕なのです。今の7月の頭なんてまだまだ梅雨も明けていませんし、雨が多いのは仕方ないですよね。かといってそんな理由で麻奈様が納得するとは思えず。麻奈様は麻奈様独自のロマンティックな持論を展開するわけですね。

 さてさて、SSではそんな話をしたあと、帰り道の途中で流れ星に遭遇します。

 実はこれ、僕の技量の限界で上手く表現できなかったので没になったんですが、本当は海岸で空を見上げる予定でした。帰り道の途中で、「雨が止んだから」という理由で麻奈様が海へと駆けていき、それを牧野くんが追いかけると。そして浜辺から満点の星空を見上げて、そして流れ星にお願いごとをする……なんてね。このあたり、SSではちょっとコンパクトにまとめました。

 そんで時間はイマに戻って、七夕の話をして、そして琴乃のお願いごとを聞くと。

 ここも実は、本当は「7月7日」に皆で星見の海に行こうってなって、そこで流星群にあって、琴乃から聞く予定でした。でも。でもね。

「7月7日って芽衣の誕生日じゃねーか!」

 と気づいたので方向転換。半ば強引ではありましたが、あくまで前日譚という形で収めました。翌日は多分芽衣ちゃんの誕生日会やってるんじゃないかな?

 そして琴乃のお願いごと。「マキノさんをトップアイドルのマネージャーにすること」は奇しくも麻奈様が生前抱いていた夢と同じですが、もちろん琴乃はそれを知りません。偶然の一致です。

 でも、姉の背中を追ってアイドルになり、そして今「長瀬琴乃」というアイドルで活躍しているのは牧野くんの力あってのことだと琴乃もわかっているので、そのことへの感謝もあって願いが一致したのかもしれませんね。

 そんなお話。

 どうしても牧野くん関係のSSだと麻奈様が出てきちゃうよね~~~。

『おとな会』

 これはアイプラのアイドルの年齢を纏めていたときに気づいたこと。

 牧野くんはゲームの星見編において「22歳」と発言しています。これはもちろん麻奈様と同い年。ところでアイドルのプロフィールを見ると、莉央さんも「22歳」。わお。

 さらに話を東京編に移すと、東京編は第15回NEXTVENUSグランプリから数カ月後のお話です。アニメを参考にすると、グランプリの決勝が12月25日なので、そこから数ヶ月となると星見編スタートから1年経っててもおかしくないわけです。そうなると、皆さん年を1つとるわけですから、牧野くんも莉央さんも「23歳」になります。

 そして東京編から登場する新人マネージャーの橋本さとみちゃん。年齢は全くわかりませんが、高卒マネージャーはちょっと異例(牧野くんがいるけど)な気がするので、大卒で新卒採用だと考えると、ちょうど「23歳」。そう、まきまなりお世代と同世代になるんですね。

 ……黄金世代すぎる!

 そんでもって星見編では19歳の子はいないので、東京編においてお酒を飲める20歳を超えてるのは、莉央・牧野・さとみ・遙子の4人だけ。じゃあこの4人でお酒とか飲んでそうだなー……なんて思ったのが執筆のきっかけでした。

 しかしね、この話は思ったより書くのが難しかった。

 なんてったって酒の席で話す内容とか全然わかんないんだもん!呑んだことないし!

 でもとりあえずすっくねえ脳をぶん回して書いてみました。

 あんまり解説する内容はないけど、強いてあげるなら「牧野くんのお酒の作法」の話。SS内で莉央さんから「様になっている」と評されていますが、やはり芸能界に生きるものとして、お酒の席も牧野くんは数多く経験しているんじゃないかなという僕の妄想に基づいています。

 もともと社会のしの字も知らなかった高校生のガキが、いきなり麻奈様のマネージャーとして芸能界に放り込まれ、荒波にもまれながら必死でビジネスマナーを身に着けた彼ですので、その当たりも心得てそうだな、と。あと、上手い感じに仕事とってきてる当たり、そういう世渡りもうまそう。

 ホントはもうちょっと色々書いてみたかったけど、どうもアレ以上形にならなそうだったので、ちょっと無理矢理ではあったけど幕引き。

 最後に一見普通に見えてしっかり酔ってる莉央さんが牧野くんに無茶振りするところは既定路線でした。




 ……はい!そんな感じでございました。

 やっぱ2ついっぺんに解説するとごちゃごちゃしますね。なるたけ解説記事出すときは一本ずつにしようと思います。なるたけ。

 それでは、おやすみなさいませ。

2021/07/04

サヨナラから始まる物語

 アニメ・IDOLY PRIDEを一気観しました。

 こんばんは、シルエットです。


 前回の記事で『次回は今僕がハマってるIDOLY PRIDEネタで記事を書きたい』なんて書きましたが、有限実行していこうと思います。

 というわけで紹介するのは、今僕がハマっているアイドル育成系ポチポチゲームのIDOLY PRIDEです。

 サイバーエージェントグループ、ミュージックトレイン、ストレートエッジによるメディアミックス作品で、飽和傾向にあるアイドルモノに一石を投じるような作品……かもしれません。

