2021/11/29

第6回全国大会反省会

 月末に「さすがに一ヶ月更新ゼロはまずい」と焦りながら記事を書くべく筆を執る。こんばんは、シルエットです。

 久しぶりの更新は、前回記事とは打って変わってのハチナイプレイ記事でございます。


 11/22~11/28に行われた第6回全国大会。ハチナイに加盟する数千の高校が『最強』の座をかけて、争う真剣勝負イベント。「勝利のため、凱旋報酬のため、地元のため……etc」、参加する監督は様々な思いで高校の所属地区を選び、戦いに身を投じます。

 全国大会であるが故に、現実の甲子園同様、どうしても「勝ちやすい地区(≒過疎地区)」「勝ちにくい地区(≒強豪地区」が生まれてしまうもの。

 僕の地元である福岡は、第1回・第5回と二度の全国制覇の過去もあるそこそこの強豪地区。勝ちにくのは容易でありません。しかしながら、我が校もとい「幻影学院大学附属高校」は今大会も福岡県所属でエントリー。猛者集う九州の地で、全国制覇を狙いました。


 ……いや、全国制覇はちょっと過言。だいぶ過言。

 前回大会までのベスト記録は強豪校ゴールの福岡県151位。全国どころか地区大会にカスリもしていない事実。

 というわけで、今大会では地区大会出場と名門校ゴールを目標に戦いました。



 結果からいきますか。今大会の我が校の最終成績は……

福岡県47位!(強豪校)

 と、いうわけで惜しくも目標達成とはいきませんでしたが、自己ベストを大きく上回る成績を残すことが出来ました。

 ただ「名門校ゴール」は果たせなかったのですが、地区大会開幕直後にプレイすることでいわゆる「名門タッチ」と「全国タッチ」には成功しました。


 一時は全国7位なんて記録も。

 一瞬ではありましたが、味わった全国のレベル。まだまだ遠く及ばないものであり、ここで満足せずにもっともっと育成を進めなければならないと痛感いたしました……。



 さて。

 良い結果が出たということは、選手も良い成績を残したということ。

 恒例ですね、早速主要タイトルを見ていきましょう!

○投手部門○

☆最優秀防御率投手賞

倉敷舞子 防御率2.05(3)

☆勝率第一位投手賞

倉敷舞子 勝率.903(初)

☆最多勝利投手

倉敷舞子 65勝(6)

☆最多三振奪取投手賞

倉敷舞子 654奪三振(6)

※括弧内の数字は受賞回数

 ある意味で予想通り。

 UR舞子先輩が最優秀防御率・最高勝率・最多勝・最多奪三振の投手4冠に輝きました。

 第1回大会から本校の不動のエースとして大車輪の活躍を見せてきた舞子先輩。今大会では83試合に先発し65勝7敗 防御率2.05 WHIP0.97と圧巻の投球。本校の躍進の原動力であったのは間違いないです。
 そして彼女の魅力はやはり「負けないこと」。共に先発を務めた、直江は勝率.556、神宮寺は勝率.667。決して悪い数字ではないですが、やはり舞子先輩の勝率には遠く及びません。
 「負けないエース」とはまさに彼女。
直江太結 25試合 10勝8敗 防御率2.62

神宮寺小也香 7試合 4勝2敗 防御率2.34

☆最多セーブ投手賞

野崎夕姫 5セーブ(初)

☆最優秀中継ぎ投手賞

九十九伽奈 11HP(2)

 中継ぎ投手のタイトルはこのお二人。

 11HPをあげた九十九先輩は「27試合 4勝1敗 1S 7H 防御率2.62」、5セーブをあげた野崎は「24試合 2勝1敗 5S 防御率4.64」。

 中継ぎ投手陣は捕手のUR椎名のCHや舞子先輩の完投能力の高さもあり、登板数があまり伸びませんでした。しかし、限られた登板のなかでしっかり成績を残した2人でした。


 さて、続いては野手部門に参りましょう。

○野手部門○

☆首位打者賞☆

有原翼 打率.522(3)

☆最多安打者賞☆

有原翼 272安打(3)

☆最高出塁率者賞☆

有原翼 出塁率.527(3)

 ある意味で予想通り。

 UR翼が打率・安打・出塁率の3部門でタイトルを獲得しました。第4回大会から不動のリーディングヒッターとして出場を続ける翼。今大会では打率.522 15本 65打点 OPS1.21という成績。打率、安打は1位。OPSも2位という奮闘ぶり。やはり出塁率.527が大きかったようですね。

☆最多本塁打者賞☆

小鳥遊柚 46本(初)

☆最多打点者賞☆

小鳥遊柚 143打点(初)

 URここちゃんとの激戦を制し、タイトルを手にしたのは全試合で4番を務めたUR柚。打率.398 46本 143打点 OPS1.19と、3割30本100打点をクリアしました。

 前回大会では2・3番を務めたURここちゃんに本塁打打点ともにタイトルを奪われてしまいましたが、4番の意地を見せた形に。

 先制・中押し・ダメ押しとありとあるところで欲しい1点をとってきてくれた印象です。

打率.441(2) 44本(2) 121打点(2) OPS1.33(1)

 各部門のタイトルを見たところで、ベストオーダーを見てみましょう。

☆ベストオーダー☆


 前回大会と比べて、だいぶ打線らしくなりましたね。

 欲を言えば3番のUR仙波も100打点にのせて「100打点トリオ」or 30HRを達成して「30HRトリオ」を結成したかったんですが、どちらも成らず。ただ、仙波はここちゃんが返しそびれたランナーを返したり、柚に繋ぐべく出塁したりと幅広く活躍してくれました。

 また眼を見張るのは、先程も書いたここちゃんの成績。なんだか「2番打者最強説」みたいになりましたが、僕は「2番打者巧打者説」を推しています……。

 そして最後に、今後の活躍が期待される新人賞です。

☆新人賞☆

花山栄美

 新人賞にはクリスマス限定の栄美ちゃんが選ばれました。

 出場は最終日の10試合の41打席のみではありましたが、打率.268 3本 10打点 OPS.900とこれに加えてセンターライン・外野の鉄壁をも発動できる守備力。

 長年、本校のセンターは「打てるが守れない」「守れるが打てない」と一長一短でしたが、ついに「打てて守れる」可能性を垣間見せてくれました。

 第7回以降での活躍が期待される選手の一人です。




 と、いう具合に振り返ってきた今大会。

 そういえばチーム成績を書いてなかったので最後に。

 我が幻影学院大附属高校は116試合86勝20敗 勝率.811 チーム打率.349 チーム防御率2.42 726得点 337失点という結果でした。

 大きな手応えを感じた今回。次回以降も慢心することなく、今回達成できなかった「名門校ゴール」を目指して頑張っていきます!!!








●おまけ●

 UR舞子先輩が83登板とかいうとんでもねえことをしでかしたので、成績がイマイチピンときません。

 というわけで、近年のエース級登板数の「26登板」に換算してみるとこんな感じ。

倉敷舞子 26試合 20勝2敗 防御率2.05 205奪三振

 うん、エース。