※本日は4月1日エイプリルフールなので、当記事の大半はウソです。
\LizNoir番外編エピローグ追加決定⚡️/
— IDOLY PRIDE アイドリープライド(アイプラ) | ゲーム好評配信中 (@idolypride) March 25, 2025
4/5(土)12:00〜
昨年12月に公開されたLizNoir2章のエピローグが追加決定!
BIG4になった莉央の元へ謝罪に訪れた三枝。
なぜ彼はデビュー直後のLizNoirを残しバンプロを辞めたのか…
『VENUSプログラム』の成り立ちと共にその真相を語る。#アイプラ生放送
2025年4月5日正午。
番外編LizNoir2章のエピローグが追加されるらしいです。
やはり注目は『VENUSプログラム』の成り立ち。
謎に包まれ続けてきた、アイプラ世界の常識がついにそのベールを脱ぐとのこと。
ところで、私は以前からVENUSプログラムと言う存在に疑問を抱き、様々な角度から考察をし、時に批判もしてきました。
「VENUSプログラムを破壊しろ」と声高に叫び続けてまいりました。
そんな私ですから、もちろんのこと「VENUSプログラムの成り立ち」についても考察していないわけがなく。
公式から答え合わせが来る前に、予め私から解答用紙を提出しておこう! というのが本日の目論見です。
とはいえ本日は4月1日、エイプリルフール。
もう午後というか夜ですけど。
なので、ここに書いてあることは基本的に「4月バカである」という認識で問題ありません。
それではウソと偽りに塗れた、私が語るVENUSプログラムの成り立ちをお楽しみください。
1.現時点で判明している事実
私の妄言に入る前に、4月1日時点までで判明している公式設定を見ておきましょう。
「VENUSプログラムは…アイドルの、ランキングシステム」
— IDOLY PRIDE アイドリープライド(アイプラ) | ゲーム好評配信中 (@idolypride) April 25, 2020
「設立は、たしか…20年近く前」
「業界を発展させるため、とか…色々な理由で、つくられた」
「今のアイドル達は…人気が、一目瞭然」
「だから…とても、厳しい世界…」
「私も…がんばる」
#兵藤雫 #IDOLYPRIDE pic.twitter.com/3glqPxGQNG
まず、VENUSプログラムは約20年前に設立されたようです。
なおアイプラ世界は、ソシャゲストーリーにはめずらしく西暦が設定されています。
星見編は2020年と推定されるため、雫の発言とも併せてVENUSプログラムが発足したのは2000年前後であると考えられます。
![]() |
番外編サニーピース4章1話より |
またVENUSプログラムの設立には、かの伝説のアイドルである星村恵が関与しているようです。
……以上!
現時点で判明している情報はわずかこれだけ。
考察するにはあまりに素材不足だと言わざるを得ません。
それでも無理やり形にしたい。
そんなときは「こじつけ」が便利ですよね。
先述の通り、アイプラではめずらしく西暦が明確化されています。
また、長瀬麻奈の日記を参照すると、天気も西暦に連動するかのように現実のものと一致しています。
これを「こじつけ」て、ある一つの仮説を導き出します。
「アイプラ世界は、現実のアイドル史と近い過去を辿ってきた可能性がある」ということ。
以降はこれに基づいて、現実のアイドル史と絡めながら、VENUSプログラムの発足の背景を探っていこうと思います。
とはいえ結論ファーストが世の常。というかタイトルに書いてあります通り。
私の考察はこうです。
『VENUSプログラムは、アイドル氷河期への対抗策として作られたものであった』
2.終わるけど終わらないアイドル
1970年代から始まったアイドルブームも、80年代末期には数々の歌番組の終了などを原因として一気に下火に。
90年代には「アイドル氷河期」「アイドル冬の時代」などと称される、停滞期に入ってしまいました。
さて史実において、このアイドル氷河期を打ち破ったのは98年にメジャーデビューを飾った「モーニング娘。」であると言われています。
そんなモー娘。の特徴として挙げられるのは「卒業制度」でしょう。
「n期生」と称し、世代交代を行いながら存続し続けるアイドルというのは、今日ではありふれた形になっていますが、モー娘。が初めて成功させたと言っても過言ではありません。
一人ひとりのアイドルは「終わる」けれど、アイドルグループとしては「終わらない」。
「終わるけど、終わらない」という矛盾した二つを兼ね備えてしまったのが、このモーニング娘。であり、アイドル氷河期を打破した存在でした。
それではアイプラ世界に視点を戻しましょう。
この「終わるけど終わらないアイドル」、つまりは卒業制度を持つアイドルは、どうやらアイプラ世界には存在していないらしいです。
![]() |
番外編LizNoir2章1話より |
最たる例はBaroque。
リーダーの秋宮もねの引退に伴い、グループ自体が解散。
秋宮もねの「終わり」と共にアイドルグループも「終わり」を迎えてしまいました。
アイプラ世界のアイドルは、絶対に「終わり」があるらしい。