 僕は生憎アイマスやラブライブといった有名アイドル系作品を見ていませんので、比較は出来ないのですが、アイドルモノにしては随分重々しい印象の作品。実際にホームページを見ていただければわかるのですが、トップに踊る文言は「舞台裏のドラマが、ステージを輝かせる」といきなり裏を示唆。

 そして紹介文をホームページから一部引用しますと、

アイドルという「空間」をつくっていく喜び。
その過程では、誰しも汗を、涙を、時には血を流している。
それでもアイドルを続ける。
最初からスポットライトを浴びる人なんていない。
誰しもみんな、弱かった。
屈しないものだけがアイドルの最高峰へたどり着く――。
これは、大きな夢と、過酷な現実を前に青春を駆ける、切なくも熱い、アイドルたちの物語。

 と、アイドルが持つ華やかさというよりはどちらかというと、頂点を目指すもの達の泥臭さとか、そういうものを感じさせる雰囲気。

 しかも、そういう重々しい雰囲気はサービス開始前のキャラ告知画像にも現れていて、可愛らしいキャラがそれぞれ苦々しい顔をしていたもんですから、一部では「うんこ堪えてそう」「なんなら漏らしてそう」とか言われてました。

 じゃあどういうストーリーなのさ?という話です。

 大まかにかつ僕なりにあらすじを説明しますと


 アイドルをAIが評価し、その価値を定めるVENUSプログラムが作られ、アイドル戦国時代と呼ばれる頃。星見市という関東郊外の小さな芸能事務所、星見プロダクションから「長瀬麻奈」というアイドルが誕生する。華々しいデビューを飾った彼女は、またたく間にトップアイドルへの道を駆け上がっていく。その過程、新人アイドルの登竜門であったNEXT VENUSグランプリの決勝へ。グランプリに優勝すれば、アイドルとしての成功は約束されたようなもの。人生を決める勝負へ臨む前、会場への移動途中に彼女は交通事故により帰らぬ人となり、そしてNEXT VENUSグランプリの決勝のステージの幕も上がることはなかった。
 長瀬麻奈の死去から3年後。彼女のクラスメイトかつマネージャーであった牧野航平は、「決勝の舞台に立つまで成仏できない!」と霊と化した長瀬麻奈と共にマネージャーとしての日々を送っていた。そんな彼に新たなアイドル候補が預けられる。長瀬麻奈の妹・長瀬琴乃、長瀬麻奈とそっくりな歌声を持つ川咲さくら。来るNEXT VENUSグランプリの復活に向けて、再び牧野はトップアイドルの育成を目指すこととなる――

 ってところでしょうか。

 まとめる過程で若干齟齬が発生している感も否めませんが、大筋はズレていないと思います。

 もしここまでで「興味が出たな~」って人はここでこの記事を読むのをやめて、アニメを見てみることをおすすめします。

 ここからはアニメ最終話のネタバレをゴリゴリ入れていきますので!!!



















 はい、忠告しましたのでここからは最終話・12話のネタバレ感想です。

 まず一口に、ギャン泣きしました。牧野くんと麻奈ちゃんのラストシーンはもう涙なしでは見れないでしょ。

 大まかなあらすじを語りますと、なんやかんやでNEXT VENUSグランプリ優勝を果たし、ウイニングステージに立つアイドルたち。その間に牧野は会場を後にし長瀬麻奈と、そして霊体の長瀬麻奈と出会った高校の教室へと走ります。長瀬麻奈が霊体として現世に留まれる時間はもう残り僅かでした。
 あのときと同じ、教室の窓際に立っていた麻奈は牧野に彼女の本当の願いを語ります。それは「牧野航平をトップアイドルのマネージャーにすること」でした。牧野は「なぜ自分だったのか」と問い、麻奈は様々言葉を紡ぎながらも「キミが好きだったから」と想いを吐露します。牧野は衝撃を受けると共に「俺はマネージャーだから」と自分の想いを封印してきたことを滲ませます。そんな牧野を見て「キスでもしておけばよかったね」と麻奈は生きているときには出来なかった口づけを牧野と交わし、そしてこの世界から姿を消してしまいました。最後に、妹・琴乃に「まだまだ先は長いよ」と言葉を残して。

 はい、もうギャン泣き。それまでの過程でどことなく麻奈ちゃんが牧野くんを好いていたことは示唆されていました。それが、最後に牧野くんに伝えられたこと。そして真面目な牧野くんはそれでも「アイドルとマネージャー」という立場を崩そうとはしなかったこと。最後に、本当の別れを前に口づけを交わせたこと。

 こんなもん泣くしかないでしょ!!!!!!!!

