2021/05/24

TAXi ダイヤモンドミッション



 いやあ、ひどいものを見た。(ネタバレ有記事です)

 こんばんは、シルエットです。


 アマゾンプライムに加入してしばらく。無料で見られる名作というのはなかなかに多いもので、TAXiシリーズもその一つ。

 1は字幕版と吹替版が、2,3は字幕版のみ楽しめます。4は残念ながら無料ではありませんでした……。

 緊急事態宣言下の福岡では声高に叫ばれるステイホーム。確かにインドアな僕ではありますが、流石に時間を持て余すというもの。せっかくなので、せいぜい日曜洋画劇場ぐらいでしか見たことなかった映画TAXiシリーズを見直そうと思ったわけです。

 そんな中で、最後に見たのが『TAXi ダイヤモンドミッション』。2018年公開の映画で、本国フランスではTAXi 5として正式な続編としてナンバリングされています。


 舞台は変わらずマルセイユ。しかし時代はダニエルとエミリアンのコンビが活躍した時代から約10年後。ダニエルはフランスを離れ、エミリアンは警察を辞めたとのこと。

 じゃあ誰が主人公なんだ、となれば全く新しい2人のコンビ。スピード狂の警官マロとダニエルの甥のエディ。

 マロはもともとパリ警察勤務も素行の悪さからマルセイユに左遷。エディはタクシー運転手ながらもAT限定免許でポンコツ。そんな凸凹コンビがマルセイユ警察を悩ませるイタリアの宝石強盗軍団を捕まえるべく奮闘する──


 あらすじはざっくりこんな感じ。

 しかしながら、あらすじには現れないつまらなさがこの映画にはあります。

 なによりも。なによりも。

 エディの存在がよくわからない。おっちょこちょいキャラなので今までのエミリアンタイプなのでしょうが、警察でもなんでもないエディはただの足手まとい。別に運転ができるわけでもなく、作中での仕事はオジ(=ダニエル)からプジョー・407を借りたことと、ウーバー仲間を使って交通整備をしたこと(≒ダニエルのデリバリー仲間の信号機操作)ぐらい。あとは喚くは相棒を簡単に売るわ意気地なしだわとエミリアンとは大違い。

 エミリアンは行動力はあるけどドジでおっちょこちょい。バカを自覚しててアツいヤツというなんだかんだ憎めないキャラ。それになにより市民を守る(自分のプライドを守る)警察だという矜持もある。

 ただのタクシードライバーに過ぎないエディにはそれがない。ただ交通違反を見逃してほしいから無理やり相棒役をやってるだけ。ぶっちゃけ407さえ手に入ればそれで用済みだった。


 ちなみにTAXiお約束のゲロは今作も健在。……も、汚え。今まではあまり直接的にゲロを見せることはなかったものの、今作はだいぶ見せる。普通に汚い。走行中に吐くからほんとにヤダ。

 勿論人種差別もてんこ盛り。これがフランスの伝統だと思う。


 そしてなーによりも解せないのが。

 ラストシーン。マルセイユでプジョー407を整備していたエディの姉のサミア。最終的に犯人つ席の過程で407は壊れてしまったために、サミアは別の車に乗り換える。

 それが!あろうことかメルセデス!

 あの!マルセイユの地でメルセデス!!

 TAXi5の監督兼脚本券主演のフランク・ガスタンビドゥ氏はTAXiシリーズのファンだそうですが、じゃあそのチョイスはないでしょ……。


 最後ぐらい楽しもう。そういう思いでしたが、ラストカットのベンツでもう台無しでしたね。

 いやあ、ほんとにひどかった。

 これが正式なナンバリングタイトルなのが不思議なぐらいに……。

2021/05/11

最悪な1日

 今日も若干釣りタイトル気味です。

 こんばんは、シルエットです。


 どういうわけか不幸な目に合う。何をやっても裏目に出る。幸運の神から見放されたんか、と疑いたくなる。そんな日ってまあたまにありますよね。運のめぐりか、僕にとっては今日がそういう日でありました。

 猛威を振るい過ぎている新型コロナウイルスの影響で、他大学に漏れず対面授業が著しく減少(もしかしたら全滅)している我が大学ですが、今日はなんとか生き残った数少ない対面授業がある日。その講義は僕が近頃気になっている人と同じ講義で、GWもあって随分久しぶりに会うわけだったんですが、いつもお隣に御学友がいらっしゃって声をかけることすらできず。

 その対面授業でも何度か指名されたもののすこぶる調子が悪く無能を晒してしまい。

 ところで昨日、教授から「4月に提示した課題がまだ出てないけど💢」と催促のメールが来ていまして、ところが僕は課題提示数日後にはメールで教授に課題を送信していたわけで。その旨を教授に伝えたものの回答は「メールボックスを見たが見当たらなかった」ということで結局未提出扱いで。

 そんなこんなしていたら窓の外からしとしとと音。夜まで降らないはずの雨がどういうわけかお昼にしっかり降り出して。大学まで自転車で来たしそもそも雨前最後の洗濯物をベランダに干してきたもんだから、3限に授業はあったものの一旦雨に濡れながら自転車で帰宅。

 いざ帰ってみてらもはや雨の様子はなく。果たして濡れながら帰ってきた意味はあったのかと問いたくなる。

 そんな日でした。


 何だ、なにか悪いことしたか。日頃の行いが悪いとでも言うのか、というほど。

 ……という話なんですが、ここで終わったらただ単につらーいグチグチした日記です。

 さあ、感情転換。物事は贔屓の野球の試合と同じもので、例え負け試合でも全てが「ネガ」だったかと言われると決してそうではありません。いつでも「ポジ」が隠れているものです。

 それではポジを探していきましょう。


・気になる人と喋れなかった。
→でもとりあえず気になる人と久しぶりに会うことはできた。それにこの悔しさをバネに次回は御学友がいてもせめて挨拶はしよう、願わくば御学友ともお話しよう、と次回の目標ができた。

・課題は未提出扱いだった。
→でも再提出で多少なりは評価してくれるみたい。ちゃんと説明して良かった。

・雨が降り出した。
→ぴえん。

・洗濯物を取り込んだもののその後雨は降らなかった。
→でもあのまま放置していたら雨が強くなっていたかもしれない。結果オーライ。

 ……というぐらいにね。マイナスに、ネガティブに見ようと思えばいくらでも見れてしまうわけですが、それじゃあやっぱり心はきついわけです。だから、ちょっとずつ、些細なことでもいいからポジポイントを見つけていくのです。

 そんなことを思って大学への道を歩いていたら、ほんの少しだけ空が明るくなってました――




――なんてね!

 世界はそんなに綺麗事でなりたっちゃいねえ!

 憂き目にあったとき、どうすればいいか!答えはひとつ!!!












甘味食え甘味!!