高校での陸上部引退以来のまともなランニングです。
こんばんは、シルエットです。
さて、共通テストが終わった後の記事や受験終了後の記事で「ランニング記事を書きたい」みたいなことを書いていましたが、ついにその時がやってきました。ブランクを経て、元長距離ランナーが復活する物語の始まりです。
まずは僕のスペックを軽く紹介しましょう。
陸上歴は中学から高校までの6年間で専門は長距離。今までのベストタイムは、
1500m:4'26.88(中3)
2000m:6'19.**(非公認・中2)
3000m:9'36.38(中2)
4000m:13'18.**(ロードレース・中2)
5000m:17'15.84(高2)
といった内容。見ておわかりの通り、僕の全盛期は中学2年生です(笑)
中学陸上部引退から高校入学までの間のブランクでそれまでの実力はすべて失いました。高校時代に3000mが9分台に入ったことはなかったですし、もし中学の時の経験値がリセットされてなかったら、5000mも16分台は出せていたと思います……。
さて、つまるところこれらは過去の栄光に過ぎません。復活とは銘打ちましたが、どちらかといえば運動不足系男子(男子という歳でもないが)がマラソン出場を目指して頑張る記事になりそうです。
そう、マラソン。ただ走るだけでは楽しくないので、何らかの目標を持って走りたいわけで。ファンランナーの目指すところはやはりマラソン大会でしょう。例に漏れず、僕も目指したかったわけです。
が、しかし。皆さんご存知この状況。殆どの大会は開催が不透明です。なので、現状どの大会とは設定できませんが、ぼんやりとマラソンを目指して頑張っていこうと思います。
さあ、前置きが長くなりましたが、ついに復活の物語の1ページ目が開かれます。
時は4月29日。お昼前。せっかくの祝日の午前中を寝て過ごすという愚行を犯した僕ですが、外の天気は予報に反して晴れ。雨が降っていた形跡は残っていましたが、綺麗な青空と強すぎない心地の良い風。まさに「ランニング日和」と評するにぴったりな日。こんな日に走らないのはもったいない、そう思った僕は野球中継を消してランニングウェアに向けて近所の公園にいざ出発。
ところで着ていたのはアシックスのクロスジャージと、クロカン日本選手権2016の記念Tシャツ。どちらも中学時代から着ているモノ。
え、僕中学時代から体型変わってないの……?
それはさておき。
自転車を漕ぐこと数分。到着しました大濠公園。福岡県のランニングコースといえば1番最初に上がるのがここでしょう。大きな池を囲むように整備されたコースは約2km。ランニングゾーン、ウォーキングゾーンが分けられ走る人歩く人お互い窮屈さを感じることなく走れます。さらには生い茂る木々が都会の喧騒との壁になり、どこか落ち着いた雰囲気を醸し出す、そんなコースです。
福岡県民のランナーなら、一度は走ってみたいこのコースを走れることにある種の喜びを感じながら、まずは入念に準備体操。約2年のブランクは馬鹿に出来ません。初回から怪我があってはたまりませんので、屈伸伸脚アキレス腱と動的ストレッチをこなします。
そしてアップがてら少し歩いて、いざスタートラインへ。まずはかる~く一周、歩いたり走ったりで回ろうとスタートしました。
……
……
……キツイ!
めちゃめちゃキツイです!中途半端に「走れた」という記憶があるばっかりに妙に飛ばしたペースで入って、200mも持たずにウォーキングにシフト。その後しばらくしてまた走り出しますが、すぐに限界が来てウォーキング。これの繰り返し。
こんなに走るってキツかったっけ、と思いながら繰り返すこと数度。いやいや待てよと。周りを走っているランナーを見ると、僕が走っているときには追い抜く対象ですが、僕が歩いてるときには追い抜かれる対象です。つまり、無理のないペースで継続して走っている。
ああ、これだ。なまじっか自信があるだけに、背伸びをして走ろうとしてしまいます。僕の悪い癖。そのことに気づいたところで、ちょうど1周が終了。もう少しペースを落として、いわゆる「おしゃべり出来るペース」で走ろうと考えました。
再びスタートラインに立って、回りっぱなしだったストップウォッチのラップを切ってスタート。ペースは大きく落ちますが、とにかくフォームだけは乱れないように腕をコンパクトに振りながら、ゴムまりのようなテンポで進んでいきます。
100mを通過して35秒。おおよそ1km6分ペース。悪くはないと思い、このペースを維持することを目標に走ります。ただ、やはりブランクは大きい。次第に痛みだす脇腹。そして肩にも違和感が出始めます。本当に久しぶりすぎるランニングで、普段使っていない首肩に負荷がかかっている模様。適度に肩をストン、と落として力を抜くように心がけます。
それにプラスして以前と違う辛さが。それはマスクを付けていることです。コロナが再び猛威を振るいだした今、例え運動中であってもマスクは外せません。一応スポーツ用に、アンダーアーマーのマスクをしていますが、それでも何もつけていないよりは辛いです。
そんな中、1kmを通過。6'05で予定タイムを5秒ほど超過。ただまあ、初ランにしては悪くないと思います。体はだいぶキツイですが、折返しは通過したわけなので、心を奮い立たせ直して足を進めます。
呼吸、腕の振り、足運び。ペースが遅い分、細部までしっかり意識を走らせながら走ります。あと風が思ったより強かったので髪の毛も気にしてました。お洒落のために伸ばしていますが、走るためならスポーツ刈りで良い。
……ぶっちゃけ後半1kmはあんまり今記憶にないです。記憶にないってことは消されたってこと。要するにめっちゃきつかった。
記憶に残るのはラスト200m手前。勿論体力的に余裕は少しもありませんでしたが、やっぱりラストはラスト。ほんの少しだけですが、ピッチを早め、ペースをあげます。いわゆるラストスパート。ただまあ、スパートというには恐れ多いほどゆっくりペースではありますが。
ペースを上げたまま2kmのラインを通過して無事ゴール。その場で止まってしまいたい思いをぐっとこらえ、ウォーキングゾーンに入って息を整えるべく少し歩きます。そしてタイムを確認。
ラストスパートの甲斐もあって12分切り。しかしながら息絶え絶えで、おしゃべりをする余裕なんて微塵もありません。それが今の限界であり現状でした。
しばらく歩いて息が整ったところで整理体操をして帰宅。……いま思ったんですが、ゴール後に脈計っておけば良かったですね。ランニングの強度の一つの目安になったはず。
以上、復活の1ページ目でした。
ちなみに翌日に腹筋、太もも、ケツ筋に筋肉痛がやってきました。下手に筋トレするより重い筋肉痛なので、ランニングがいかに効率の良い運動であるか、ということを噛み締めています。
明日からGW中は実家に戻るので、走ることが出来るかはわかりませんが、今後も継続的にランニングしていきたいと思います。
幸か不幸か、リモート授業が増えそうなので――