 しかもこの場面で流れているのは、長瀬麻奈の最期の曲。「song for you」。これは麻奈ちゃん曰く妹の琴乃に向けての曲だそうですが、その歌詞を読み解くと、それと同時に仄かに牧野くんへの想いも込められていたことが見て取れます。

『わたしの わたしの 一番近くで いつでも いつでも 見ていて くれたね
 あなたと 過ごした かけがえのない日々に 贈るよ 「ありがとう」』

 勿論肉親である琴乃はずっとずっと姉を一番近くで見ていたと思います。しかし、アイドルとしての長瀬麻奈を一番近くで見ていたのは、マネージャーという立場で舞台袖から見続けていた牧野くんでしょう。

 そしてグランプリ決勝で歌う予定だったこの曲。会場まで牧野くんと別々に移動することとなった麻奈ちゃんは、「絶対に見に来てね」と牧野くんに念を押していました。つまり、琴乃と同時に牧野くんにもこの曲を届けたかったわけです。

 そういう麻奈ちゃんの想い全てが詰まった中でのお別れ。

 そして、場面はかわりアニメでのラストライブ。

 「サヨナラから始まる物語」をイマのアイドルたちが歌います。

『めぐり逢えた奇跡の真ん中で 少しくらいわたし泣いたっていいよね』
 サヨナラから始まる物語 胸の奥に刺さった切なさが痛いけど
 駆け出したら いつでもそこがスタートライン
 君と走っていこう デスティニー』
『たどり着いたステージの裏側で いつも君が優しく笑ってたんだね
 サヨナラから生まれた物語 言えなかった言葉がまだたくさんあるよ
 溢れすぎた心からは本音がこぼれた
 もうちょっと消えないでいて デスティニー』

 エモの塊ですよ。「サヨナラから始ま」っていくイマの星見プロの物語なんですからね。

 そしてこの裏で、東京への進出を前に星見プロの三枝さんまで姿を消してしまうんですから……もうね!


 と、いうわけでアニメでガチで声震わせるレベルで涙を流したのは久々だったので衝動的に文章を書きたくなってしまいました。

 ところでアイプラの最推しは「成宮すず」ちゃんですが、最オシのグループは「LizNoir」です。あのどことなく尖った雰囲気と割とロック調のゴリゴリな感じがアイドルらしくなくて好きです。

 皆様も是非推しグループを見つけましょ~。

 ではでは!

2021/07/01

『原点』の裏側

 なんか格好良い題名ですけど、単なる拙作解説記事です。

 こんばんは、シルエットです。


 本題に入る前にまずはくだらない話を少し。僕のブログをPCで見てる方やウェブバージョンで見てる方はもしかしたらお気づきかもしれませんが、右側の「ラベル」に「リバイバル記事」という新たな項目が増えています。それと同時に、このブログが開設された2015年よりも前の記事が増えています。

 これらは、僕が以前使っていた楽天ブログでの記事を一部復活させたものになります。すべてではなく一部なのは見るに耐えないものもあったからです……。

 よっぽど暇で、世界一無駄な時間を過ごしたいときにお読みください。


 閑話休題。

 本日は、先日pixivにアップロードした『原点』というハチナイSSの解説記事です。本編には書ききれなかった思いなどを綴ろうと思います。当たり前のようにネタバレ記事です。


 さて、まず今回の大まかなあらすじは「高校卒業から4年が経った監督くんが、今何を思うか」というお話。

 基本的にオリジナル設定もりもりなのですが、1番の目玉は監督くんが選手として球界復帰を果たしている点ですね。

 高校での監督業を全うして(どのような実績を上げたかは考えていません)、大学で左腕投手として現役復帰。球速や球威は全盛期とは程遠いものの、制球力を武器にそこそこの成績を残しました。

 ところで監督くんの進学先は特に明確には決めていなかったのですが、たぶん六大学ではないのだろうな……と(いま)思いました。野球で有名、というわけでもなく、ごく普通の大学を選んだのでしょう。なにせ選手としては3年のブランクがあるのですから。

 大学卒業後、惜しくもプロとはならなかった監督くんは「独立リーグ」という茨の道を歩みます。

 なぜ彼が「社会人」という(ある種)安定した道を選ばずに「独立リーグ」という険しい道を選んだのか。おそらくは敢えて厳しいところに身を起き、逃げ場のない状態で戦いたかったからでしょう。そういう姿勢は、高校時代の東雲から学んでいた……らいいなぁ、と今考えました。

 独立リーグでは、大学時代とは一転パッとしない成績の監督くん。やはりどんなに制球力があっても、球の力がなかったり変化球が甘かったりと、軸となる球種が欠けた状態だったので、プロを志す猛者たちには敵わなかったのでしょう。その事実は彼にとって焦燥感を与えました。とにかく、力をつけるため、進化するためにと投げ込みます。このあたりは恐らく彼の治ることない性格でしょうね。我妻とも通ずるものがあると思います。

 思い詰めてプレイする監督くんに、優しく声をかけたのは一回り以上年上の先輩選手。彼の「野球の原点」という言葉から、監督くんはあのひまわり畑のグラウンドを訪れることを決めます。

 ……はい。お察しの通り、先輩選手は現・栃木ゴールデンブレーブス所属の川﨑宗則選手です。単純に僕が好きなので登場させました。

 ただ、川﨑選手の言葉というのは僕の中でも非常に大きな意味を持っていて、いつかのインタビューで語っていた「辞めるというカードを持つこと」といった趣旨の話は、僕の昨年の荒んだ心にはエネルギーになっていました。結果が出ない日々で、辛くて折れそうなときにも「まあ最悪私立がある」「受からなくてもなんとかなる」と「新たなカード」を持つことで、少し楽に、そしてがっぷり乙でぶつかっていけたわけです。