それではなぜ、アイプラ世界には「終わるけど終わらないアイドル」が存在しないのでしょうか。
……ところで。
史実において「終わるけど終わらないアイドル」はモーニング娘。が初めて成功させました。
ではモーニング娘。登場以前はどのようであったのか。
ここに、アイプラ世界に通ずる鍵が隠されているのです。
3.終わる/終わらないアイドル
1980年、あるアイドルがデビューしました。
その名は松田聖子。国民的アイドルとして名を馳せた彼女は、いうなれば「永遠のアイドル」。
交際・破局・結婚・出産。
様々なイベントに出くわしながらも、明確なアイドルとしての引退はなく、今日までアイドルであり続けています。
終わらないことが、アイドルとして伝説たらしめている。
「終わらないアイドル」は、アイドルの一つのモデルとして確かに刻まれました。
そして、松田聖子がデビューした1980年はあるアイドルが引退した年でもあります。
それは山口百恵。
72年にデビューした彼女は、80年に結婚を理由にアイドルを――芸能界からスッパリと引退。
その姿というのは、山口百恵というアイドルにスポットライトを当てた時、必ず照らし出される瞬間です。
「終わる」からこそ、「伝説のアイドル」になった。
山口百恵のような、「終わるアイドル」もまた、アイドルとしての一つのモデルになっていました。
70年代の山口百恵。80年代の松田聖子。
終わるアイドル/終わらないアイドルの二つのモデルがあったからこそ、「終わるけど終わらないアイドル」の誕生につながったのでしょう。
それではここで戻りますは、『なぜアイプラ世界には「終わるけど終わらないアイドル」が存在しないのか』という話題。
アイプラ世界のアイドルは常に「終わり」が存在しています。
かの伝説のアイドル、星村恵も「引退」という終わりがありました。
……もうおわかりですね?
アイプラ世界には80年代に「終わらないアイドル」が登場しなかったため、「終わるけど終わらないアイドル」も登場しなかったのです。
4.アイドル氷河期対抗策
終わらないアイドルが登場した現実世界と、登場しなかったアイプラ世界。
ここでの相違が、アイドル氷河期への対処法の違いを導くこととなります。
アイプラ世界で作り出されたVENUSプログラム。
これは「勝ち負け」というわかりやすい図式を作ることで、人気再燃を図ったのでしょう。
ところで牧野航平は、このシステムを「スポーツみたい」と評していましたが、93年にJリーグが発足したという時代背景も影響していたのかもしれませんね。
その後、VENUSプログラムは目論見通りアイドル人気を再び火を付ける事に成功。
ついにはアイプラ世界の常識にまで上り詰めてしまったのでした。
5.まとめ
『VENUSプログラムはアイドル氷河期への対抗策であった』
繰り返しになりますが、これこそが私シルエットが唱えるVENUSプログラムの成り立ち考察です。
さてさてこれがエイプリルフールの戯言になるか、本当に過去を見てきた人間の記録になるかは公式次第。
折角の機会ですから、これを読んでくださった貴方が持つ、「20年前の記憶」を是非私にも教えて下さいね。
それでは、4月5日。答え合わせの日にお会いしましょう。
ところで記事はもう少し続きます。
6.おまけ①
さあここからは戯言も戯言。大戯言。おまけのお時間。
根拠もなにもない妄想をいっぱい書き連ねていきますね。
アイプラ世界には登場しなかった「終わらないアイドル」。
ただ、その可能性が一切なかったとは考えていません。
みなさんが「生涯アイドル」と聞いて、思い浮かべるアイプラアイドルは誰でしょうか。
私の答えはただ一人。
「長瀬麻奈」
ソロアイドルの活躍は約束されていない世界で、常識を尽く覆すかのごとく活躍したのが彼女です。
であれば、「アイドルには終わりがある」という常識をも破壊できたのかもしれません
しかし、皮肉なことに麻奈も「終わりがあるアイドル」になってしまった。
もし麻奈が生き続けていた世界では、アイプラ世界のアイドルの形は現実世界のものと似たかたちになっていたのかもしれません――
7.おまけ②
4月5日の更新では、三枝がバンプロを退社した理由も語られるらしいです。
これに関しても、持論を述べておきましょう。
それはVENUSプログラムに対して理想論で戦いたくなったから。
先に述べた通り、VENUSプログラム下ではソロアイドルは不利です。
また、VENUSプログラム下で「終わらないアイドル」は存在し得ません。
三枝は敏腕プロデューサーだったからこそ、VENUSプログラムに適応した複数人グループを作ってきましたし、アイドルという物語の「終わり」も見据えてプロデュースしてきたのでしょう。
おそらくリズノワも。
二人というのはVENUSプログラム下での理論値。その中で「終わり」も見えてしまっていた。
それに抗うように。
ソロのアイドルが、終わりのない物語を紡ぐ様を見てみたい。
そう思い、バンプロを退社し、リズノワを捨てたのかもしれません。
恐らくは、VENUSプログラムを最も近距離で見てきた三枝だからこそ――
※参考文献
西兼志. アイドル/メディア論講義. 東京大学出版会. 2017年
0 件のコメント:
コメントを投稿