 僕が感銘を受けた、「川﨑宗則」という存在に監督くんも励まされて欲しかったのです。

 さて、ここからは未公開情報。というよりも執筆過程でボツになった展開。

 公開された作品の中では、監督くんはその日のうちにあのグラウンドを訪れていますが、実はもともとは週末のオフに訪れるという展開でした。夏大会を目前に控える今の本校ナインに出会ったり、教師となって母校に赴任し、そして掛橋先生のあとを継いで野球部監督になった塚原先輩に会ったり。塚原先輩からちょくちょくプロになった有原が部に顔を出している話なんかを聞いて。

 更には、東雲を彷彿とさせるストイックな部員と1打席対戦してその子の悩みを断ち切ってあげて。そして実は有原イチオシの選手だった──とか。

 そういう展開があるにはあったんですが、手と頭がついていかなかったので泣く泣くボツに。

 公開版に戻りますと、夕焼けのグラウンドには有原の姿が。後述の通り、監督くんがダメ元で呼び出していたためです。驚くべきことに4年間交わりのなかった2人が、今度は事前のアポもなしに突然の再開。なりたくてなってしまったわけではない疎遠の人とは、あえてこうやって突発的に会うしか戻る方法はないのかな、とも考えてみたり。

 そして対話ではなく対戦という形をとる2人。ここで有原はこの対戦を「夢見たもの」と独白。更には「夢で一度対戦したことがある」とまで発言しています。

 このシーンは完全に僕のエゴ。実は「夢で対戦した」というのは、僕が昨年書いた3周年記念SSから引っ張ってきた内容です。詳しくは『あなたと。』という作品を読んでいただければわかるのですが、有原は夢の中で中学時代の監督くんと対戦しています。その、本来あるはずもない記憶を有原は引っ張り出しているわけですね。

 そして有原のアドバイスによって覚醒した監督くんがワインドアップから投球するシーン。ここは完全に3周年SSの記述を一部手を加えて使い回しました。だって同じフォームだってことを言いたかったんだもん。

 結局監督の勝利で幕を閉じた1打席勝負。最後は河原に寝そべって思いを語り合っておしまいです。

 まあこのあたりは僕の心の赴くままに書いてるだけなので、あとからあれやこれやと語ることはできないのですが、唯一語るとするならば、監督くんが「月が綺麗」と発言し、それに対して有原が額面通りに受け取るというシーン。

 これはお互いに言葉の真意に気づいていません。監督くんは冒頭の、松尾芭蕉の「月日は百代の過客にして」のその後が言えなかったことからわかる通り、それほど熱心に勉学に励んでいたわけではないようです。特に文学関連は弱いみたい。有原は……まあ言わずもがなですよね。

 あとこの展開は既に使いました。今年の元旦に。もし気になる方は僕のツイッターを漁ってください。多分見つかると思います。

 そして再び未公開情報。というより、思ったより話がキレイにまとまったので蛇足になるかなと思うって削除した展開。

 実はこのあと場面と時間とが移り、球団の事務所になります。その年のドラフトに向けて選手をピックアップしている某紳士球団のスカウト部。そこで上司が、入りたてのスカウトに声をかけます。「めぼしい選手はいるか?」と。

 新人スカウトはメガネをキラリと光らせながら、一本の動画を上司に見せます。「今年はまだ厳しいかもしれませんが……」と一声加えて。

 そこにはワインドアップって投げ込む、独立リーグの本格派左腕の姿が……。


 というお話。

 はい、お察しの通り新人スカウトは坂上ちゃんです。ファンタジーズファンが高じてスカウトとなったご様子。そんな彼女は、もともと目をつけていた監督くんが、あの日を堺に殻を破ったことにより、ついに上司にその存在を打ち明けたのでした。ちゃんちゃん。




 さて、いかがだったでしょうか。自分のSSの裏側を喋るという試み。初めてのように見えて実は連載系ハチナイSSを書いてたときはちょくちょくやってました(なお現在は作品及び記事は非公開になっています)

 またSSを書いたら裏話的なのやろかなと思いながらも次回は今僕がハマってるIDOLY PRIDEネタで記事を書きたいなんて思ったり。


 それでは、皆様おやすみなさいませ~

 シチガツ!

2021/06/27

権利意識・改

  今朝の記事はさすがに感情的すぎましたので、もっと冷静に。

 こんばんは、シルエットです。


 まず前置きに。

 八月のシンデレラナインが、本日サービス開始4周年を迎えました。ソシャゲ激戦時代と呼ばれる(?)昨今で、今日までコアなファンを抱えて生き延びてきたのは本当に素晴らしいことだと思います。

 最近では多種多様なメディアミックスに、ゲーム面での進化と成長の留まるところを知らないハチナイ。この先、このゲームはどのようになっていくのか。楽しみで、目が離せない作品です。


 さて、ハチナイの周年行事といえば公式ファンアート祭。実は昨年の3周年での開催が初めての取り組みで、歴史はそこまで深くはないのですが、公式自らが開催するということも相まって大盛りあがり。さらに、FAを送ったユーザーには、ガチャが引けるアイテムであるナインスターが5つ(末端価格600円)貰えるため、「普段は絵を描かないけど、折角なら……」というユーザーさんも少なくなく、ハチナイの創作界隈にニューフェイスが現れることもしばしば。

 ちなみにこれは余談ですが、僕は昨年・今年共にファンアートは投稿しておりません。というのも、僕はそもそも絵が下手でとても人様に見せられるものではなく、僕のひっくい画力のイラストでナインスターを貰おうなどと考えるのはひどく浅ましいと思ってしまうからです。その代わりと言ってはなんですが、僕は文を書く力が絵を書く力よりも長けていますので、ツイッターやpixivに周年を記念するSSを上げています。

 閑話休題。

 実は昨年、初めてのFA企画のときに(僕の中で)物議を醸した作品がありました。ここでその画像を掲載したいのですが、「権利意識」と今日の記事を銘打っている以上、さすがに無断転載はできないので、代わりに公式がアップロードしているFA紹介動画のリンクを張ります。

 こちらの動画です。FAとして映るのは「三周年おめでとう!最高です~」と流れるように書かれた文字。果たしてこれはFAと言えるのか?という話です。

 しかしながら、僕はこの作品をFAとして受け入れました。一度は書道を習い(お習字だけど)、筆を動かしてきた身。「文字」というのも立派な芸術作品であることは理解しています。

 このイラストも、一見煩雑に見えてある一定のクセでまとまった字体は、この監督さんが生み出した独自の書体なのかもしれません。

 ファンアートといえばイラストであるという固定観念がありますが、アートの語源は広く芸術を指します。故に文字もファンアートであると言っても良いでしょう。


 そして、4周年。残念ながら、今年はアートかどうか云々以前の「権利的にどうなの?」という作品が投稿されてしまいました。

 今朝は、その作品に対する怒りの文章を書き連ねておりました。ただ、夜が明けて、少し冷静な頭になりますと、「本当に権利的にまずいの?」「実はセーフなんじゃない?」と思うようになりました。そのため、ここからは僕が個人的に「ん?」と思った作品を3つほど紹介し、権利的な観点から考察していこうと思います。

 前述の通り、イラストをそのまま掲載することはありません。動画のリンクを貼る、という形にします。


 まず、一作品目。エリシャ監督の作品。「ハチナイ4周年おめでとうございます!」という文字と、4人のキャラクターの画像が並んでいます。

 ネット文化に精通されている方はもうお気づきかもしれませんが、この4人の画像はイリュージョンより発売の「コイカツ!」というゲーム内で作成された画像と酷似しています。

 「コイカツ!」を知らない、と言う方に簡単に説明しますと、自由度の高いキャラメイクができるエロゲーです。その自由度の高さから、版権キャラをゲーム内で再現してSS(ここではスクリーンショット)を撮って楽しまれています。類似の作品として「カスタムオーダーメイド」というゲームもあり、僕はそちらで何度かハチナイキャラのSSを撮り、pixivに公開するなどしています。

 少し話は変わりますが、一時期「搾精病棟」というエロ漫画がネット上で一世を風靡しました。内容については僕も読んでいないため言及は避けるのですが、とにかく独自の言い回しやストーリーの重厚さから注目を集めたようです。

 しかし、もう一つ悪い意味で注目を集めてしまった点があり、それは作品内のキャラが「コイカツ!」のトレスなのではないか?という疑惑でした。ネットの人々が検証を進めると、「トレスというよりもスクショ加工ではないか」といった疑惑に発展。ネットがざわつく中、まるで答え合わせかのようにFANZAにて作品が配信停止に。そして最後には作者自らブログにて「作画に既存アプリの絵をトレースしていたこと」を認め、謝罪することとなりました。

 また作者曰く、当時の「コイカツ!」の利用規約では「個人での商用利用可能」と書いてあったらしく、同時に「エロは禁止」ともあったそうです。つまり、販売していた点については大丈夫だったのものの、内容がエロであったために利用規約に違反したものだったようです。

 その後、「コイカツ!」の利用規約は改定。

『スクリーンショット機能で作成した画像やキャラデータ等、ゲームで作成されたデータの公開につきましては「他者の権利を侵害しない」「利益を生まない個人でのご利用」その他良識の範囲であれば基本的には可としております。』

 と、現在では明記されています(ILLUSIONのお問い合わせページより引用)

 随分と話が逸れましたが、今回考えなければならないのがエリシャ監督の作品が「利益を生むか否か」という点です。(「他人の権利を侵害しない」について版権キャラである以上、ガッツリ侵害しているためもはや論じるところはないとします)

 規約では商用利用を禁止しているのでしょうから、例えばスクショをツイッターに公開する程度のことならさして問題はないと思われます。あくまで公式のFA企画に投稿しただけですので、商用利用と言えるかどうかは微妙なラインだと思われます。

 ですので、「利益を生むか否か」。ここで思い出していただきたいのが、FAを投稿するとナインスター5つが貰えるという点です。ナインスターは確かに無料で貰えるアイテムですが、買うことも出来ます。ナインスター5つが何円になるのか、ということですが、実はナインスターの販売は1個、6個、それ以上と5個での販売がありません。よって確実な値段を出すのは難しいのですが、1個での購入を5回やって手に入れた場合「120円×5」となり、600円相当になります。

 つまり、FAを投稿することで600円相当のものを手に入れたと考えることもできるわけです。よって、「利益を生んだ」と解釈しても良いのではないでしょうか。

 ところで。よくよく調べるとこの監督さん、昨年も「コイカツ!」を使ったFAを投稿していました。利用規約を読んでないか読んだけど理解していないのか、それとも読んだ上でやっているのか。どちらでしょうね。



 次は山田監督の作品。「4周年?何の事かしら」と書かれた文字と、美しい東雲龍のイラストが特徴的です。

 ハチナイをよく見ていた方ならお気づきでしょう。東雲龍のイラストはアニメの東雲龍と酷似しています。

 ……酷似しています、と書きましたが、これは断言出来ます。「同一」です。

 何故か?本人が「トレースです」と明言していますので。

 トレスに関してはもう論じる必要はないでしょう。以上です。



 最後は16811201監督の作品。ロゴをかき消すようにでしゃばる「ゆっくりハチナイしていってね!」の文字と見慣れすぎて見飽きたゆっくりの顔。

 これを見た時、虚を突かれた思いがしました。あと脱力しました。

 一つ一つ見ていきますと、まず左上が永井加奈子のゆっくり。元のイラストがどのキャラなのかはわかりませんが、髪型はアプリの立ち絵を加工して持ってきているようです。あと輪郭がおまんじゅうになってなくて怖い。

 次に左下が天草琴音のゆっくり。髪型は上に同じ。輪郭が歪んでて耳の位置がゆっくりとはズレてて怖い。

 そして右下。天草琴音のゆっくり。比較的完成度が高いのは割とありふれたやつだから?髪型は同上。

 最後は右上の監督。監督はゲーム内で立ち絵が存在しませんし、VRゴーグルは公式ネタではありませんので、どこから持ってきた画像なのかと少し調べたところ、まずベースとなるゆっくりはきつね氏が制作した「つるまる」というキャラのゆっくり。この「つるまる」ですが、どうやら刀剣乱舞の「鶴丸」というキャラが元ネタのようです。どうやら知らないうちにハチナイは刀らぶとコラボしていたみたいですね。

 そしてVRゴーグル。こちらはフリーイラスト素材サイトの「てがきっず」に掲載されているイラストでした。教育機関に関わる方々への支援として始めたサイトだったようですが、まさかハチナイ監督の支援になるとは思いもよらなかったでしょう。

 ゆっくりの配布サイトと「てがきっず」の利用規約を見てみますと、「てがきっず」の素材は商用利用が可能な模様。ただし、ゆっくりは「動画サイトでの広告収入等の利用」は個人に限り商用利用とは認めず可となっていますが、商用利用事態は禁止されているようです。

 どこから商用利用か、という点になってきますが、「利益を生む行為」を商用利用をみなすならば、先のように600円ほど得をしていますので、商用利用という解釈もできるのではないでしょうか。


 以上3作品を紹介して終わり……としたかったのですが、この記事を執筆している今(2021/06/27 12:08)、さらなる情報を目にしたのでもう1作品割り込み的に紹介……いや、晒させていただきます。

 はい、無断転載です。

 こちらのmiyo監督が過去に投稿したイラストをさも自分の作品であるかのように偽り、何食わぬ顔で投稿し、ちゃっかりナインスターを騙し取っています。そして何たる偶然か、本人のイラストより先に紹介されています。

 もはや考える必要はないですよね。

 これを最後に晒すことで上記の3つが可愛いものに思えてきましたよ。もうまほまほ監督に至っては労力が発生していません。右クリックして画像を保存して応募ページに投稿する。せいぜい利き手がちょっと動いた程度のことです。

 最低。


 

 

 あれ、ホントは利用規約はちゃんと読んでやろうねみたいなそういうオチで終わらせたかったんですけど、マジモンが出てきちゃったんで内容ぐっちゃぐちゃになりましたね。

 そうですね、どうまとめましょうか。


 ……

 はい、今回はちょっとどうかな、と思われる作品(と完全アウトな作品)を紹介しましたが、約11分の公式動画には、数多くの監督さんの、心血を注いだ素晴らしい作品が沢山ありますので、ぜひぜひ見て楽しんでください!

 以上、未だに4周年記念SSが書き終わっていないシルエットがお送りしました。

 ではでは。

2021/06/26

主観と事実

 ハチナイの周年記念SSを書かずなにやってるんだと言われそうですが、ちょうどよいブログネタを思いついちまったもんですから(あと適当にでも形にしておかないとひたすら擦り続けちゃいそうなもんですから)一旦書いておこう、というわけでございます。

 こんばんは、シルエットです。


 インターネットの流行りは本当に目まぐるしいです。最近では、2ちゃんねるの創設者であるひろゆき氏の雑談配信の切り抜きが流行りですね。なんだか「論破王」だなんて持て囃されちゃって、うっかり一度でも動画を見てしまいましたら、関連動画欄には溢れんばかりのひろゆき氏の切り抜き動画が。

 星の数ほどありそうなひろゆき氏の動画の中で、僕の印象に残っているのが『部員を「デブス」とイジっていたら辞めちゃった』という内容のスパチャに答える動画ですね。デブはある程度一般論的に判断できるけど、ブスは主観でしかないみたいな解答をしていたような気がします(雑)

 ここまでが前置きなんですが、インターネットという世界では誹謗中傷が溢れているわけであります。なんとなくSNSを眺めていると、「クソキモチビ浪人ストーカー」というなかなかに強烈なパンチラインの誹謗中傷を目にしました。

 どことなく語感が良くてついつい呟いてしまいたくなるのは一旦横において、前述のひろゆき氏の理論から、先の文言が「ただ事実を述べているだけなのか」、それとも「いわれのない罵倒」なのかを紐解いていきましょう。


 先の文言は、単語で分解すると「クソ」「キモ」「チビ」「浪人」「ストーカー」と5つに分かれます。

 まずは考察が比較的楽そうな「浪人」から行きましょう。「クソキモチビ浪人ストーカー」と評された人が、浪人生であれば事実です。もし浪人生ではない、または浪人していた過去がなければ、これはいわれのない罵倒です。

 調査の結果、受け手は過去に浪人経験があるとのことでしたので、「浪人」は事実であると認定していいでしょう。これで「浪人」という表現は固まりました。


 次に「ストーカー」という表現。仮に事実であったとしたら、中傷どころか犯罪ですので一大事です。まず前提として、受け手は過去にストーカー規制法等で取り締まられたことや、ストーカー行為をはたらいたことはないと証言しています。つまり、現状だと過去の経歴などから「ストーカー」と表現しているわけではないということです。となると、発信者は受け手からストーカー行為をされているということでしょうか。

 受け手は、先の文言の発信者と過去にネット上では交流があったものの、実際に会うなどの面識はないとも言っており、受け手は発信者に対して(ネットストーカーを含め)ストーカー行為をはたらいているつもりはない、と話しています。ただ、ストーカー行為――特にネットストーカーに関してはその方法は多岐にわたるために、明確に定義することはできません。故に、受け手にはストーカーの自覚がなくとも、発信者にとっては何らかの行為がストーカー行為であると判断されている可能性は十分にありえます。嘘であると判断ができない以上、一旦は「ストーカー」も正しい、ということにしておきましょう。



 次に考えるのは「チビ」という表現。これは案外簡単そうですが、意外と難しい。身長何cmから「チビ」であるか、の定義はありません。あくまで主観によるものです。もし仮に、平均身長を下回ると「チビ」であると定義するならばどうでしょうか?

 受け手の身長は166.9cm。確かに成人男性としては物足りない身長です。そしてそれを裏付けるのが、20歳男性の平均身長は170.9cmであるというデータ。平均身長より3cm小さいと、それは世間一般から見て「チビ」であるというゆるぎ難い事実とも言えるでしょう。ゆえに、「チビ」という表現も事実であると認定されます。


 最後に「クソ」と「キモ」という表現です。これは本当に難しい。何が「クソ」で「キモ」なのか。何を持ってそう判断するかというものさしはありません。ここは完全に主観であるといって良いでしょう。

 ただし、「仮にクソやキモが人となりのことであるならば、事実とも言える」と受け手は頷きます。過去に「キモ」と評されたことがあり、「クソ」と評されたこともあるとのこと。数回ではなく、結構な頻度で。

 ともなると、判断基準は主観ではありますが、世間一般から見て事実である、ということもできそうです。よって、「クソ」や「キモ」も事実と認定して差し支えないでしょう。


 全ての単語の判断が終わりましたね。

 結果としては、「クソキモチビ浪人ストーカー」の表現は概ね事実であり、誹謗中傷ではないという結論を得ることができました。

 これにより、ただ単に事実を述べられただけ、ということになりますね。


 ただ、一部あやふやな部分はありますので、発信者さんによる答え合わせをぜひとも期待しております。

 それでは、おやすみなさい~

2021/06/15

僕考最強侍J -東京五輪編-

 ぼくのかんがえたさいきょうの侍ジャパンネタ、書くのざっと2年半ぶりですって。

 こんばんは、シルエットです。

 東京オリンピックをもうすぐそこに控えた今日このごろ、ついに明日11時から侍ジャパンの内定選手が発表されるらしいです。

 僕は侍ジャパンが招集されるとき、気まぐれに選手予想をしていました。(選出メンバーにツッコミどころしかないのはご容赦)

 例に漏れず、今回も僕考最強侍Jを予想していきましょう。

 さて、本題に入る前にまずは前提情報。この五輪メンバーは、今までの侍とは違って24名と枠が少ない。4人少ない。これが結構頭を悩ませるんですね。遊び選出が許されません。

 さらに今年は核となる選手の怪我であったり不調であったりと問題が多い。筆頭は千賀選手ですよね。どこまで選出するか難しいところではありますが、現在抹消中の選手でも実戦復帰している等、目処が立っていれば選出しようと思います。

 それでは、メンバー紹介。

○投手

・先発投手

田中将大(楽天)・山本由伸(オリックス)・森下暢仁(広島)・宮城大弥(オリックス)・柳裕也(中日)

・中継投手

平良海馬(西武)・山﨑康晃(DeNA)・青柳晃洋(阪神)・松井裕樹(楽天)・栗林良吏(広島)

○野手

・捕手

甲斐拓也(ソフトバンク)・木下拓哉(中日)

・内野手

村上宗隆(ヤクルト)・菊池涼介(広島)・大山悠輔(阪神)・坂本勇人(巨人)
源田壮亮(西武)・浅村栄斗(楽天)・山田哲人(ヤクルト)・佐藤輝明(阪神)

・外野手

柳田悠岐(ソフトバンク)・吉田正尚(オリックス)・近藤健介(日本ハム)・栗原陵矢(ソフトバンク)

・スターティングラインナップ

1(中)柳田悠岐
2(指)吉田正尚
3(左)近藤健介
4(三)村上宗隆
5(遊)坂本勇人
6(右)栗原陵矢
7(一)浅村栄斗
8(二)菊池涼介
9(捕)甲斐拓也

 ……さてさて、いかかでしょうか。賛否両論(否否)ありそうですが(笑)

 詳細を語っていきますか。

 まずは先発投手陣。やはり軸となるのは楽天・田中投手。昨年までバリバリのメジャーリーガーで、ここまで勝ち星には恵まれていませんが成績は悪くないです。世界を知る男が、侍をまとめ上げてほしいですね。そして山本由伸投手。プレミア12ではセットアッパーを努めていましたが、やはり彼の真骨頂は先発。さらに柳投手は今シーズン、大野投手がイマイチピリッとしないなかで中日投手陣を圧倒的な成績で引っ張っています。そこに続くのが、森下投手・宮城投手の若手。特に宮城投手は若手でくくるには惜しいほどの投球術を持っていますから、世界という大舞台でも飄々と投げてくれそうですね!

 次に中継ぎ投手陣。ここで問題なのは誰をクローザーにするか、ということ。成績で言いますと、22試合連続無失点という栗林投手にルーキーながら白羽の矢が立ちますが、あえて僕は楽天・松井裕樹投手に託したい。いわゆる劇場型ではありますが、五輪という大舞台であればそのプレッシャーが良い方に働いて、まさにイケイケになってくれるのではないか、という期待。

 そのクローザーへと繋ぐのが絶対的セットアッパー・平良海馬投手ですね。もうここは本当に揺るぎない。33試合に登板して無失点は異常です。

 そして先発をしっかり支える青柳投手。阪神では先発を務める彼ですから、先発投手に何かあった際にはロングリリーフとして。もし先発が足りない、なんてことになれば先発も。この男なくして安定した侍投手陣は無し、というまさに屋台骨ですね。


 さあ野手。捕手。ここはねえ……。ギリギリまで広島・會澤選手を選出しようと思っていたんですが、どうも今日の試合で負傷交代してしまったようで……。怪我の度合いにもよりますが、ここは五輪までの調整は難しいと判断して木下選手に。木下選手は、中日に彗星のごとく現れた強肩強打の捕手(交流戦ではお世話になりました💢)セ・リーグ投手陣を引っ張っていただく捕手ですね。そして甲斐キャノンで有名、甲斐拓也選手。彼を日本の正捕手を背負っていただこうと思います。肩は勿論なのですが、彼の真の魅力は壁性能。日々、ソフトバンクのノーコンワンバン変化球投手に鍛えられた彼のボールを止める力は眼を見張るものがあります。これで投手は心置きなく落ち球を投げられます。

 次、内野手。概ねプレミア12のメンバーながら、大山選手や村上選手といった新しい顔ぶれ。特に村上選手には日本の4番を背負っていただきました。日本の4番といえば鈴木誠也選手なのですが、今年はいかんせん調子が。代わりに、セ・リーグ打点2位をひた走る村上選手にどっしり構えていただきたく。ちなみに佐藤輝明選手も、打点リーグ4位と右翼・三塁を守れるユーティリティ性を評価しての選出。

 残る懸念点は遊撃手。筆頭候補の坂本選手・源田選手が(コロナも含め)故障明け。特に源田選手はつい最近二軍戦に復帰したばかりなので結構微妙なラインではあります。しかし、この二人は絶対に欠かせない戦力。なんとかコンディションを合わせてほしいです。

 ……え?周東?さすがに今年の成績ではね。


 最後、外野手。

 まず近藤選手はプレミア12でも選ばれていた選手ですね。もともと高打率高出塁率長蛇も打てるというまさに天才的打者だと思っていたのですが、なんと今年は本塁打も打てると天才っぷりに磨きがかかっています。この選手を国際舞台で使わないのは勿体ないなと。そして何と言っても批判されそうなのが鈴木誠也選手を選ばなかったこと。前述の通り打点が少ない。リーグ24位はちょっときつい。そこで代わりを務めるのが栗原選手。彼は一(三)左右だけでなく捕手も守れるまさにユーティリティ。さらに勝負強いバッティングもあり、期待大の選手ですね。あとは吉田正尚選手・柳田悠岐選手ですが、何か語ることがあろうか、というレベル。強いて語るなら、柳田選手は1番です。4番じゃない。



 ……と言った具合でしょうか。

 遊ぶ余裕はないとか言っておきながらちょっと遊んだ選出ではありましたが、果たしてどこまで予想が当たるのか。どんな布陣でくるのか。ワクワクが止まりませんね。

 明日、11時。youtubeの生中継で、その瞬間を目にしましょう!